こんにちは、ツバサです。
【悪女は砂時計をひっくり返す】を紹介させていただきます。
今回は22話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

売春婦だった母が伯爵と結婚し貴族の一員となり生活が一変した「アリア」。
妹の「ミエール」によって母が殺され…自分も殺されかけたが、死の直前に砂時計のおかげで過去へと戻ることができた・・・!
「アリア」は妹を超える悪女になって「ミエール」に復讐することを決意したがーー!
アリア:物語の主人公。前世では悪女として処刑される。
ミエール:アリアの義妹。裏で暗躍し、アリアを処刑に追い込んだ。
ジェシー:アリアの専属メイド。
ロースチェント伯爵:アリアの養父。
ロースチェント伯爵夫人:アリアの実母。
カイン:アリアの義兄。
サラ:アリアの家庭教師。前世では公爵夫人となった。
プレデリック・オスカー:公爵家の長男。ミエールの婚約者。
アース:謎の男。アリアに興味を抱いている。
エマ:ミエールの専属メイド。

22話
ジェシーはアリアから貰った、美しい光沢のあるブローチを⾒下ろしていた。
ジェシーはしばらく、ボーッとしていた。
アリアはジェシーにその状態から解き放つよう呼びかけました。
「ジェシー、宝⽯店に⾏ってください」
「宝⽯店?」
「はい、時計の注⽂を考えています」
彼⼥は以前に考えていた5分計れるストップウォッチを注⽂する予定でした。
「ボタンを押すと5分間作動する時計が欲しいとオーナーに伝えてください」
「はい、かしこまりました」
ジェシーは、急いで宝石店に⾏きました。
アリアが物思いにふけっている間に時間が経ち、突然、窓の外で⾺⾞の⾳を聞くことができました。
アリアは窓を開けて⼿を振り、サラを迎えました。
サラが出かけている為、給仕がいませんでした。
アリアはホールの周りにいるメイド全員に⽬を通しました。
アリアは、この機会に⾃分の味方になるメイドを選ぶ⽅が良いと考えました。
「そばかすのあるメイドは何処ですか?」
アリアの最初の標的は彼女だった。
彼⼥は物事への強い欲求を持っているように⾒えたメイドでした。
彼⼥は主⼈が受け取った贈り物さえも嫉妬していたので、アリアは彼⼥を簡単に奴隷にすることができると思いました。
しかし、アリアは何度も廊下を⾒回していましたが、残念ながらメイドはそこにいませんでした。
アリアは、少し周りを⾒回した後、ミエールのメイドを指差しました。
「私の唯⼀のメイドが出かけているので、お茶を頂けますか?」
「・・・はい、かしこまりました・・・」
メイドはとても固い表情で答えました。
彼⼥がどれほどアリアを嫌っていたとしても、メイドは主⼈の命令を拒否できませんでした。
彼⼥はただ黙って、⾔われた通りにやらなければならなかった。
メイドがお茶と軽⾷を持ってきました。
「お茶はいい匂いがします。どんなお茶?」
「ラベンダーティーです」
「本当に?ジェシーが私のために作ったラベンダーティーとは少し違います。忙しくないのなら、ジェシーが帰ってくるまで待機してもらえるかしら?」
ミエールのメイドはとても悲しい顔で話しました。
「今、ミエールお嬢様が私に頼まれた用事の真っ只中にいるので、別のメイドを送ってもいいですか?」
「良いわよ。けれど、いくつか質問があります」
「はい、なんなりと」
「ミエールのメイドの中で顔にそばかすが多いメイドを知ってる?」
「はい、存じております」
「彼⼥の名前は?」
「彼⼥の名前はアニーです」
「彼⼥は何歳ですか?」
「彼⼥は15歳です」
「彼⼥はいつ屋敷に来たのですか?」
「私が知る限り、5年になります」
「彼⼥はミエールのメイドの中で最年少ですか?」
「はい、アニーは邸宅で⼀番若いメイドです」
それから、メイドはすぐにアリアに別れを告げ、部屋を出ました。
アリアは砂時計をひっくり返します。
すると、出かけたばかりのメイドが部屋のドアの前に現れ、両⼿で丁寧に⽴っていました。
アリアはそっと微笑んだ。
「あなたは忙しいですか」
「・・・はい」
「それなら、ここを離れても大丈夫です。申し訳ありませんが、代わりにメイドを送っていただけませんか」
アリアは邸宅で最年少のメイドを喜んで連れて⾏きます。
「そばかすのあるメイドのアニーを連れてきて」





