こんにちは、ツバサです。
【結婚商売】を紹介させていただきます。
今回は200話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

贅沢な悪妻、ビアンカ・ド・アルノー。
人々に見捨てられ死にかけていたその時、ビアンカは奇跡的に18歳に回帰する。
絶縁したも同然の実家、アルノー伯爵令の人々も私を嫌っている。
孤立した私の立場を見つけるには、後継者が必要だ…。
「あなたの子供を産む準備ができました」
「…その話はあとにしよう」
「私たちの結婚はいくらだったでしょうか。 その代をすると言っているのです」
夫の子供を産まなければ。夫を誘惑してでも、説得してでも。
ビアンカ・ド・アルノー:主人公
ザカリー・ド・アルノー:ビアンカの夫。
イボンヌ:ビアンカの専属使用人。
ソヴール:ザカリーの側近。
ロベル:ザカリーの側近。
ガスパル:ザカリーの側近

200話 ネタバレ

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 幸せな日々②
感激したビアンカが布から視線を離すことができずにいると、カトリーヌの顔が赤い髪色と区別がつかないほど熱くなった。
カトリーヌは手先をモゾモゾ絡め、静かに囁くように励ましの言葉をかける。
「きっとビアンカに似た綺麗な赤ちゃんが生まれるでしょうね」
「夫に似ているかもしれません」
「公爵に似ている方もいいと思います。羨ましいな。私も子供を持とうと努力はしているのですが・・・」
カトリーヌの肩が下がる。
彼女はビアンカより結婚年時は足りなくても、合邦時期はずっと早い方だ。
まして一度も避妊したことがない。
「夫は後継者を急いでいないので大丈夫だと言いますが、後継者の問題ではありません。私はただ夫の子供が欲しいだけなのに・・・」
「もうすぐできますよ、カトリーヌ。あなたは良い母親になるでしょう。準備ができた者には、いつも天から答えが出るものですから」
「ありがとう、ビアンカ」
心からのビアンカの慰めにカトリーヌは彼女の手を取り合った。
これまで親しい人がいなくてあちこち歩き回っていたカトリーヌとしては、このように悩みを打ち明けることができる友人がいることは、とても幸せなことだったのだ。
そして、それはビアンカも同様だった。
過去のビアンカは、嫉妬、軽蔑などに親しかった。
それで彼女は耳を閉じて、むしろもっと傲慢に振る舞った。
相手がどれだけもがいても自分には傷一つつけられないように。
それだけに、このように純粋に祝福されることに感激した。
今まで感じられなかった平和な日常の幸せ。
「そういえば・・・」
ビアンカはやっとカトリーヌに言ってあげようと思っていた忠告を思い出した。
話に夢中でうっかりしていたのだ。
ビアンカは経験者として、この上なく真剣に付け加える。
「そして付け加えると、今は大丈夫だとあまり気にしていないようですが、いざカトリーヌが妊娠すると、ダボビル伯爵がきっとあなたをおんぶして歩こうとするでしょう」
「え?まさか」
カトリーヌは驚いて問い返した。
彼女の丸い目からは信じられない様子が溢れている。
ビアンカはそのようなカトリーヌに向かって気の毒な目を向けた。
カトリーヌが妊娠すれば、ダボビル伯爵もザカリーに劣らないとビアンカは確信することができた。
そして、その程度が過剰だということも。
戦争の余波で動揺したのはセブランとアルノーだけではない。
法王庁も聖騎士団の勝利を記念して喜びを満喫した。
それだけではない。
今まで緊迫した状況から延期してたフランシス大司教の枢機卿への叙任が行われたのだ。
フランシスの叙任式の後、枢機卿会議が行われた。
枢機卿たちは皆、フランシスを祝福する励ましの言葉を伝える。
「ははは、やっと一息つけましたね。本当にギリギリでした。もう少し遅れて聖人の存在に気づいていたとしたら・・・」
「そうですね、フランシス大司教、いいえ、枢機卿。フランシス枢機卿が大変なことをしてくれました」
無意識のように吐き出した大司教という呼称からは故意が滲みでている。
誰もがフランシスに好意的なわけではない。
その中で代表的な人がまさにマルソーにザカリーを支援させたマルソーの父、ヨハン枢機卿だった。
マルソーにザカリーを支援させたことまでは良かった。
聖騎士団より先に到着したという話を聞いた時、どれほど嬉しかったことか。
フランシスが聖人を発見した功績があるとすれば、ヨハンは神の意思を守ることに多大な貢献をしたつもりだった。
まさに息子のマルソーを利用して!
しかし話を聞くと、マルソーが立てた功績はザカリーの命を救うには少し足りなかったとか。
だからといって、ザカリーの敵である第二皇子ジャコブを消すことにそれほど役に立ったわけでもない。
計略を組んだのがマルソーとはいえ、目に見える具体的な成果がなかったためだ。
他人が見るに名分が足りないなら、当事者の口から聞けば十分だ。
法王になることは、あくまでも名分の争い。
聖人がヨハンは送ったマルソーのおかげで神の意思を守ることができたという一言だけ言ってくれれば、彼は大きな力を得ることになる。
だからマルソーがザカリーの側近になって、彼に認められるべきなのに・・・。
しかし、マルソーの態度は全く温かみがなかった。
ザカリーに駆けつけるどころか、ザカリーが公爵になるや否や戦争で負傷したと言ってダボビル領地に逃げ出したではないか?
こんな時こそ、なおさらザカリーのそばに留まっていなければならないのに・・・。
もしかしたら同じ伯爵だった人が一夜にして公爵になり次期王の協力者になったのだから、マルソーも嫉妬しているのかもしれない。
信じていたマルソーの裏切りにヨハンが怒りで震えた。
次は法王庁との問題?
聖人のビアンカの待遇はどうなるのでしょうか?





