こんにちは、ツバサです。
【悪女は砂時計をひっくり返す】を紹介させていただきます。
今回は128話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

売春婦だった母が伯爵と結婚し貴族の一員となり生活が一変した「アリア」。
妹の「ミエール」によって母が殺され…自分も殺されかけたが、死の直前に砂時計のおかげで過去へと戻ることができた・・・!
「アリア」は妹を超える悪女になって「ミエール」に復讐することを決意したがーー!
アリア:物語の主人公。前世では悪女として処刑される。
ミエール:アリアの義妹。裏で暗躍し、アリアを処刑に追い込んだ。
ジェシー:アリアの専属メイド。
ロースチェント伯爵:アリアの養父。
ロースチェント伯爵夫人:アリアの実母。
カイン:アリアの義兄。
サラ:アリアの家庭教師。前世では公爵夫人となった。
プレデリック・オスカー:公爵家の長男。ミエールの婚約者。
アース:謎の男。アリアに興味を抱いている。
エマ:ミエールの専属メイド。

128話 ネタバレ

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 兵士たちの欲求
貴族たちが自分の不満を伝えることが出来るだろうか?
彼はクロア王国から送られた偉大な兵士たち。
戦いの日まで彼らのモチベーションを維持して、この崇高な作戦を成功させなければいけない。
そのため、誰もが全ての要求に耐え続けた。
アリアは可能であれば、兵士たちが邸宅の使用人に迷惑をかけて、全ての恨みがカインとミエールに向けられることを望んでいた。
そう考えた彼女は、数日間大人しかった兵士たちのところに向かう。
「皆さんの居心地が悪く見えるので、私は心苦しいです」
「ア、アリア夫人・・・?」
アリアの突然の登場に、彼らは驚いて無意識に姿勢を正した。
彼女は皇太子の恋人。
そして、噂の投資家A。
彼らはロースチェント伯爵家で暴れないように指示されているわけではない。
しかし、高貴なアリア夫人の前でそのような行為はできなかった。
そう考えている彼らの意図を理解し、周りに誰もいないことを確認した後、アリアは口を開く。
「あなた方が苦しそうなので、私も苦しくなります」
兵士たちは彼女の言葉に困惑する。
「一度、全てを解放しませんか?」
アリアは続けて次のように語る。
「私のお兄様はとても寛大ですから」
「ええと・・・」
「もちろん、この邸宅の所有者は私と私の⺟ではないので、私は責任を負いません。成人を迎えたらこの家を出ますから。そもそもあなた方を呼んだのはお兄様なので、私の事は気にしないでください」
アリアの言葉が意味すること。
それは全ての責任はカインに向けられるということ。
「別の邸宅にいる兵⼠たちは毎晩宴会を楽しんでいると聞きました。あなた方はどうですか?ロースチェント伯爵の邸宅は、いつでも宴会を開くのに⼗分なお酒と⾷べ物を備えています」
アリアはそっと微笑んでお勧めする。
どちらかというと、それは命令に近かった。
彼⼥の美しい笑顔に魅了された兵⼠たちは、⽬を覚まし、これまで耐えてきた要求を始めた。
彼らは我慢し続けていたのでしょう!
アリアの許可が下りたので、彼らを遮るものは何もなかった。
彼らはどの邸宅の兵⼠よりも要求し、迷惑な要求をし始める。
「もっと⾷べ物を!⾁!⾁を!」
「この飲み物はどこ産だ!美味しくない!最⾼級のものを持ってきてください!」
彼らの⽬的は貴族の富を荒廃させることだったので、兵⼠たちは最も⾼価な⾷べ物、⾐類、⽑布を要求した。
彼らはクロア国から送られた兵⼠だったので、カインは何も言えず苦しんだ。
伯爵が元気だったら、彼は反論していたかもしれない。
しかし、アカデミーを卒業したばかりのカインは、彼らのような兵士を打ち負かす知識を持っていなかった。
- 使用人たちの嘆き
何の行動も示さないまま時間は過ぎていき、使用人たちの嘆きが起きた。
毎日のように悲しい叫びが生み出される。
「はぁ・・・。毎回新しい食材を手に入れるのはとても難しいです・・・。それに、彼らは食事量はとても多い」
「彼らはカイン様の知人と聞いていますが、本当なのでしょうか?とても貴族のようには見えません。話し方も違和感がありますし、方言が混ざっていませんか?」
「確かに。少し荒っぽい言葉に聞こえます。3人か4人が同じ部屋を使うのは妙ではありませんか?それに、床で寝る人もいます」
「さらに、彼らは毎回厚くて柔らかい綺麗な⽑布を要求するので、毎⽇洗濯をしなければいけません」
「私も⼿が腫れました!手が凍って、拳を握り締めることも出来ません・・・」
使用人たちの手が腫れていると言ったとき、アリアは眉間に皺を寄せた。
冬が近づき、寒い日が続く中、彼女たちは夜明けからお昼頃まで洗濯をし続けているようだ。
沢山の洗い物があるので、それは避けられないのでしょう。
「本当にごめんなさい・・・。そんなに手が腫れるまで洗ってくれて」
心を込めたアリアの短い言葉に、使用人たちの目が赤くなる。
彼女たちのやさぐれた心は、アリアの悲しげな声によって慰められた。
その上、彼女たちに苦難をもたらしたのはアリアではなくカイン。
彼女たちが感動しないはずがありません。
アリアは、泣きそうな使用人たちに解決策を提案した。
「洗濯をするのに⼒を⼊れる必要はありません。彼らが⽑布を要求するたびに新しいものを購⼊してください。」
「え・・・?それは嬉しいお言葉ですが、数が多すぎます・・・。どれくらいの期間滞在するか分からないので、間違いなく⾼額になりますが」
カインが伯爵の事業を適切に管理しておらず、伯爵家が破産するという恐ろしい噂があっ
たので、使用人たちは可能な限り節約する必要がありました。
安い毛布なら⼤丈夫ですが、⾼品質の毛布を買わなければならず、兵⼠たちの数も多い。
大量の資金が必要であることは明らかだった。
⾷費だけでなく、⾐服や娯楽も⼤きな出費であり、伯爵家の富は⼤きな打撃を受けた。
それはアースが望んでいたことでもあり、アリアも望んでいたことだったので、彼女は使用人の冷たい手をそっと握る。
「皆さんの心と体の方が大事です。帝国で最も裕福なロースチェント伯爵家は、こんな些細なお金で揺れるわけがありません。心配しないでください、ただの噂なのですから」
「ああ、お嬢様・・・!」
「お嬢様はなんて優しいのでしょうか?」
「たくさんの食料を買って保管しておきましょう。その方が良いと思います。一度にたくさん注文して、追加料金を支払ってでも邸宅に届けるように頼んでください」
「で、ですが・・・。本当にそんな事をしても・・・?」
「もちろんです。何かあったら責任は取りますから」
(カインが)
アリアは優しい笑顔を⾒せた。
「量が⾜りない場合は、このお店に連絡してください。そのお店はいつもたくさんの新鮮なものを準備しているようですから」
アリアは事前に⽤意しておいた住所を渡した。
それは彼女のビジネスの一つ。
高品質の食材を売りにしているので、値段も高額だった。
彼らが伯爵家の資⾦で⾷料品を購⼊すれば、これからの利益は分配され、アリアに返還されるでしょう。
この事実を知らなかった彼らは、アリアの多⼤な配慮に深く感銘を受け、再び彼⼥への忠誠を誓った。
- 調査するピアスト侯爵
帝国に到着した後、ピアスト侯爵は息⼦が憧れていた⼥性を⾒つけるために、多くの売春宿を訪れていた。
別名と思われる名前とおおよその外⾒を持つ女性を⾒つけるのは簡単ではない。
彼⼥が庶⺠だったら簡単に見つかっただろうが、彼⼥は売春婦だったので、彼⼥の⾜跡を辿るのは難しかった。
最後の売春宿を出る⾺⾞の中で、ピアスト侯爵は帝国に向かったときに聞いた予想外の⾔葉を思い出す。
その⾔葉はビカから聞いた言葉だった。
『皇太子があなたに会いたかったそうです。前回クロアを訪れたとき、確認したいことがあったので、何度かあなたの邸宅を訪ねたそうですね』
以前に自分に面会を求めていた男性を思い出す。
彼は自分自身を帝国の皇太子と呼んでいたが、結局、ピアスト侯爵は面会を拒んだ。
そういえば、皇太⼦が恋⼈のロースチェント・アリアと⼀緒にクロアを訪れた時があった事を思い出す。
アリア夫人の悪魔の囁き!
全ての負債がカインに渡りますね。
ピアスト侯爵の目的は、やはりロースチェント伯爵夫人のようです。
アースがクロアで用事があったのは、ピアスト侯爵と面会したかったからなのですね。




