こんにちは、ツバサです。
【帰還者の魔法は特別です】を紹介させていただきます。
今回は240話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

人類が迎えた最悪の災害、影の迷宮。
「デジール・アルマン」は影の迷宮の中で最後まで生き残った生存者6人のうちの1人である。
彼らは影の迷宮の最後のボスに挑戦したが、失敗し、世界は滅亡を迎えてしまった。
全てが終わったと思った瞬間、「デジール」の目の前に見える光景は…13年前の世界!? 帝国最高の魔法学院、へブリオン学園の入学式に戻ってきた「デジール」
最悪の災害「影の世界」発生までの残りの時間は3年!過去を変え、強い仲間を集めて、世界を救えることはできるだろうか!
デジール・アルマン:主人公。相手の魔法を封じる「逆算」を得意とする。
ロマンティカ・エル:パーティの一人。魔法使い。
プラム・シュナイザー:パーティの一人。細剣を得意とする剣士。
アゼスト・キングクラウン:パーティの一人。氷を得意とする魔剣士。
ジョード・エクサリオン:魔塔主。最強の魔法使い。
プリシーラ:聖女。
ブリジット教授:デジールの師匠。魔法学担当。貴族と庶民の偏見を持たない。
ベンキック教授:ルーン語を教える。庶民。
パグマン・ニフレカ:魔法工学担当。貴族至上主義。
エルセンブラン・ティスタチア:対決の講義を担当。黄金の鷹騎士団の元団長。
ドネータ・ハーデン:貴族。庶民に裏切られた経験を持ち、憎んでいる。

240話 ネタバレ

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 忌まわしい存在
カテリーナは異変に気づき、クロウマスクではなく塔の真下に向けて発射した。
⾃分の⼈⽣だけでなく、戦いも事実上捨てて、自身の直感を信じたのだ。
クロウマスクが呟く。
「・・・ブランクシュムの壁を突破したなんて信じられないな」
この塔は、最強の⾦属と考えられているブランクシュムから建てられたもの。
ここで単独で使⽤されたブランクシュムの価値は、国全体の年間予算に相当する。
これは、誰が⾒ても異常な建築上の決定。
そして、それがカテリーナの不安感の決定的な根源に。
彼⼥は、単にキメラを製造するためにブランクシュムから塔全体を建設する必要があるとは考えていなかったので、彼らが実際にこれを何のために建設したのか疑問に思ったのだ。
そして彼⼥が到達した結論。
それは、この塔のどこかに何かが隠されていて、塔全体がそれを隠すためにブランクシュムから建てられたという結論。
カテリーナの推論は正しかった。
しかし、結局、彼⼥の犠牲は何の意味も持たない。
彼⼥が明らかにした真実を共有できなければ、それはすべて無意味なのだから。
「今すぐチェックに⾏きたいが・・・」
もちろん、クロウマスクは、塔にキメラを製造する施設よりもはるかに捉えどころのないものが含まれていることも知っていた。
そして、その⽬的がスカルマスクがアウターに加わった理由かもしれないと。
クロウマスクは毎⽇彼と⼀緒に行動しているが、彼について何も知らない。
その結果、カテリーナの⾏動は間接的に彼を助けることになった。
「先にこれを終わらせる必要があります」
クロウマスクはカテリーナに向かって歩き、スカルマスクの⽬的を把握したいという彼の願望を残した。
⼿を軽く振るると、積もっていた瓦礫が横に押し出される。
しばらくして、彼はカテリーナがボロボロに横たわっているのを発見した。
彼⼥はまだ呼吸をしている。
「スワン・カテリーナ、あなたの闘争は無駄でしたね」
カテリーナの呼吸は⾮常に不均⼀であり、彼⼥の怪我は深刻だっただけでなく、彼⼥が⽣命⼒を燃やすことによって集めた過度のオーラによって悪化していた。
【重⼒制御】
「これで終わりだ」
クロウマスクが言い放ったとき、彼は⾃分⾃⾝に向かって急上昇する⼤量の熱を感じる。
信じられないほど強⼒な炎の波が塔に殺到した。
浄化された⽕が彼の体の隅々まで埋め尽くし、床のすべてを焼却する。
災の嵐は和らぎ、クロウマスクは通過した場所から少し離れたところに現れた。
マントは崩れ落ちて灰になり、彼が⽣き残るための犠牲となる。
「⼀体何が・・・?」
クロウマスクは、自分が予期せぬ状況に晒されていることに気づき、呟いた。
彼は招待されていないゲストを⾒つける。
それは彼に何度も⼲渉した人物。。
そして、ここまで到達できなかったはずの⼈物。
彼にとって忌まわしい存在は、軽蔑の目で彼を睨みつけていた。
「デジール・アルマン」
「ここで負けるわけにはいかない」
クロウマスクがデジールの声で我に返るとすぐに、先ほどの熱の波とは反対に、極寒の風が彼に降り注いだ。
クロウマスクは急いでアゼストの前進を阻⽌するために⼿を伸ばす。
クロウマスクが彼女の攻撃に反応したときに隙が現れるのを待って、デジールは呪⽂を発動した。
[パリー・アラウンド]
圧縮空気が荒れ狂い、吹き飛ばされるクロウマスク。
彼の体は後⽅に押し出され、塔の⽡礫の下に埋められた。
side レトリス
⻘みがかったエネルギーでコーティングされた剣は、仮⾯の男の頭を切り落とした。
敵の⾸を切り落とした男、レトリスは剣から⾎を振り落とす。
彼は、カテリーナと⼀緒に塔に⼊ったサイドガードの⼀⼈で、この任務の分隊⻑。
彼の⽬の前にはまだ100⼈以上の敵がいた。
⼀⽅、サイドガードの数はほんの数⼗⼈。
絶え間ない敵の流⼊を⾒て、レトリスは無意識に深呼吸をする。
この戦いに改善の兆しは見られない。
時間の経過とともに不利に陥っていたのはサイドガード側。
数の圧倒的な違いにより、サイドガードは徐々に崩壊していたのだ。
(このまま終わってしまうのか?)
衝撃波の⾳が彼らの⽿に届き、その後まもなく、塔は轟⾳を⽴てて揺れた。
彼らの上に密集したオーラの球を感じることができず、その事実が何を意味するのかは明⽩。
ロイヤルガード、スワン・カテリーナが敗北した。
その事実により、サイドガードの⼠気は急落する。
(意味のない抵抗だったのか?)
作戦が発⾒された瞬間から、彼らは敗戦と知って戦っていた。
カテリーナが負けた今、彼らのオッズはほぼゼロに等しい。
この状況を逆転させる⽅法はない。
気がつくと、目の前には様々な呪文の配列が。
これがサイドガードのラインの終わり。
アウターが命令を出す。
「塵も残さないように殺せ」
レトリスは剣を掴み、必死に抵抗するために前進しようとした。
その瞬間、⼤きな警告が⽿をつんざくように鳴り響く。
誰もが騒⾳の方向を⾒上げた。
「一体何が?」
今まで激しい戦いの中で聞こえなかった警告⾳が鳴るのはなぜ?
その疑問はすぐに解決された。
どこからともなく⻘⽩い姿が⾶び出し、アウターの頭を奪う。
冷たい⾳とともに、噴⽔のように⾸から⾎が上がり、すぐに体
が床に落ちた。
誰もがその場に凍りつく。
彼らは⼀⾔も⾔わずに攻撃の原因を⾒上げ、⽬の前の⼈物の輪郭を認識した。
「・・・キメラ?」
アウターは信じられないというように呟く。
「Arghhhhhh!」
酷い叫び声が四⽅⼋⽅から響き渡ったと同時に、塔が再び揺れる。
その瞬間、キメラは⽂字通り滝のように注ぎ始めた。
キメラの形は様々だが、共通点が1つある。
彼らは、アウターであろうとなかろうと、出会った⼈を攻撃していた。
誰かが彼らを⽀配しているという感覚は見られない。
⾎と⾁が四⽅⼋⽅に⾶び散る。
アウターの指揮官のように⾒える男が慌てて叫んだ。
「制御装置を操作してください!」
「それは不可能です!制御装置にアクセスすることすらできません!」
現在の状況は、アウターにとってさえ、意図的ではないように思われた。
レトリスは近づいてくるキメラの⾜を切り落とす。
野生のキメラは、無差別に全員を攻撃していた。
新たに発⾒された混乱の中で、アドバンテージは微妙にシフトし、サイドガードに有利になる。
サイドガードはアウターによって隅に追いやられていたので、キメラはアウターを通り抜ける必要があったのだ。
それは絶好の機会でした。
そのとき、彼のコミュニケーションパッドが鳴った。
それはデジールからの連絡。
[私はムクドリパーティのメンバー、ロマンティカです。これからお話させていただきますので、アウターがキメラを扱っている間は退却に集中してください]
これまで塔内の通信は途絶えていたが、ある時点で妨害呪⽂が消えていたようだ。
⼀⾒不可能と思われるキメラの暴走と、これまで役に⽴たなくなっていた重要な通信機器の修復。
レトリスは、この⼀連の出来事が偶然であるとは考えていない。
彼は、それらが全てデジールによって引き起こされたと仮定した。
カテリーナのピンチに間に合いましたね!
クロウマスクも塔の下に隠されている内容は知らないみたいですね。
スカルマスクの目的は?
アゼストたちも合流していますので、ピエロマスクは約束を守ったということでしょう。
これはクロウマスクの誤算なのではないでしょうか?


https://sub.tsubasa-cham.com/the-secret-of-the-hourglass-matome/

