結婚商売

結婚商売【61話】ネタバレ




 

こんにちは、ツバサです。

【結婚商売】を紹介させていただきます。

今回は61をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

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贅沢な悪妻、ビアンカ・ド・アルノー。

人々に見捨てられ死にかけていたその時、ビアンカは奇跡的に18歳に回帰する。

絶縁したも同然の実家、アルノー伯爵令の人々も私を嫌っている。

孤立した私の立場を見つけるには、後継者が必要だ…。

「あなたの子供を産む準備ができました」

「…その話はあとにしよう」

「私たちの結婚はいくらだったでしょうか。 その代をすると言っているのです」

夫の子供を産まなければ。夫を誘惑してでも、説得してでも。

 

ビアンカ・ド・アルノー:主人公

ザカリー・ド・アルノー:ビアンカの夫。

イボンヌ:ビアンカの専属使用人。

ソヴール:ザカリーの側近。

ロベル:ザカリーの側近。

ガスパル:ザカリーの側近

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61話 ネタバレ

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登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 宴会場へ

体を洗ったビアンカは、イボンヌの手の下、しっかりと体を整えた。

宴会が開かれるまで時間はたくさん残っているが、しなければならないことが多いのだ。

イボンヌはビアンカの白い体に色とりどりに残ったザカリーの唇の跡を睨んだ。

ドレスで隠れないところまで残っている。

鬱血に効く薬草を肌に塗るだけでは足りないでしょう。

あらゆる努力の末、白粉をすることで妥協せざるを得なかった。

今日、ビアンカが着るドレスは緑のサテンドレス。

金糸でぎっしりとつる模様が刺繍された布は、光を浴びる方向によって模様が現れたり、隠れたりもした。

ドレスには真珠がふんだんに飾られており、ネックレスを5個作っても残るほどの量だ。

「奥様、伯爵様は一時過ぎ頃にいらっしゃるそうです」

「ええ、ガスパル卿」

ガスパルが来てザカリーの言葉を伝えた。

そういえば、ガスパルが4勝して以来、初めて向き合うのだ。

これでも私の護衛騎士なのに、彼の勝利について一言もお祝いできていないなんて。

ビアンカは申し訳ない気持ちを込めて付け加える。

「ベスト4、おめでとう。いい試合だったと思うわ」

「・・・ありがとうございます」

敗北はしたものの、相手の実力は本物だっただけに悔いのない試合だった。

ガスパルはビアンカの言葉を喜んで受け入れ、黙々とうなずく。

イボンヌが宝石箱を持ってくる。

今日の装身具はブラックオパールで統一した。

宝石の中を埋め尽くした光の破片が色とりどりのペアになっている。

腰には金で煌めく帯を結び、上にはレースで編まれた真っ白なローブを羽織った。

これまでガスパルはビアンカの部屋の片隅に立っていた。

今日もビアンカが準備を終えるまで待機するつもりのようだ。

ビアンカは、いつもと変わらないガスパルの服装を見て首を傾げる。

「ガスパル卿、あなたも今日パーティーに出席しなければならないのに、準備をしなくてもいいの?」

「大丈夫です」

それで終わり。

無愛想なガスパルの答えに、ビアンカはため息をついた。

「こっちも口数が少ないのだから。お互いに苦労するわね」

「か、からかわないでください、奥様」

ビアンカにローブをかけていたイボンヌの顔が赤くなる。

しかし、この様子を見ると、二人の仲はかなり肯定的に進んでいるようだ。

ビアンカはからかう代わりに笑顔で話を締めくくった。

 



 

イボンヌが熱心に努力してくれたおかげで、ビアンカは遅れることなく準備を終えることができた。

ザカリーはガスパルを通してビアンカを迎えに来る。

「迎えに来ました、ビアンカ」

今日のパーティーはトーナメントの勝者、つまりザカリーを称えるためのもの。

しかし、そのままにしておけば適当に着飾るから、ビアンカがあらかじめ選んでおいた服があった。

しっかりとした体のシルエットが表れる暗緑色のプルポアン。

ビアンカのドレスと合わせてつる模様が銀糸で刺繍されており、銀色のボタンが彼の襟を締めた。

太ももまで上がってくる革の長靴も銀色のボタンが飾られている。

黒いマントを左肩にかけて固定する彼の姿は、ビアンカが期待した通りだった。

「素敵です。服を選んだ甲斐がありました」

ビアンカはザカリーの身なりを指先で触る。

彼女をじっと眺めるザカリーの目つきは深く、流れ落ちる前髪を滑らかにめくって現れた額から鼻に繋がる線は彫刻のようだ。

「あなたも美しいです、ビアンカ。お体の調子はいかがですか?」

「大丈夫です」

ビアンカは微笑む。

初めて彼と向き合う時はぎこちない緊張感で胸がドキドキしたが、今は彼と顔を合わせて話を交わすだけでも胸がドキドキしてしまう。

ザカリーが手を差し出し、ビアンカはその上に触れそうで届かないように、そっと手を置いた。

その瞬間、罠が獲物を噛むようにザカリーの指がビアンカの手をギュッと握る。

手のひらに触れ合う彼の温もり。

自分を支える逞しい彼の体。

自分の歩幅に合わせて歩いてくれるザカリーのそばで、ビアンカは頭にぎっしり詰まった考えを一つずつ取り除いていく。

とりあえず、今日1日は未来をどのように変えるべきかといった複雑なことには気を遣わないようにしよう。

ただでさえ貴族全員が集まるパーティーだ。

しかも優勝者のザカリーに注目が集まることが明らかなだけに、ビアンカが台無しにしてしまうようなことはできない。

しっかりしないと。

そっと微笑んでいたビアンカの頬が固くなった。

 



 

いつの間にか宴会場の入り口に着いた。

ザカリーを待っていたのか、宴会場の入り口でソヴールとロベルが彼らを迎える。

「いらっしゃいましたか、伯爵様、奥様」

ビアンカを歓迎するソヴールの顔には満面の笑みが溢れた。

ザカリーとビアンカが初夜を過ごしたことを家臣たちが知らないはずがない。

伯爵様にどんな心境の変化があったか分からないが、今まで病んでいた問題が一気に解決されたので嬉しくないわけがなかったのだ。

ロベルもぎこちないが、以前のように敵対感を露骨に表出していない。

ビアンカが大人しくバラを受け取ったのが衝撃的だったのか、彼の顔はまだ戸惑って見える。

何も考えずに彼らの挨拶を受けてすれ違う瞬間、ザカリーはソヴールから微妙な既視感を感じた。

そして間もなく、彼は既視感の正体に気づく。

「その服、どこかでよく見た気がするけど」

「あはは、伯爵様の服だから当然でしょう」

「私の服?」

ザカリーは訳が分からないように聞き返した。

どういうことか知っているビアンカが思わず笑い出す。

その笑いにザカリーは戸惑うばかりだ。

「はい。首都に来る時に奥様が捨てると出した服があるじゃないですか。その時、その服を奥様からの許可をいただいて貰ったのです。ロベルに奪われないように、どれだけ私が努力したか知っていますか?」

「奪おうとしていない」

言葉ではそう言いながらも、ソヴールの服を見るロベルの視線には羨ましさが満ちていた。

「とにかく今まで大事にしておいたのですが、今日のような日に着てあげるべきではないですか?」

「そうだね」

ザカリーも笑い飛ばした。

もし以前だったら、ビアンカがソヴールに自分の服を渡したことに嫉妬していたかもしれない。

けれど、今のザカリーはそんなことにこだわらない広い心の持ち主になっていた。

今の自分の服はビアンカが直接選んでくれたもので、彼女が捨てようとした服はビアンカが気にいらない服という意味なのだから。

 



 

ビアンカとザカリーが結ばれて良かった!

まだお互いにわだかまりは残っていますが・・・。

あの後のイボンヌとガスパルの会話も気になりますね。

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