こんにちは、ツバサです。
【悪女は砂時計をひっくり返す】を紹介させていただきます。
今回は78話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

売春婦だった母が伯爵と結婚し貴族の一員となり生活が一変した「アリア」。
妹の「ミエール」によって母が殺され…自分も殺されかけたが、死の直前に砂時計のおかげで過去へと戻ることができた・・・!
「アリア」は妹を超える悪女になって「ミエール」に復讐することを決意したがーー!
アリア:物語の主人公。前世では悪女として処刑される。
ミエール:アリアの義妹。裏で暗躍し、アリアを処刑に追い込んだ。
ジェシー:アリアの専属メイド。
ロースチェント伯爵:アリアの養父。
ロースチェント伯爵夫人:アリアの実母。
カイン:アリアの義兄。
サラ:アリアの家庭教師。前世では公爵夫人となった。
プレデリック・オスカー:公爵家の長男。ミエールの婚約者。
アース:謎の男。アリアに興味を抱いている。
エマ:ミエールの専属メイド。

78話 ネタバレ

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 主人の鞍替え
アリアがメイドたちに譲った贈り物は、すべての⼥性が望むものでした。
化粧品、⾹⽔、豪華なポーチ。
「お嬢様、質問が・・・。いったい何故こんなにたくさんの貴重なものを購入されたのですか?」
好奇⼼旺盛なメイドが尋ねると、アニーがアリアの代わりに答えます。
「お嬢様が購入されたと思いますか?これらは全て、お嬢様への贈り物です」
「なるほど・・・!」
アリアは満⾜のいく笑顔でアニーを⾒ます。
メイドたちは⽬を輝かせてお茶を楽しんでいるアリアを眺めます。
かつては庶民だった彼女が、今では美しい外見とす素晴らしい性格で、帝国の男性達を虜にしているのです。
そして・・・。
1年前で地味だったアニーがエレガントな女性に変身した。
ミエールを裏切った彼女を誰もが非難しましたが、今では貴族と同じくらいの生活を過ごしている彼女は勝者でした。
そして今、彼⼥は本当に貴族に昇格するかもしれません。
アニーがボブーン男爵と会っているという噂を、彼女たちは知っていた。
エマを失ったショックで部屋から出てこないミエールのおかげで、彼女たちは気づいてしまった。
彼女たちは皆、アニーのようになりたかったのだと。
「そういえば、ミエールお嬢様が今朝、庭を散歩されました。その間に私たちは部屋を掃除する事が出来たのです」
「そうですね。お嬢様はまだ話す事は出来ませんでしたが、少し落ち着いていました。恐らく、手紙が届いたからだと」
「手紙?」
「はい。イシース公女からの手紙です」
メイドたちは気づく。
アニーが豊かな生活を築いたのは、かつての主人であるミエールを売ったからだと。
「本当に?それは良かったわ」
アリアは大喜びした。
(オスカーの話題はないのね・・・)
オスカーを魅了すれば、ミエールは更に落ちていくでしょう。
けれど、その作戦は無駄に終わった。
そして、何故かアースの顔が思い浮かぶ。
彼がカインから自分を引き離してくれた時、アリアは悪い気分ではなかった。
いいえ、むしろ・・・、少し喜びを感じた。
アリアはミエールの情報を提供したメイドたちに、小さな贈り物を渡した。
「今後もお願いね。ミエールが心配ですが、私にはまだ心を開いてくれないので」
「はい!お嬢様!」
彼女たちはそれから毎日のように、アリアの部屋を訪れた。
- 調査
「待て」
「・・・え?」
カインはアニーを呼び止めた。
彼女はビジネスマンからの手紙を持ってアリアの部屋に向かう途中でした。
「それは何だ?」
「え・・・?」
それほど驚くべき質問ではありませんでしたが、カインはアニーの過剰な反応に眉をひそめました。
「ピノヌアと言う相手からなのか?」
アニーは思いがけない名前に、きょとんとなる。
アニーの表情を読んだカインは、少し安⼼してもう⼀度尋ねた。
「他の誰かなのか?」
「それは・・・、お嬢様の個⼈的な手紙ですので・・・」
しばらく考えていたカインは、アニーに「行っていい」と言います。
質問が終わったと思い、アニーは離れようとしますが。
「そういえば」
驚いたアニーは⾶び上がって表情を固くし、カインはピノヌアについてもう⼀度尋ねました。
「ピノヌアはどのくらいの頻度でアリアと会っている?」
「・・・ピノヌアさんですか?お嬢様が彼に会ったことはないと思いますが・・・」
彼⼥がそう答えると、カインはアニーを解放し、彼⼥はアリアの部屋に急いだ。
- 告げ口
「えっと、カイン様が奇妙な事を尋ねてきました」
「・・・何を?」
「ピノヌアと言う人についてです。彼がお嬢様と頻繁に会っているかどうか、それと、私が持ってきた手紙が彼からの手紙かどうかを尋ねられました」
アリアは彼⼥の答えに眉をひそめた。
(どうしようかしら?)
カインにアースの正体を明かすことは出来ません。
貴族党を崩壊させようとしているのは彼だからです。
いつものように手紙の差出人を確認すると、最後の手紙はピノヌア・ルイからでした。
[もうすぐ準備ができると思います。私の気持ちに答えてくれますか?]
手紙を読んだ後、アリアの⽬は震えた。
(彼は私を側に置きたいと言っていた。あれは本当なの?)
アースを利用すれば、ミエールとイシース公女にも対処出来る。
けれど、アリアはオスカーのようにアースを利用する事を不快に感じた。
その不思議な感情は、カインの発言で台無しにされました。
「ピノヌア家はアリアに相応しくない」
食事の席でのカインの発言に、伯爵と伯爵夫人が驚く。
何故ピノヌア家の名前が突然現れたのか、そう尋ねると。
「アリアが会っている男性だからです」
カインはピノヌア子爵について調査したらしく、いくつかの理由を挙げて「アリアは彼と会うべきではない」と言った。
「アリア。あなたは本当にピノヌア子爵と会っているの?」
伯爵夫人は困惑しながら尋ねました。
伯爵も険しい表情でアリアを見つめます。
ミエールのメイドたちもアリアの支配下になりました。
今まで以上に、ミエールの行動を調査することが出来るでしょう。
カインが少しずつストーカー化しています汗。
本人に聞いても教えてくれないと判断して、使用人たちから聞き出しているのですね。
挙句には伯爵に告げ口するし、そんな事をしたらアリアは益々嫌いになるでしょう。
ロースチェント家ともそろそろお別れでしょうか?



