こんにちは、ツバサです。
【結婚商売】を紹介させていただきます。
今回は67話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
贅沢な悪妻、ビアンカ・ド・アルノー。
人々に見捨てられ死にかけていたその時、ビアンカは奇跡的に18歳に回帰する。
絶縁したも同然の実家、アルノー伯爵令の人々も私を嫌っている。
孤立した私の立場を見つけるには、後継者が必要だ…。
「あなたの子供を産む準備ができました」
「…その話はあとにしよう」
「私たちの結婚はいくらだったでしょうか。 その代をすると言っているのです」
夫の子供を産まなければ。夫を誘惑してでも、説得してでも。
ビアンカ・ド・アルノー:主人公
ザカリー・ド・アルノー:ビアンカの夫。
イボンヌ:ビアンカの専属使用人。
ソヴール:ザカリーの側近。
ロベル:ザカリーの側近。
ガスパル:ザカリーの側近
67話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- あり得ない噂
セリーヌの発言を、幼い言葉がとても面白いかのように笑うビアンカ。
その姿を見てセリーヌの顔は怒りで赤くなる。
ビアンカの言葉が本当なら、アルノー伯爵は本当に素晴らしい夫だろう。
セリーヌ本人は目につく新郎候補が見えなくて戦々恐々とするが、あんな意地悪な夫がアルノー伯爵だという事実に腹が立っていた。
他の女性たちは夫を見つめる。
鋭い目つきに刺されることが多かったのか、夫たちは余計な咳ばかりして視線を避けた。
自分が主導権を握っていることを確信したビアンカは、この機会に追い込んでしっかり押さえておくべきだということを本能的に知る。
彼女は涼しげで淡い瞳で辺りを見渡しながら言った。
「私について噂が広まっているのは知っています。ですが、その中で真実がどれくらいあるかは疑問ですね。私がたとえ社交的ではないので首都に来てお会いした方は指折りですが、ここにいらっしゃる皆さんは私について私さえ知らない事実を知っているようで戸惑っています」
ビアンカの言葉が落ちるや否や雰囲気が冷たくなる。
みんな心当たりがあるのか、黙って彼女の顔色を伺っていた。
ビアンカは大げさにため息をつきながら首を傾げる。
髪の毛がサラリと流れ落ち、白い首筋が現れたのが、首を垂らした白鹿のように凄然と見えた。
「まあ・・・、噂について私があれこれ言うつもりはありません。どうせ他人が私に対して何と言おうとあまり気にしませんから。ですが、このように、皆が集まった場所で何か意図を持って過度に皮肉るのは礼儀ではないようですね」
そう語るビアンカの視線はセリーヌに注がれる。
ビアンカが誰を指名したのかは明らかだろう。
誰もがセリーヌと彼女の仲間に注目した。
突然降り注ぐ視線に戸惑ったセリーヌがカッとなり叫んだ。
「そんな風に哀れな被害者のふりをしないでください、アルノー伯爵夫人!私たちは真実を知っています!」
「何の真実ですか?」
ついに釣れた。
ビアンカは喜びで叫びたい気持ちを抑えながら、心から分からないように瞬きをする。
自然なビアンカの反応に、かえってセリーヌの言葉が詰まった。
思わず大口を叩いたが、宴会場で公然と彼女の文句をつけるようなことはない。
性格が悪いとか礼儀がないということは陰口程度にしかならないだけで、公然と公論化するには些細なことだ。
何か適当なものはないだろうか。
唇を噛んでいたセリーヌの視野にカトリーヌが捕まった。
その瞬間、脳裏に浮かんだ考え!
なぜそれを見逃していたのか疑問であるほど、ビアンカを侮辱するにはこの上なく明快な情報がセリーヌを漠然とした場所から引き出した。
果たしてそれについて言及することが本当に自分にとって良い考えかどうかは分からなかったが、セリーヌは自信満々だった。
彼女はビアンカを無視するように傲慢にアゴを上げる。
「伯爵夫人。アルノー伯爵はあなたの養父なのですよね?」
「は?」
質問があまりにも馬鹿げていたのか、ビアンカはイライラしながら問い返す。
そばで話を聞いていたザカリーも気に障ったのか眉間に皺ができていた。
ビアンカに養父?
これほど似合わない単語はないだろう。
ビアンカとガスパルの関係が疑われた時と同じくらい滑稽な話だった。
ビアンカを知っている彼らの口元が全員ピクピクする。
慌てたのはブランシェポル伯爵も同様で、彼の顔からは笑みが消えていた。
ビアンカに養父説があるはずがない。
ただ、彼女にここまで敵対的に乗り出す人がいるとは予想できなかったのだ。
ビアンカの性格が多少角張ったところがあって、他人に簡単に好感を得ることは難しいということは知っていたが、そもそも人と付き合うことがないから大丈夫だと思っていたのに・・・。
さっきは浮気疑惑で、今は養父説だなんて。
突然娘が女たちの標的になった状況に呆然となる。
しかし、一旦彼は口を閉じて状況を見守ることにした。
ビアンカがこの状況を上手く切り抜けることができると信じたりもし、いざという時に乗り出さなければならないのは父親である自分ではなく夫であるザカリーだったためだ。
もちろん、自分が必要な状況なら躊躇なく乗り出すつもりだった。
そして、それはビアンカの兄、ジョシュアも同じ考え。
そんなビアンカの周りの人たちの内心を知らないセリーヌは、この機会を逃さないというように、言い放つように追求を続ける。
「それで女中たちがアルノー伯爵に目を向けるだけで殴って追い出すんですって?あなたの手の中がどれほど残酷か、真冬に女中一人が殴られたまま裸になって追い出されたという話を聞きました」
セリーヌがどんな事件について話しているかは明らかだった。
アントを追い出すことになった時の話だろう。
アントが彼女たちと一緒にいることを知った時から、セリーヌがその話をするのは驚きもしなかった。
しかし、平然としたビアンカとは違い、ザカリーの顔は歪む。
事件の真相を知っているだけに、ザカリーは歪曲された嘘でビアンカが非難されることに怒っていたのだ。
たかがドレスや宝石がどうした?
ビアンカがなぜこんな話をされなければならない?
このような扱いを受けるために彼女をパーティーに連れてきたわけではなかった。
怒りを堪えられなかったザカリーが歪曲された嘘を解明しようと口を開いたが、ビアンカが彼を遮って首を横に振る。
ザカリーの無愛想な顔に浮かぶ無念の目。
一体なぜ何も言わないのかと尋ねるその視線がビアンカの心を一層撫でてくれた。
そんなビアンカの態度にセリーヌは意気揚々となる。
そうよね。
心当たりがあるから黙っているのでしょう?
セリーヌはビアンカを完璧に追い込むため、雰囲気を逃さずに証人を要請した。
「ダボビル伯爵夫人。その侍女を呼んでください」
「養父説」は間違っているかもしれないです・・・。
セリーヌの暴走で、パーティーは混沌となっています。
アントも登場するのでしょうか?
https://sub.tsubasa-cham.com/returners-magic-should-be-specia-matome/