こんにちは、ツバサです。
【結婚商売】を紹介させていただきます。
今回は184話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

贅沢な悪妻、ビアンカ・ド・アルノー。
人々に見捨てられ死にかけていたその時、ビアンカは奇跡的に18歳に回帰する。
絶縁したも同然の実家、アルノー伯爵令の人々も私を嫌っている。
孤立した私の立場を見つけるには、後継者が必要だ…。
「あなたの子供を産む準備ができました」
「…その話はあとにしよう」
「私たちの結婚はいくらだったでしょうか。 その代をすると言っているのです」
夫の子供を産まなければ。夫を誘惑してでも、説得してでも。
ビアンカ・ド・アルノー:主人公
ザカリー・ド・アルノー:ビアンカの夫。
イボンヌ:ビアンカの専属使用人。
ソヴール:ザカリーの側近。
ロベル:ザカリーの側近。
ガスパル:ザカリーの側近

184話 ネタバレ

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- side ザカリー
辺境に訪れたウィグ子爵が発見したレースの真偽を確認するため、カリアの森に行く前。
状況は疑わしいが、ザカリーは頑固だった。
疑わしいことを知りながらも曲げない頑固さなので、説得できないほどだった。
その時、思いもよらない人物が声を上げる。
「ちょっと待ってください」
「どうした、ソヴール」
「そのレース、私が見てもいいですか?」
ザカリーは喜んでソヴールにレースのハンカチを渡した。
彼は眉をひそめながらレースの模様を観察する。
そのようにしばらくレースを調査していたソヴールの顔色が明るく変わった。
「これは・・・、夫人が使っている物ではありません。奥様がプレゼント用に作った物です。縁の模様が違いますから」
ソヴールの確答に皆がざわめく。
どうして彼が知っているのか不思議に思ったのだ。
当惑したロベルが呆然として尋ねた。
「どうしてお前が知っている?」
「こう見えても夫人がレースを作り始めたとき、そばで見守っていたからな。ガスパルも知っていると思うぞ?」
もちろん、ソヴールもレースの模様を詳しく区別することはできない。
幸いにも彼が見た種類の模様だったので把握が早かっただけだ。
今回のことは、あくまで運が良かっただけ。
ザカリーは眉をひそめ、レースをじっと見下ろしながら尋ねた。
「それで、これはプレゼント用の物なのか?」
「はい。夫人は直接使う物とプレゼント用、そして下女に教えたレース模様を区別して作りました。差別化するためだと仰いましたが、中でも夫人が直接お使いになるレースはとても複雑で精巧な模様です。これは絶対に夫人の物ではありません」
多少見る目の鈍いソヴールが確信できるほど、ビアンカは物に差をつけていた。
ザカリーは、もう一度落ち着いてレースを観察する。
ビアンカが馬上試合で彼の腕に縛ってくれたレースハンカチを思い出す。
あのハンカチは今のこれとは比べ物にならないほど華やかだった。
「なるほど・・・」
ザカリーがソヴールの言葉に納得すると、全員がビックリする。
皆同じハンカチだと思っていたのに、ビアンカがそれなりの体系と法則を持っていたとは想像もできなかったのだ。
特にビックリしたのはマルソーだ。
彼はビアンカがレースビジネスを歌おうとしていることに気づいた。
ビアンカの作品は一種の非売品。
親交によって得られるもの・・・。
レースを求めた彼らは、ビアンカが作ったレースを得ようと奮起するだろう。
そして、その上等なレースを手に入れる方法は、ビアンカによく見られることだけ。
ただ女性同士のことではない。
妻を、あるいは情婦によく見られるためにレースをプレゼントしようとする男たちもザカリーの顔色を伺うだろう。
今でもアルノー家の影響力は凄かったが、それはあくまでザカリーの異名による恐れによるもの。
ビアンカのレースは、その影響力をもっと柔らかい方に変えてくれるだろう。
(やはりカトリーヌにビアンカと親しく過ごすのはどうかと提案したのは正しい選択だったね)
ビアンカがこの一件と絡まっていないことが状況上確実になると、ザカリーは大きく安堵のため息をついた。
「では、このハンカチの持ち主は誰だ?」
「私の知る限りでは、奥様が手作りしたレースハンカチをプレゼントに送ったのはオデリー王女と王妃、王子妃など王族だけです。ああ、ラホズの大司教もいます」
答えたのはロベルだった。
これまでビアンカやレースについて何も知らないため、黙って話を聞いていたアンリが一歩遅れて乗り出した。
「聖人様がラホズの大司教に渡したレースハンカチなら、既に法王庁に移っています。聖物として捧げられましたので」
「それなら王族のハンカチを盗んだのですね」
ある程度真実の輪郭が明らかになると、内心聖人の安全に対して気を揉んでいたアンリの顔色がはっきりと広がる。
彼は厳しく主張した。
「聖人様がこの件と関係ないことが明らかになったので幸いです。それなら危険な場所にあえて伯爵様が足を運ぶ必要もないでしょう。直ちににウィグ子爵を軍記を乱した罪で処刑しましょう」
「ちょっと待って」
そのとき、マルソーが割り込んだ。
「・・・この一件をウィグ子爵一人で計画したのでしょうか?」
皆が一斉に首を横に振る。
彼らが知っているウィグ子爵は、欲望と自尊心だけが溢れる無能だ。
不思議なのはそれだけではない。
「それに、そのハンカチを利用してアルノー伯爵を引き入れて罠にかける・・・。計画自体は子供でも考えられるほど単純なことですが、この計画が私たちの頭を悩ませたのは一つの前提条件があったからです」
「何ですか?」
「アルノー伯爵が絶対に動くという確信です。しかし果たして、ウィグ子爵がそこまで考えたのでしょうか?」
マルソーは目を伏せて静かに呟くように言った。
投げつけるような言葉だったが、波紋は大きい。
「ウィグ子爵は第2皇子派です」
ソヴール!
彼が答えがザカリーのピンチを救うとは予想外でした。
そしてマルソーの推理力。
ジャコブが絡んでいることに気づくのでしょうか?





