こんにちは、ツバサです。
【悪女は砂時計をひっくり返す】を紹介させていただきます。
今回は198話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

売春婦だった母が伯爵と結婚し貴族の一員となり生活が一変した「アリア」。
妹の「ミエール」によって母が殺され…自分も殺されかけたが、死の直前に砂時計のおかげで過去へと戻ることができた・・・!
「アリア」は妹を超える悪女になって「ミエール」に復讐することを決意したがーー!
アリア:物語の主人公。前世では悪女として処刑される。
ミエール:アリアの義妹。裏で暗躍し、アリアを処刑に追い込んだ。
ジェシー:アリアの専属メイド。
ロースチェント伯爵:アリアの養父。
ロースチェント伯爵夫人:アリアの実母。
カイン:アリアの義兄。
サラ:アリアの家庭教師。前世では公爵夫人となった。
プレデリック・オスカー:公爵家の長男。ミエールの婚約者。
アース:謎の男。アリアに興味を抱いている。
エマ:ミエールの専属メイド。

198話 ネタバレ

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 多忙な日々
誕⽣⽇の後、アリアは成人になり、忙しい渦中でビジネスを続けていた。
過去のように⾃分の利益のためだけに動くことができなかったから。
今、彼⼥は貴族派の空席を埋めながら帝国の柱となった⾃分の軍隊を管理し、⺟親のカリンが帝国を去ったために邸宅と財産を管理しなければならなかった。
さらに、彼⼥はアカデミーと密接な関係を持っていたため、時々⽣徒の成績について説明を受け、優秀な生徒を特定し、資⾦投資をしたり、より良い環境を提供したりする必要があったのだ。
これだけでも忙しい⼀⽇にもかかわらず、それら全てを組み合わせるよりも重要な何か。
それは結婚式の準備。
⾸都全体に花を咲かせて⼤規模なプロポーズをしたアースのおかげで、二人の結婚は帝国以外の国々からも⼤きな注⽬を集めたのだ。
そのため、誰もが羨ましがり、賞賛する結婚式の準備をしなければならず、アリアはさらに忙しくなる。
もちろん、儀式の準備は皇国が担当するが、ドレスの選び⽅や儀式の順番や礼儀作法の勉強など、アリアの多⼤な努⼒も必要だった。
「お嬢様!注文したドレスが届きました!」
ドアの真正⾯にはアニーがいて、彼女は⽬を輝かせて顔を⾚らめている。
⾃分よりも興奮していたので、少し微笑んでアニーに尋ねた。
「彼らはどこに?」
「ロビーにいます!彼らは約100着のドレスを持ってきたと思います!20⼈以上の使⽤⼈が準備をしていましたが、ドレスが眩しくて⾔葉が出ませんでした!」
100着?
選んだデザインは約20着のはず。
注⽂したデザイン以外のドレスも持ってくると思っていたが、100着も持ってくるとは思っていなかった。
「試着するのが待ちきれません!お嬢様はどれくらい美しくなるのでしょうか?絶対に帝国の歴史に残るほど美しいと思います。このようなガウンを着ていても、眩いばかりなのですから!」
アニーは、カラフルでエレガントなドレスを着たアリアを想像するかのように、興奮して独り⾔を呟く。
彼⼥は、帝国中の男性がアリアに恋をするという⾃然な⾔葉を付け加えた。
そのような騒々しいお喋りを聞きながら到着したロビーでは、アニーが⾔ったように、100近くのドレスがアリアの選択を待っていて、彼らの美しいデザインを誇⽰している。
量が多すぎて準備を急いでいたデザイナーと、同⾏した使⽤⼈がアリアを⾒つけて急いで礼儀を尽くす。
アリアは頭を深く曲げた後、デザイナーの困った表情を⾒る。
皇太⼦妃になるアリアだったので、彼⼥は緊張しているようだ。
「申し訳ありませんが、準備ができていません」
訪問者をロビーに案内したジェシーは、アリアに代わって気軽に話しかけた。
「お嬢様、早かったですね。100着以上のドレスを準備するのは時間がかかると思いますので、お茶を飲みながらお待ちになりますか?」
彼女の気軽な対応は、アリアが普通の貴族とは異なり、そのような些細なことに腹を⽴てないことを知っていたから。
「いいえ、詳細に準備する必要はありません。彼らも忙しいのですから、お茶を待っている間にドレスを着てみるべきだと思います」
アリアの声はとても柔らかく、頭を下げていた使⽤⼈たちは⽬を上げて彼女の表情を確認し、彼⼥の優しい表情を見て安堵のため息をついく。
「なぜこんなにたくさんのドレスを持ってきたのか分かりません・・・」
デザイナーはその理由について説明した。
「こ、皇太⼦殿下が命じたのです。殿下は私に、ピアスト夫人が満⾜できるように、できるだけ多くのドレスを用意するように頼みました」
「アースさんが?」
アリアは⽬を⼤きく開いて尋ねる。
(彼は私と同じくらい忙しい⽇々を過ごしているはずなのに、このような些細な事柄に注意を払っているなんて)
ドレスやアクセサリーはアースの関与の⼀部ではない。
それは通常、⼥性の問題の⼀部だった。
さらに、⼥性の服に興味を持った男性はほとんどいない。
「はい。殿下はまた、ピアスト夫人の美しさに合うドレスを準備するように⾔いました」
「・・・」
アースはしばしばこのようにアリアを無⾔にさせる。
『アリアお嬢様、あなたは遠くに住むことにとても専念していますが、⼀緒に住んではどうですか?』
差し迫った未来を想像するかのように、アリアの⽬は少し震え始めた。
「それと、殿下が⾃分でデザインしたドレスがあります」
「・・・⾃分でデザインした?」
「はい!ご覧になりませんか?」
そう⾔ったデザイナーは、使⽤⼈に⼀番前にあるドレスを持ってくるように指示する。
「殿下は、規則的な⽩いドレスを注⽂しました。ピアスト夫人は⾒た⽬が優れていますので、それに合わせて素晴らしい装飾スーツを⽤意する必要があると」
デザイナーが説明したように、それは真っ⽩なドレスだったが、5⾊に輝く神秘的な真珠、鮮やかに反射するダイヤモンド、職⼈が触れたに違いないレースとの調和の究極としか⾔いようがなかった。
(唯⼀の結婚式のために、誰がこんなにカラフルなドレスを着るのだろうか?)
主⼈公が花嫁ではなくドレスに変⾝することは明らかでしょう。
それは女性の存在感を消してしまうカラフルなドレス。
しかし、アリアは違う。
「試着されませんか?」
「ええ」
ここからはアリアの結婚までの物語でしょうか?
お互いに多忙な中、結婚式の準備は無事に終わるのでしょうか?
そして、アースが自分でデザインしたドレス。
それ以外を選ぶことは出来ないのでは?(汗)




