こんにちは、ツバサです。
【結婚商売】を紹介させていただきます。
今回は141話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

贅沢な悪妻、ビアンカ・ド・アルノー。
人々に見捨てられ死にかけていたその時、ビアンカは奇跡的に18歳に回帰する。
絶縁したも同然の実家、アルノー伯爵令の人々も私を嫌っている。
孤立した私の立場を見つけるには、後継者が必要だ…。
「あなたの子供を産む準備ができました」
「…その話はあとにしよう」
「私たちの結婚はいくらだったでしょうか。 その代をすると言っているのです」
夫の子供を産まなければ。夫を誘惑してでも、説得してでも。
ビアンカ・ド・アルノー:主人公
ザカリー・ド・アルノー:ビアンカの夫。
イボンヌ:ビアンカの専属使用人。
ソヴール:ザカリーの側近。
ロベル:ザカリーの側近。
ガスパル:ザカリーの側近

141話 ネタバレ

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 朗報と悲報
薄氷の雰囲気は万聖節が過ぎ、アルノーの初雪が降るまで続いた。
そうでなくても寒いのに城の雰囲気までゾッとするので、アルノー城で働く人たちは普段よりも体を丸めたまま領主夫妻の顔色を伺う。
「寒いんだから、お二人でくっついて仲良くすればいいのに。・・・そうでなくても未婚は脇腹が冷たいのだから」
ソヴールはブツブツ言いながら腕を組んで騒いでいる。
ロベルはそのような彼をチラリと見たが、特にソヴールの主張に反論しなかった。
内心、ソヴールの考えに同意していたからだ。
ザカリーの後を追って戦場を転々として十数年目。
長い付き合いの恋人がいる方が変だった。
それでも今までは部族長3人で肩を組んで上手くやってきた。
「このような自由も悪くない」と言い、「伯爵様のように固く結ばれて生きるよりはマシだ」と自己合理化をして。
しかし、その微妙なバランスももう終わり。
ガスパルとイボンヌの結婚が決まったからだ。
首都のトーナメントで告白した後、こっそり休む暇を狙って恋愛をし始めたが、結局来年の春、タンポポが咲き始める頃に結婚するという青天の霹靂のようなニュースが伝わった。
「正直、私が一番最初に結婚すると思ったのに」
「お金が入ったら使い果たすあなたが?」
「とにかくガスパルよりは早く結婚すると思った」
「それは私も同感だ」
木石のようなガスパルに遅れをとったと思うと、なぜか自信が落ちて目の前が真っ暗に。
ガスパルの結婚生活が幸せであることを願う気持ちに偽りはなかったが、内心では胸の片隅が冷えて仕方がない。
ロベルトソヴールは向かい合って座り、同時にため息をついた。
名誉あるアルノー家の騎士というには窮状極まりない光景。
その時、遠くの外城入口から馬一頭が急いで走ってきた。
ラホズから来た伝令。
「急報、急報です!」
伝令の叫びにロベルとソヴールが顔を固めて起き上がる。
彼らを発見した伝令は息を切らしていたが、辛うじて息を整えて口を開いた。
「ゴティエ王子様が落馬で亡くなりました!」
首都から飛んできた悲報にアルノー領地がざわつく。
第一王子の死!
ゴティエは王位継承序列1位。
第二王子派がいるとはいえ、セブランのほとんどがゴティエを次期王と考えていた。
それだけに、伝令が伝えたニュースは王の死と同じくらい衝撃的だ。
ビアンカは混乱を隠すことができなかった。
ゴティエ王子が死ぬという事実はすでに予想していたことだが、それはあと2年後のこと。
そしてサインも違う。
彼女が知っている死因は戦死だった。
ビアンカは常に未来が変わるという確信を望んでいたが、このような方法は望んでいない。
彼女の心臓が大きく鼓動する。
本来ならゴティエが死ぬ戦争でジョシュアも死に、父親も死ぬことになるので、ある意味家族の死を避けたと考えることもできるが、人生がそれほど容易ではないということをビアンカは骨身に染みて知っていた。
やっとジョシュアを戦争に出るなと説得して彼の死を避けることができると思ったが・・・、こうなるとジョシュアの死がまたいつどこで、どのように発生するか分からない。
もちろん、ビアンカが最も恐るザカリーの死も同じ。
この全てが根本的な原因を解決せずに勃発すること。
ジャコブ。
彼の存在が・・・。
これまでジャコブとゴティエの関係が固まっていたので、むしろこちらから下手に出るのが難しかった。
言い換えれば、ゴティエの死が出発点となってジャコブを没落させることができるのでは?
こちらでゴティエの暗殺を彼に被せることができれば・・・。
ビアンカは前向きに考えようとしたが、生まれつきの不安を抑えることはできなかった。
首を絞められるような感覚に、イライラして部屋を行き来する。
いつも周りの人たちの死だけを心配して毎日を過ごす日常が、ただでさえ敏感な彼女をさらに崖っぷちに追い込んだ。
そのようにビアンカの頭が不安と焦りで覆われた渦中、ザカリーが彼女を訪ねてきた。
王子の葬式に行く前に、ビアンカに会うためだ。
部屋に入ると、彼はこっそりビアンカの顔色を伺う。
考えを挫くつもりはないが、だからといってビアンカと仲が悪くなったまま領地を離れようとすると心の片隅が不安だった。
ザカリーは気まずい態度で慎重に話しかける。
「行ってくる。そんなに長くはかからない。1ヶ月以内には戻ってくるから」
ザカリーが先に話しかけたのは、それなりの謝罪の行動だ。
そして、その事実をビアンカも知っていた。
ザカリーと喧嘩した状態でいるのが不安なのは彼女も同じ。
ひたすら意地を張っている間に世の中の全てが散らかっていた。
そして今になって考えてみれば、自分がもう少し悠々と彼を丸めた方がマシだったようだ。
もちろん今のように極端に状況が変わっていなかったら絶対にしなかったつもりであり、あり得ないことだったから無駄な後悔に他ならないのだが。
イボンヌとガスパルの結婚!
喜ばしい話の中でゴティエの死去・・・。
ビアンカの知る未来が大きく変わったので、ここからの展開が全く読めません。
ゴティエの死はジャコブも関係しているのでしょうか?





