こんにちは、ツバサです。
【結婚商売】を紹介させていただきます。
今回は151話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

贅沢な悪妻、ビアンカ・ド・アルノー。
人々に見捨てられ死にかけていたその時、ビアンカは奇跡的に18歳に回帰する。
絶縁したも同然の実家、アルノー伯爵令の人々も私を嫌っている。
孤立した私の立場を見つけるには、後継者が必要だ…。
「あなたの子供を産む準備ができました」
「…その話はあとにしよう」
「私たちの結婚はいくらだったでしょうか。 その代をすると言っているのです」
夫の子供を産まなければ。夫を誘惑してでも、説得してでも。
ビアンカ・ド・アルノー:主人公
ザカリー・ド・アルノー:ビアンカの夫。
イボンヌ:ビアンカの専属使用人。
ソヴール:ザカリーの側近。
ロベル:ザカリーの側近。
ガスパル:ザカリーの側近

151話 ネタバレ

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 愛してる
予期せぬ鋭い質問はビアンカの一箇所をサッと突き刺した。
今回詰まったのはビアンカの口だ。
「たくさんじゃなくても・・・、少しは。だから、そんなにも私が死ぬのを防ごうとしているのですか?ビアンカ、あなたは私が残しておく遺産もいらず、娘に戻るのも嫌だと言った。あなたが聖人だから私の死を防ごうとするのは知っているが、ただそれだけというにはあなたのは反応は行き過ぎだ。どれだけ考えてもそれしか浮かばない。私が無駄な勘違いをしているなら教えてください。いい加減にしないから。うん?」
ザカリーは赤面しながらビアンカに懇願するように尋ねる。
そう言いながらも、彼がビアンカにそれほど多くの愛を期待したわけではない。
ただ少しでも、彼女が夫だからではなく、ザカリーそのものを好きになってくれているのだったら・・・。
「私は・・・」
ビアンカの長いまつ毛が上下に揺れ動いた。
柔らかい唇が小さく震える。
私が彼に何を言えばいいのか?
どうせあなたは私を捨てて去るくせに。
私の言うことは聞いてくれないくせに・・・。
今までは断固として自分の頼みを断ったザカリーに対する恨みは鮮明だった。
しかし、それと同時に、自分の愛に対する彼の心情がどうかを推測すると心臓の片隅が痛くなる。
ザカリーは彼女の愛について尋ねながらも、いくつもの否定の可能性を開いているのだから。
ビアンカはザカリーを見る。
戦争で日焼けした顔が真っ赤に燃え上がる様子。
彼がこんなにも顔を赤らめるのは初めてだった。
今まではビアンカを裁断して察し、もし傷つくところがあればサッと隠れていた。
そのため、ザカリーとの関係もそのように埋めておいたのに。
彼の感情という箱を開けたが、その中に入っているのが愛ではない他の何かだろうと怖かった。
傷つきたくなかったビアンカは箱に鎖をぐるぐる巻く。
そして、彼は自分に責任感を持って優しくしているだけだと言い聞かせてきたのだ。
しかし、今こそ鎖を引き抜く時だということを本能的に察した。
いつまでもこのままではいられない。
もう嘘で隠したくなかった。
後悔したくなかった。
「あなたを・・・、私が・・・、あなたを・・・」
ビアンカは口を開く。
また泣きそうになったビアンカは目を丸くして笑いながら、水気を含んだ声で、これまで沈黙のままにしておいた心情を告白した。
「私があなたを愛していなければ・・・、誰を愛せますか・・・?」
ついに言ってしまった。
口外に出た言葉は聞き間違えることができないほど鮮明でハッキリしている。
ビアンカは体を小さく震わせた。
これまでしっかり隠してきた言葉。
いざ口に出してみると、言わなければよかったという後悔よりもスッキリした気持ちの方が大きい。
禁忌を破った快楽。
今まで彼女を縛り付けていたものが解けていった。
ビアンカは涙を拭いながらザカリーを見た。
ザカリーは目を見開いてぼんやりとビアンカを見ている。
彼の目に映ったのは、今この状況が信じられないという疑い。
彼がどれほど動揺しているか、ビアンカが聖人だったことを知ったときよりも混乱していた。
なんとも言えず黙っていたザカリーは突然ビアンカを抱きしめた。
「ビアンカ」
肩を抱きしめる強い握力に戸惑ったビアンカが体をバタバタさせる。
しかし、びくともしなかった。
今の彼は何も目に入らない人のように、盲目的にビアンカにしがみついている。
ザカリーの唇がビアンカに触れた。
彼はずっとビアンカに唇を合わせ、彼女の頬に自分の頬を擦り付ける。
まるで彼女が愛しくてたまらない人のように。
「愛してる」
ビアンカはザカリーの声が甘すぎて一度、そしてその言葉の中に込められた意味に二度驚いた。
考えてみれば、今まで優しい言葉を聞いたことは何度かあるが、愛してると言われたことはない。
ビアンカが驚いている間、ザカリーは自分がどれほど衝撃的な言葉を投げたのか知らないまま、喜びに満ちた声でビアンカを抱きしめる。
「もう一度言ってくれ。君の声で、確実に私に確信を与えてくれ」
「愛しています」
ビアンカは呟きながらも、この状況が信じられなかった。
ザカリーが戦争にやむを得ず出ると言った時は地獄のようだったが、今は甘い果実酒を飲んだように浮かれている気分だ。
朧気に酔ったビアンカはぼんやりと何度も呟く。
「あなたを愛しています。ザカリー、私はあなたを愛しています」
微かな声だったが、二人には十分鮮明に聞こえた。
ザカリーは、そのままビアンカをベッドに寝かせる。
ようやく口に出して言いました!
長かったですね・・・。
お互いに気持ちを告白したことで未来は大きく変わるのではないでしょうか?





