こんにちは、ツバサです。
【悪女は砂時計をひっくり返す】を紹介させていただきます。
今回は114話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

売春婦だった母が伯爵と結婚し貴族の一員となり生活が一変した「アリア」。
妹の「ミエール」によって母が殺され…自分も殺されかけたが、死の直前に砂時計のおかげで過去へと戻ることができた・・・!
「アリア」は妹を超える悪女になって「ミエール」に復讐することを決意したがーー!
アリア:物語の主人公。前世では悪女として処刑される。
ミエール:アリアの義妹。裏で暗躍し、アリアを処刑に追い込んだ。
ジェシー:アリアの専属メイド。
ロースチェント伯爵:アリアの養父。
ロースチェント伯爵夫人:アリアの実母。
カイン:アリアの義兄。
サラ:アリアの家庭教師。前世では公爵夫人となった。
プレデリック・オスカー:公爵家の長男。ミエールの婚約者。
アース:謎の男。アリアに興味を抱いている。
エマ:ミエールの専属メイド。

114話 ネタバレ

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 同伴する皇太子
倒れたミエールは屋敷に戻らなかった。
おそらく彼女は病院で休んでいるのだろう。
彼女はアリアがいる邸宅に戻る勇気がなかったのかもしれない。
当然カインも戻ってこなかったので、アリアはリラックスして邸宅で過ごすことができた。
「・・・アースさん?どうやってここに?」
庭園でお茶を味わっているアース。
彼は優しい笑顔で彼女の質問に答える。
「もちろん、あなたに会いにきたからですよ」
隣のメイドは青白い顔で震えているようだ。
(皇太子がそんな理由で来ても大丈夫なの?)
事前に連絡もなく現れたアースに、使用人とメイドは大慌てだったそうだ。
「仕事は大丈夫なのですか?」
「緊急の要件はありませんので」
アースは席を立ち上がり、アリアに手を差し伸べる。
彼のリラックスした姿を見て笑顔が自然と浮かぶ。
アリアは有罪と下されるために法廷に行くわけではない。
一晩中心配していた使用人とメイドは、彼女が微笑んでいる様子を見て少しだけ安心することができた。
「行きましょうか?」
アースの提案に、アリアはうなずく。
- 可愛らしいアピール
故意に準備されたように思われる皇室の馬車で法廷に向かう。
警備兵は少し離れた場所から追いかけていた。
通り過ぎる全ての道で、アリアは多くの人々を見ました。
(わざと見せびらかしている訳ではないわよね・・・?)
前回、伯爵邸を訪れた時もそうだが、彼は変なところでアピールしようとしている。
アリアは目を細めて彼を見つめる。
「どうかしましたか?」
「いいえ、ただ・・・」
アースの全てが可愛く見える。
彼の整った顔、自分の手を握る彼の手、そして彼の好奇心旺盛な目。
その上、彼はアリアとの関係を誇示しようとしている。
その全てに、彼女は心を打たれた。
「アリアお嬢様・・・?体調が優れないのですか?」
心配そうな表情を浮かべるアースに、アリアは少し微笑んでうなずいた。
「そうかもしれません。アースさんと話していると、心が変になりそうです」
「それは一体・・・?」
アースは馬車を止めようとしたが、すぐに言葉の意味を理解できた。
「・・・!」
彼は目を大きく開き、口を手のひらで覆う。
一瞬でアースの耳が赤くなったにもかかわらず、彼の視線はまだアリアに向けられていた。
⻑い間何も⾔わずに彼女を⾒た後、深いため息をつき、彼は⾸を横に振る。
「・・・あなたはいつも、思いもよらないところで私を困惑させますね」
「からかうつもりはありませんよ」
アースを見るたびに、彼女は心の隙間が埋まるような感覚に陥った。
自分が計算して話していることを彼は知らないだろう。
いつも自分の言葉に反応してくれるアースの姿をもっと見たいと考えるようになる。
- 判決
そんな彼の表情を見て笑っている間に、馬車は法廷に到着した。
法廷の前には噂を聞いて訪れた人たち。
その中には、アリアが投資したビジネスマンと彼らの妻も。
「アリア夫人・・・!」
「忙しいのに、来てくださりありがとうございます」
彼らが心配しないように笑顔を浮かべたアリアは、アースの護衛の下で法廷に入った。
「・・・彼女が先に到着しているとは驚きですね」
カインとミエールは、既に席に座っていた。
彼らの後ろにいた女性たちは誰もいない。
「警備兵が彼⼥を促したのでしょう」
「なるほど・・・」
肩を落としているカインは、皇太⼦と⼀緒にやってきたアリアの姿に眉をひそめた。
ミエールも同様の表情を浮かべています。
その光景に機嫌が悪くなったのか、アースも一時停止した。
そのまま、アリアを自分のそばに引き寄せる。
そしてアースは嘲笑の笑みを浮かべた。
カインはそれでも視線を避けずに、歯を食いしばっている。
予想通り、彼はロースチェント伯爵の⻑男でした。
ミエールが厳しく罰せられるかもしれないのに、彼はアリアにしか興味がないようです。
(あるいは、彼は妹を救うために何か他のものを準備したのかもしれない)
席に座った後も、アースと仲良く見えるように振る舞ったが。
「・・・ここまでにしておきましょう」
アリアは我に返って、彼から離れた。
(私は今何をしていたの!?)
相手がアースだと気づいた途端に、恥ずかしくて顔が赤くなってしまう。
そのタイミングで、フレイが法廷に姿を現す。
アリアは謝罪のタイミングを逃してしまった。
アースも気まずそうな表情を浮かべている。
そんな二人を⾒たフレイは⼀瞬微笑んだ後、沈黙を破り⼝を開いた。
「二日連続ですので、皆さん疲れていると思います。ですので、すぐに決断したほうがいいでしょう」
彼⼥はいくつかの紙を取り出し、内容を詳細に⾒てから、正⾯を⾒つめた。
「まず第⼀に、ロースチェント伯爵家から告発されたロースチェント・アリア・・・。私はここに彼⼥が無実であると宣⾔します」
当然の結果でしたが、少し安⼼します。
これもすべてアースのおかげでしょう。
(彼がいなかったらと思うと・・・)
「証拠を確認したところ、アリア夫⼈が提出した⽂書はすべて真実であり、彼⼥と皇太⼦を⾒た⽬撃者が多かったため、犯罪を犯すことが出来ない事は明白です。したがって、ミエール夫人、メディアン夫人、ウェンディ夫人は偽証罪で有罪判決となります」
アースを手玉にとるアリアの行動。
彼を惑わすことが出来るのは彼女以外にいないでしょう。
そしてミエールへの有罪判決が下りました。
具体的な内容はどうなるのでしょうか?



