こんにちは、ツバサです。
【結婚商売】を紹介させていただきます。
今回は126話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

贅沢な悪妻、ビアンカ・ド・アルノー。
人々に見捨てられ死にかけていたその時、ビアンカは奇跡的に18歳に回帰する。
絶縁したも同然の実家、アルノー伯爵令の人々も私を嫌っている。
孤立した私の立場を見つけるには、後継者が必要だ…。
「あなたの子供を産む準備ができました」
「…その話はあとにしよう」
「私たちの結婚はいくらだったでしょうか。 その代をすると言っているのです」
夫の子供を産まなければ。夫を誘惑してでも、説得してでも。
ビアンカ・ド・アルノー:主人公
ザカリー・ド・アルノー:ビアンカの夫。
イボンヌ:ビアンカの専属使用人。
ソヴール:ザカリーの側近。
ロベル:ザカリーの側近。
ガスパル:ザカリーの側近

126話 ネタバレ

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 神秘的な噂
ザカリーとビアンカが首都を離れてから10日ほど後。
その間、首都ラホズには神秘的な噂が流れた。
セブランに聖人が現れたという話だ。
しかし、聖人が誰なのかについてはベールに包まれている。
普段なら聖人の登場を広く知らせた教団でも聖人の正体を必ず隠した。
性別も、身分も、年齢も。
人々が知ることができるのは、聖人がセブラン出身であり、聖人が望むなら教団では聖人の意志に従って行動するということくらいだった。
数百年ぶりに現れた聖人の存在。
いくらしっかり隠されたとはいえ、聖人が誰なのか気にならないはずがない。
人々はあれこれ推測し始めた。
領地もない没落した男爵家?
裕福な商人の子供かもしれない。
聖人だからといって貴族という法律はない。
羊飼いかもしれないことだってある。
人々の推測には限りがなかった。
しかし、数えきれないほど並んでいるものの中で、ビアンカと少しでも関連した物は一つもなかった。
贅沢を日常的にする貴族の妻は、聖人とは最も遠い存在だからだ。
セブランに聖人が現れたという噂に最も大きく反応したのはアラゴンだった。
今まで教団は中立を維持してきたが、セブラン出身の聖人が現れたということは・・・。
教団が聖人の意思に従えば、ややもするとアラゴンが教団の聖騎士団まで相手にしなければならない状況に追い込まれることもありえる。
アラゴン内からは不安な声があちこちから飛び出した。
今回セブランと結婚して同盟を結んだカスティヤは、アラゴンとは正反対にある国なのでそれほど脅威にはならなかったが、教団は違う。
聖騎士団が強い軍隊だからではない。
教団を信じる信徒が多く、彼らは聖騎士団に刃を突きつけることを躊躇するのだ。
アラゴン内でも教団を信仰する人は多い。
アラゴンはセブランを侵略する回数を徐々に減らした。
ジャコブを王位に就かせ、勢力を拡大する考えもあったが、今は時期が良くない。
そのような状況で狂って飛び跳ねるのは他でもないジャコブ。
彼は秘密裏に聖人の存在を見つけようとした。
人を解放して教団を調査したが、彼は聖人のつま先も見つけることができなかった。
ビアンカが勇気を出して踏み出した一歩で世界の流れが変動していた。
そのように世界が秘密の聖人で騒々しいのとは異なり、領地に戻るアルノー家の人々は首都に沸き起こった噂について全く知らない。
彼らの領地は遥かに遠かった。
去った春が過ぎて夏も過ぎ、もうすぐ秋が近づいてくる。
ビアンカとザカリーが領地に到着したのは9月収穫祭の数日後、秋のある日だった。
彼らが真の夫婦になったという噂がその間に広がったのか、皆がニッコリ笑ったまま伯爵夫妻を歓迎する。
馬から降りたザカリーは、馬車の中のビアンカをエスコートするために近づいた。
ビアンカはザカリーの手を取り、慎重に馬車から降りる。
その様子を見守っていたヴァンサンが彼らに近づいた。
「長い旅、お疲れ様でした、伯爵。奥様」
「領地を守るのに苦労をさせたね、ヴァンサン」
「当然すべきことです」
「領地に特別なことはなかったか?」
「はい」
ヴァンサンと軽く領地事情について尋ねていたザカリーは、隣で彼らの会話を聞いているビアンカの腕を親しく掴み、心配そうに付け加えた。
「大変だと思うから、帰って休んでください」
ビアンカは首を横に振る。
「ずっと馬車にいたんですよ。あまり大変ではありませんから、荷物の整理だけ指示します」
「イボンヌが勝手にするだろう」
「そうです、奥様。それで倒れたりしたら大変なことになります」
イボンヌが図々しく割り込んだ。
以前の彼女だったら口をギュッと閉じたまま主人夫婦の顔色を伺ったはずだが、首都で多くのことがあった以後、ある程度発言をしてもいい位置にまで上がった。
そんなイボンヌと伯爵夫妻の対話を見守っていたヴァンサンは、一発殴られたように戸惑った表情を浮かべる。
同寝の便りを聞いた時も信じられなかったが、両目で見たからといってすぐに受け入れられるわけではなかった。
だが二人は本当に、「最もらしい」夫婦のように見える。
ビアンカと仲が良くないロベルさえも、今回の旅行がそれほど悪くなかったのか表情が明るかった。
ヴァンサンは堪えながら咳払いを連発する。
今回の首都行きがアルノー領地において大きな変化を呼び起こしたことは明らかだ。
ヴァンサンは首都に何が、どのように起こったのか細かく、詳しく聞いてみようと誓う。
そして、そのようなことはソヴールが適任だ。
ヴァンサンはソヴールをチラリと見る。
ソヴールはこれから3日間、昼夜を問わずヴァンサンに首都で半年余りあったことについて報告しなければならない運命を知らないまま、領地に戻ってきた喜びに騒ぐだけだった。
聖人の存在が首都に広まりましたね。
ですが、フランシスは約束通りビアンカの存在を秘密にしてくれています。
ザカリーの耳に届くのはいつになるのでしょうか?
ようやく領地に帰ってきましたが、色々な変化が起きてそうですね!





