こんにちは、ツバサです。
【悪女は砂時計をひっくり返す】を紹介させていただきます。
今回は105話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

売春婦だった母が伯爵と結婚し貴族の一員となり生活が一変した「アリア」。
妹の「ミエール」によって母が殺され…自分も殺されかけたが、死の直前に砂時計のおかげで過去へと戻ることができた・・・!
「アリア」は妹を超える悪女になって「ミエール」に復讐することを決意したがーー!
アリア:物語の主人公。前世では悪女として処刑される。
ミエール:アリアの義妹。裏で暗躍し、アリアを処刑に追い込んだ。
ジェシー:アリアの専属メイド。
ロースチェント伯爵:アリアの養父。
ロースチェント伯爵夫人:アリアの実母。
カイン:アリアの義兄。
サラ:アリアの家庭教師。前世では公爵夫人となった。
プレデリック・オスカー:公爵家の長男。ミエールの婚約者。
アース:謎の男。アリアに興味を抱いている。
エマ:ミエールの専属メイド。

105話 ネタバレ

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- クロエ
[彼の名前はクロエです。
皇族から追放され、家系の名前はなく、37歳。
フランツ・デビッドの妻であったバイオレットの⻑男。
王室で育ちましたが、後にデビッドの実の息⼦ではないことが判明し、バイオレットと共に帝国から追放されました。
17年前のことです。
彼の実の⽗親は、かつてバイオレットの恋⼈であった、クロア王国のピアスト侯爵であると推定されています。
バイオレットとクロエの所在は不明です。
似顔絵を探していますので、⼊⼿次第お知らせします]
報告書を読み終えて、アースは漠然とした話を思い出す。
王室と結婚した外国⼈貴族⼥性が外で作った⼦供。
フランツ・デビッド。
「そのような複雑な背景を持つ男が、アリア夫⼈と何の関係があるのでしょうか?」
フランツ・デビッドとバイオレットの⻑⼥であるフレイ。
彼女が、⺟親と⼀緒に強制送還されたクロエの服を、アリアに着せたと聞いていました。
話の根底が見えず、アースは眉をひそめます。
「確実になるまで、秘密にしておいた方がいいな」
それがアリアとどのように関係しているかまだ分からなかったので、今知らせても、それは彼⼥の不安を増⼤させるでしょう。
「もうこんな時間か・・・」
太陽は完全に消えて、窓の外は暗くなっていました。
誰も乗っていない⾺⾞は重さが減っていたので、予定より早く到着した可能性が高い。
アリアを起こして待っている⾺⾞に乗り、正式に⾨を通り抜けなければなりません。
「アリアお嬢様、出発する時間になりました」
「・・・」
「アリアお嬢様?」
「・・・」
ドアの外で何度かアリアの名前を呼んだが、答えはなかった。
⽇中に言われたように、彼女は眠りにつくと、⽬が覚めないようです。
- アースの憶測
「・・・⼊って⼤丈夫だと言われたので、入ってみましょう」
アリアが許可を与えたことに気づき、注意深くドアを開けました。
許可は得ていたが、緊張で喉が乾きます。
こんな状況を誰かに見られたら、誤解されるのは明らか。
「・・・アリアお嬢様」
彼女の顔は、何故か青褪めていた。
それも具合が悪そうな表情で。
そういえば、今日の彼女は様子がおかしかった。
突然、子供を突き飛ばした行動・・・。
「医者を呼んだ方が良いのだろうか?」
今回の一連の出来事で。彼女は気が病んでいるのではないだろうか?
そう考えれば納得出来ます。
「アリアお嬢様」
アースは彼女の髪を丁寧に撫でる。
無意識の行動。
何故か、彼女を起こしたくない。
アースはそう考えていました。
このまま彼女を寝かせておこう。
すでに確かな証拠と証⼈を作りました。
そう思ってしばらく頭を向けると、アリアが普段持っていた箱が⾒えた。
「砂時計の⼊った箱・・・」
女性が持ち歩くには、少し珍しいもの。
アリアが眠っているのを確認して、アースは箱を注意深く持ってみる。
⼥性が持ち歩くには、少し重かった。
それにもかかわらず、彼⼥はそれを⼤切に持っていました。
中⾝に興味があり、箱を開けて砂時計をチェックしました。
けれど、何故か触れてはいけない感覚が。
「・・・これは一体?」
砂時計から浮かぶ奇妙な感覚。
馴染みのある、しかし馴染みのない感覚は、不安に悩まされていたアースの心臓を激しく鼓動させる。
薬指の指輪は、何も反応していません。
「王室と結婚して聖⽔を飲んだ⼥性の⼦供。⼦供に似ているアリア。不思議な感じの砂時計。17年前に帝国から追放されたクロエという男。⾊が変わったように⾒える指輪・・・。その上、アリアも今年の誕⽣⽇から17歳になります」
砂時計を持った⼿が少し震えた。
パズルは埋まっていたが、アースは「推測だ」と⾸を横に振った。
それでも、砂時計の奇妙な感覚は、彼が正しい答えを得ていることを⽰してい
ました。
しかし同時に、彼は⼤きな不安を感じました。
砂時計を急いで戻そうとすると。
- 砂時計の謎
「私の砂時計・・・!」
突然、アリアは⽬を⼤きく開き、すぐにアースの⼿⾸を握った。
なぜ彼が砂時計を持っているのかと尋ねるような目。
まるで別⼈と向き合っているかのように、とても冷たい⽬でした。
その結果、アースは⾔い訳をした。
「・・・テーブルから落ちると思ったので、元に戻しました」
「テーブルから落ちる?」
しかし、アリアの目はトゲを持っていた。
「・・・いいえ。実は、いつも持っているこの箱が気になっていたんです。すみませんでした」
(彼⼥はきっと怒るだろう)
静かな凝視でしばらくアースを⾒た後、アリアはゆっくりと⽬を閉じ、頭をうなずきました。
「言っていただければ、見せましたのに」
彼⼥の鋭い表情は消えていた。
「⾺⾞は到着したのですか?」
「え?ええ、行きましょう」
「分かりました。着替えますね」
「・・・はい」
アースはアリアの部屋を出て、ちらっと⾒返した。
彼の視線の届く範囲には砂時計の箱が。
冒頭の報告書は言葉足らずの可能性がありますm(_ _)m
分かることは、アリアが皇室の血を引いているということ。
砂時計の謎に触れたアースですが、アリアに気づかれましたね・・・。
謎が判明するのは、もう少し後のようです。



