こんにちは、ツバサです。
【悪女は砂時計をひっくり返す】を紹介させていただきます。
今回は136話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

売春婦だった母が伯爵と結婚し貴族の一員となり生活が一変した「アリア」。
妹の「ミエール」によって母が殺され…自分も殺されかけたが、死の直前に砂時計のおかげで過去へと戻ることができた・・・!
「アリア」は妹を超える悪女になって「ミエール」に復讐することを決意したがーー!
アリア:物語の主人公。前世では悪女として処刑される。
ミエール:アリアの義妹。裏で暗躍し、アリアを処刑に追い込んだ。
ジェシー:アリアの専属メイド。
ロースチェント伯爵:アリアの養父。
ロースチェント伯爵夫人:アリアの実母。
カイン:アリアの義兄。
サラ:アリアの家庭教師。前世では公爵夫人となった。
プレデリック・オスカー:公爵家の長男。ミエールの婚約者。
アース:謎の男。アリアに興味を抱いている。
エマ:ミエールの専属メイド。

136話 ネタバレ

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- アースの贈り物
自分を賞賛する彼らの姿を見て、内心は冷えていた。
(反論することなく、この過酷な世界で生きていけると?誰もが嫉妬し、他人を殺そうとする世界で・・・)
賞賛と尊敬の波の中で勝利の瞬間を楽しんだアリアに、ある女性が話しかけた。
「・・・ああ、神様。私はアリア夫⼈の中にこのような側⾯を持っていることを知りませんでした」
「サラ夫人・・・?」
アリアの誕⽣⽇を祝うために早朝に現れたサラ。
彼⼥は⻑い間庭にいて、彼⼥の頬は寒さで赤くなっている。
サラはアリアと貴族が最初から最後まで戦うのを⾒ていた。
「拳を握りしめたまま、いつ介⼊すればいいか分からず、タイミングを見計らっていました」
彼女は、アリアが毒を吐いたことに失望したのではなく、成長した子供を見ているかのように、アリアの手をしっかりと握りしめた。
「あなたは本当に大人になりつつあるのですね」
「・・・私はまだ17歳ですよ、サラ」
アリアの柔らかな声は、彼女を⼤⼈から⼦供へと再び変えた。
実際、アリアの精神年齢は約30歳だが、どういうわけかサラの前では⼦供のように振る舞いたかったのです。
「ええ、あなたはまだ⼩さな⼦供です。素晴らしく育った可愛い⼦。あなたが来年に成人を迎えた後、対応を変えなければいけないでしょうか?」
「私はサラより若いので、⼀⽣変わらなくて⼤丈夫だと思います」
「はい、私もそうしたいです」
サラを素敵な⽬で⾒たアリアは、しばらくするとビンセント侯爵が彼⼥のそばに⽴っているのに気づく。
彼は、サラとアリアを優しげな表情で見守っていた。
彼らは、何度もアリアを助けてきてくれた人たち。
二人とのつながりは、アリアの中で2番目に大事なもの。
「これは⼩さくて謙虚な贈り物です。あなたの冬が暖かくなることを願って」
サラの贈り物は、冬を暖かくしてくれる⼿袋。
些細な贈り物だと思う⽅もいるかもしれないが、手作りの美しい手袋は、お金には変えられない品物。
手袋にはロースチェント伯爵を象徴するユリではなく、チューリップが刺繍されていた。
傷のない⼼に感動の涙が流れ落ちる。
「・・・ありがとう、私にはサラしかいないわ」
「私は感謝しています、アリア。あなたがいなければ、私は私の夢を実現させることは決してなかったでしょう。授業に⾏く⽇がいつも待ち遠しいです」
彼女の喜びの表情に嘘はなかった。
いいえ、サラはいつもそう。
彼女の誠実さが、アリアの罪深い心を揺るがす。
「この後、あなたの結婚式ですね、サラ夫人」
「ええ、私は⼀⽣懸命準備しています。アリアがその場所を輝かせてくれることを願っていますね」
サラの結婚式は来年に開催され、彼女はアリアが望んでいた侯爵に。
公爵家が滅びるのは時間の問題であり、彼⼥は帝国で最⾼の貴婦⼈になるでしょう。
最高の貴婦人の親友。
その肩書きは、平民出身であるアリアの地位を固めるはず。
もちろん、アリアは既に力を持っているが、これまでも安全だったのは、彼女がサラを頼りにしていたからでしょう。
サラと⼀緒に屋敷に⼊ったアリアは、アースを待ちながら、さまざまな贈り物を持って訪れた貴族や平民に挨拶する。
彼に話すことがあったせいか、待ち遠しく感じるアリア。
「お嬢様、皇太子殿下はお忙しいのでしょうか?」
アニーが何を考えているのか分からないという表情で尋ねる。
昼食が過ぎても現れないアースの不在に疑問を抱き、イライラしているようにも見えた。
「・・・アニー、お嬢様に新しい飲み物を持ってきて」
ジェシーが雰囲気を把握し、アニーにそう促した。
自分の失言に気づいたアニーは、急いでその場を立ち去る。
皇太⼦が現れなかった理由に、メイドだけでなく来場者も疑っていた。
(アースに真実を話していないから、彼は怒っているのかな?)
そう心配していたとき、アースは当然のように屋敷に到着した。
これまでの全ての疑惑を打ち消すのに十分な4台の高級馬車を連れて。
「・・・何てこと」
テラスの向こうから窓の外を眺める。
魅力的な馬車の外観はアリアの目を魅了した。
外に出ると、⾺⾞から出てきたアースが笑顔を浮かべる。
「アリアお嬢様に何を渡そうかと考えていたら、こんなに遅くになってしまいました。私の愚かさを許していただけることを願っています」
同時に、馬車の荷物が降ろされ始める。
希少で素晴らしい贈り物の数々に、人々は圧倒されて、言葉を失っていた。
「アースさん・・・」
アースが言ったように、彼は恋人の誕生日に遅れた。
しかし、彼はこのような素晴らしいイベントを準備してくれたのです。
そんな彼をどうして責めることが出来るのでしょうか?
突然の冷たい⾵で頬が少し温まったアリアは、ドレスの裾を取り、アースに礼儀正しく応えた。
庭でみんなの注⽬を集めていたアースは、アリアと腕を組んで1階ホールの真ん中の場所に移動し、来場者の視線を集める。
まるで自分の恋人だと見せびらかすように、アースは気持ちの良い笑顔を浮かべていた。
「あなたは私に怒っていると思いました」
状況に似合わないアリアの発言に、アースは困惑の表情を浮かべる。
「・・・私がですか?」
「はい」
「どうしてそう思ったの?」
アースは真剣に尋ねる。
彼は⾃分が間違いを犯したのではないかと⼼配しているようで、アリアは少し躊躇った後に答える。
「それは・・・、私はあなたに話していないことがあるからです」
「・・・」
それが何を意味するのか理解したアースは、何も尋ねたり答えたりせずにアリアを見つめる。
そして、ここは真⾯⽬な会話にはふさわしくない場所だと気づき、彼女に場所を変えるように提案する。
「ここで話すのに適切な話題ではないと思います」
「・・・私の部屋に行きませんか?」
パーティーの主⼈公が突然会場を去り、何⼈かの⼈々が目で彼らを追いかけたが、二人はすでに帝国を越えて他の国々に知られているカップルだったので、誰もそれを奇妙だとは思わなかった。
「軽⾷を持ってきました、お嬢様」
「ありがとう、ジェシー」
ついてきたジェシーは、軽⾷を準備した後、アリアの部屋を出る。
「遅れたから、私が怒っていたと思っていますか?それは誤解ですので。アリアお嬢様が何かを隠していたとしても、私は怒りません」
これから話すことに緊張していたアリアは、恥ずかしそうに答える。
「・・・それなら嬉しいのですが」
雰囲気が少し和らぎ、お茶を⼀⼝飲んでから口を開いた。
「実は・・・、ご存知のように、私にはまだ話していないことがあります」
「あなたが何を⾔っても、私はあなたに腹を⽴てないので、教えてください」
アースは⼿を差し伸べてアリアの⼿を握る。
緊張で冷たくなった彼⼥の⼿は、アースの⼿の温もりでゆっくりと溶け始めた。
彼の答えと思いやりの温かさで、アリアは⻑い間隠していた秘密を明らかにし始める。
「理由はわかりませんが、アースさんと同じように奇妙な能⼒を持っています」
そう言って砂時計の箱を見る。
砂時計は彼⼥の能⼒の源だから。
アリアの一番大事なものはアースなのでしょうか?
そして、相変わらず派手なアースの登場(笑)
ついに告白したアリアですが、アースはどんな反応をするのでしょうか?




