こんにちは、ツバサです。
【結婚商売】を紹介させていただきます。
今回は199話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

贅沢な悪妻、ビアンカ・ド・アルノー。
人々に見捨てられ死にかけていたその時、ビアンカは奇跡的に18歳に回帰する。
絶縁したも同然の実家、アルノー伯爵令の人々も私を嫌っている。
孤立した私の立場を見つけるには、後継者が必要だ…。
「あなたの子供を産む準備ができました」
「…その話はあとにしよう」
「私たちの結婚はいくらだったでしょうか。 その代をすると言っているのです」
夫の子供を産まなければ。夫を誘惑してでも、説得してでも。
ビアンカ・ド・アルノー:主人公
ザカリー・ド・アルノー:ビアンカの夫。
イボンヌ:ビアンカの専属使用人。
ソヴール:ザカリーの側近。
ロベル:ザカリーの側近。
ガスパル:ザカリーの側近

199話 ネタバレ

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 幸せな日々
一歩離れたところで彼らを見守っていたヴァンサンとイボンヌが口を覆って笑っていた。
ザカリーがあんなに八不出のように行動するのは一日二日ではなかったが、見るたびに不思議だった。
もちろん、このようなザカリーの心情はある程度理解できる。
戦後、ヴァンサンも数日間徹夜しながらビアンカの健康を診断したのだから。
ただでさえ病弱なビアンカが妊娠した状態で戦争をしたのだから、心配しない方がおかしいだろう。
実際、ビアンカが流産しなかったのが幸いなほど危険な状態だった。
流産しなかったのはビアンカは健康だからではなく、子供の生命力が凄かったのだ。
もしお腹の中にいるのが男の子なら、希代の騎士になるだろうと皆口を揃えている。
それでもザカリーはやり過ぎた。
イボンヌは舌を巻いて二人の間を仲裁する。
「奥様のおっしゃる通りです、旦那様。転んだら大変なことになりますが、少しは動いて下さらなければなりません。ですが、奥様もそんなに腰を下げてはいけません。不便を感じないかもしれませんが、十分に気をつけなければならない時期なのですから」
「分かった、分かった。とても元気で大声を出すのね。イボンヌ、あなたが結婚して妊娠したときに覚えてなさい」
ビアンカは笑いながら冗談を言った。
ビアンカがイボンヌの命を救ったことをきっかけに、彼らはただの侍女と夫人では定義できない、グッと親密な仲になっていた。
イボンヌは大げさに答える。
「ああ、奥様が威張っているのを忘れてしまうように、子供はできるだけ遅く持つ方向に計画を立てなければなりませんね」
「そんなことを言ったらガスパルが私の所に訴えに来ちゃうわよ?」
ビアンカは大声で笑った。
現在、アルノー領地はザカリーの公爵叙任とビアンカの妊娠とともに、イボンヌとガスパルの結婚式まで、二重の慶事で騒がれている。
もともとイボンヌとガスパルはタンポポが咲き始める頃に結婚する計画だった。
しかし、戦争で騒然とした領地を再建するなど、多くのことで間に合わせることができなくなったのだ。
二人はビアンカに結婚式を全てのことが終わった後に行うと伝えたが、「それじゃあ遅すぎる」とビアンカは首を横に振った。
それじゃあ夏はどうかと提案すると、ビアンカは春の花嫁が幸せになるという俗説を聞き、春が過ぎる前に結婚するよう強硬に推し進めた。
結局、イボンヌとガスパルはタンポポが散る頃に結婚することに。
最大限繰り上げられるだけ前倒しした時期だった。
もうすぐ結婚することになる新しい花嫁だったが、ただ結婚式の準備が追加されただけで、ビアンカを中心に戻るイボンヌの日常に変化はない。
イボンヌ本人がそれを望んでいる。
自分がビアンカを疎かにしている間、彼女に何か起これば耐えられそうになかったからだ。
それほどにビアンカの妊娠は奇跡に他ならなかった。
最近のビアンカはなんとなく気さくに見えた。
聖人になったからといって、信実で敬虔な信徒になるわけではないと聞いたが・・・、実際、ビアンカはさっきまで黒真珠を見てニッコリ笑っていたではないか。
聖人らしい禁欲とは程遠い、世俗的な姿。
だけど、ビアンカの心が楽ならそれでいい。
どうせビアンカが気にしなくても、周りの人たち皆が彼女の妊娠に気を遣っているのだから。
当時、アルノー領地を守っていた人々を除いては、皆戦争が終わってから遅れてビアンカの妊娠を知った。
夫であるザカリーはもちろん、父親であるギュスターブも戦争が終わって領地に戻ったジョアサンの口を通じて知ることになった。
皆が飛び跳ねるほど驚いて喜んだ。
ブランシュフォール伯爵は一生で一度も流したことのないほどの涙を流し、オデリーは王位を継ぐのに忙しい中でも、ザカリーを通じて妊娠に良い貴重な薬材と厄除けの宝石を贈った。
ニコラは将来の領主が横になるゆりかごの彫刻に夢中だ。
それがどれほど華やかなのか、子供のゆりかごではなく王の玉座のように見えるほど雄大だった。
カトリーヌはアルノー領地に直接訪ねてきた。
彼女は刺繍のおくるみをプレゼントして恥ずかしそうに顔を赤らめる。
「ビアンカの実力に比べると足りないですが・・・」
「いいえ、カトリーヌ。本当に綺麗です。色も華やかで・・・」
「急いで刺繍したので、よく見るとごちゃごちゃになっているでしょう?あまり詳しく見ないでください」
「いいえ。私が一日中刺繍をしてもこれよりは上手くできないでしょう。本当に凄いです」
ビアンカは感嘆しながら布を撫でた。
刺繍で紋様が入っていないところが見当たらず、色糸が概算しても5つ以上はある。
イボンヌとガスパルの結婚式も楽しみですね!
その前にビアンカの出産?
久しぶりのカトリーヌの登場。
ビアンカの大事な友達の一人ですよね。





