こんにちは、ツバサです。
【結婚商売】を紹介させていただきます。
今回は91話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

贅沢な悪妻、ビアンカ・ド・アルノー。
人々に見捨てられ死にかけていたその時、ビアンカは奇跡的に18歳に回帰する。
絶縁したも同然の実家、アルノー伯爵令の人々も私を嫌っている。
孤立した私の立場を見つけるには、後継者が必要だ…。
「あなたの子供を産む準備ができました」
「…その話はあとにしよう」
「私たちの結婚はいくらだったでしょうか。 その代をすると言っているのです」
夫の子供を産まなければ。夫を誘惑してでも、説得してでも。
ビアンカ・ド・アルノー:主人公
ザカリー・ド・アルノー:ビアンカの夫。
イボンヌ:ビアンカの専属使用人。
ソヴール:ザカリーの側近。
ロベル:ザカリーの側近。
ガスパル:ザカリーの側近

91話 ネタバレ

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- オデリーの考え
オデリー王女は、これ以上考えたくないかのようにテーマを変えた。
「セリーヌとは向き合いましたか?」
「はい、入口で。私が犯した無礼を王女様が収拾してくださってありがとうございました」
「あなたがどんな考えでセリーヌを侍女として推挙したか・・・、多分誰よりも私がよく理解しているでしょう」
オデリーはクスクス笑いながら手を振った。
多少軽薄な笑いだったが、オデリーがするとハープの弦を鳴らすように優雅だ。
彼女は結婚せずに28歳になった。
貴族女性の初婚が遅くとも25以前に行われることを考えると、婚期はかなり遅い状況だろう。
オデリーが独身でいられるのは、あくまでも彼女の父親である王の執着に満ちた愛情があるからだ。
王は愛する最初の王妃に似た娘を嫁がせるつもりは全くない。
娘を大事にしているからでもあったが、娘の身分に相応する夫を見つけられないからでもあった。
婿を一段階下げて迎えるのも嫌で、セブランの王室は結婚商売をしなくてもいいほど丈夫だ。
王の意地を挫くほど魅力的な婿養子縁組もない。
とにかくオデリーは父親のおかげで自由に暮らすことができた。
しかし皮肉なことに、そのため父親が束縛する人生のもどかしさも切実に感じるように。
結局、オデリーは父親の所有物に過ぎなかった。
父親が彼女に提案した人生と彼女が望む人生の方向が同じでなかったら、オデリーの人生も非常に不幸だっただろうが、幸いにも彼ら親子の願いは同じ。
しかし、そのような王の加護にもかかわらず、彼女を結婚させなければならないと主張するコバエが多い。
だからオデリーは貴族の女性たちが結婚しないことがどれほど不可能なことなのか、誰よりもよく知るようになったのだ。
宴会で男たちがビアンカと自分を比較しながら彼女を褒め称えることが何の意図を抱いているのか分からないほど、オデリーは甘くなかった。
オデリーを乏しめて彼女をイライラさせようとする思惑だったのだろう。
オデリーが彼らの意図を知らないほど純真だったとすれば、すぐに他の籠絡されていただろうが、彼女の壁は鉄壁のようだった。
ジャコブがそんなオデリーに不満を持っていることも分かっている。
貴族の男たちが彼女を刺激し続ける裏には、ジャコブの扇動が一役買っていることも。
それでもオデリーが独身にこだわるなら、彼女を修道院に行かせることを考えていることまでも!
オデリーにかかるお金が勿体無いのだろう。
面白い話だ。
彼女にかかるお金はどこまでも王の財産であり、ジャコブのお金は一点もないのだから。
オデリーは男たちの視線は嫌だったが、美しい自分の外見を引き立てることには関心が高い。
ジャコブは「男たちを嫌いなのに、彼らに魅力的に見せたいのか?」と皮肉ったが、オデリーはむしろ鼻で笑った。
自分のように美しい女性が、なぜ修道士のようにくすんだ服を着て外見を殺すのだろうか。
それはセブランの損失だと固く信じて疑わなかった。
とにかくオデリーは、女性の人生で結婚が重要だとし、周りの人たちがどれほど面倒を見ているか知った。
それは洗脳に近い。
みんな結婚しろと背中を押しながら子供を育てる楽しさと、夫に頼る幸せについて声を高めたりする。
そして結婚していない女性を障害でもあるかのように扱った。
そのようなやり方で女性たちの結婚に対するロマンを植え付け、家門の結婚商売を容易にしようという思惑だ。
しかし、結婚しなくても十分幸せになれる。
その生き証人がオデリー本人。
彼女は一人で過ごす日常にとても満足し、幸せだった。
もしオデリー王女がセリーヌを無視していたら・・・。
王子妃や王妃が彼女を連れて行ったのはそれさえも肯定的な結果だっただろうし、彼女たちさえセリーヌを拒否していたらボルネ子爵に従って子爵領に戻ったはずだ。
王子妃や王妃のもとで礼法を学び、夫になる男を物色することも非常に不幸な選択肢ではないはずだった。
幸せかどうかを相対的に考えると、ほとんどの女性がそのような選択肢を選んだりするだろう。
ボルネ子爵に従った時の結果は、考えれば明らかなことだろう。
彼女の父親はセリーヌの価値が下がったと思い、それでも彼女を高く売る工夫をするに違いない。
しかし、オデリーの下ではもう少し違う未来を垣間見ることができるだろう。
その後、セリーヌがどんな選択をしても、オデリーは十分尊重する考えがあった。
彼女は、もう自分の侍女なのだから。
セリーヌは、自分が得たものがどれほど貴重な機会なのか、すぐには分からないだろう。
しかし、知ったら、ビアンカに感謝するしかないはず。
オデリーが動けるように状況を作ってくれたのは確かにビアンカなのだから。
オデリーの考えが興味深いです。
本人の意志で独身を貫いているのに、周りから結婚しろと言われるのは嫌ですよね・・・。
それに関わっているジャコブ・・・。
オデリーの今後のためにも彼には退場してもらう必要があります。





