こんにちは、ツバサです。
【結婚商売】を紹介させていただきます。
今回は125話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

贅沢な悪妻、ビアンカ・ド・アルノー。
人々に見捨てられ死にかけていたその時、ビアンカは奇跡的に18歳に回帰する。
絶縁したも同然の実家、アルノー伯爵令の人々も私を嫌っている。
孤立した私の立場を見つけるには、後継者が必要だ…。
「あなたの子供を産む準備ができました」
「…その話はあとにしよう」
「私たちの結婚はいくらだったでしょうか。 その代をすると言っているのです」
夫の子供を産まなければ。夫を誘惑してでも、説得してでも。
ビアンカ・ド・アルノー:主人公
ザカリー・ド・アルノー:ビアンカの夫。
イボンヌ:ビアンカの専属使用人。
ソヴール:ザカリーの側近。
ロベル:ザカリーの側近。
ガスパル:ザカリーの側近

125話(注意) ネタバレ

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 重要な問題
ザカリーは不満そうな目つきでビアンカの指を眺めた。
その間も次々と持ち上げる下半身のため、ビアンカに恥をかかせるほどだった。
「あっ、だめ、音が聞こえちゃいます。ふっ、うん、ううっ・・・」
「そんなことはできないよ」
ザカリーの眉間が捩れる。
彼はそのままビアンカの唇に自分の唇を重ねた。
ビアンカの沸き立つ呻き声を全部飲み込もうとするかのように。
舌が絡み合い、ビアンカの呻き声は小さく砕けて散った。
「うん、うん、んん、んっ・・・」
ビアンカの目元に涙が滲んだ。
波が何度もピシャリとしながらも砂浜を全部掃くことはできないように、絶頂の端っこが彼女の届きそうで届かないところにやってきた。
それは苦痛に近く、暴力に近い快感。
いっそのこと早く、何も考えられないように自分を揺さぶってほしい。
いつもより長い間属する快楽はビアンカの全身を痺れさせた。
ザカリーを押しのけることもできないし、彼から逃れることもできない。
ビアンカはひたすらザカリーを抱きしめて、一刻も早くこの遅い快感から抜け出すことを切に願った。
そしてある瞬間、ビアンカの頭の中から白い閃光がピカピカと飛んだ。
それまで望んでいた絶頂。
体に力が入らなかったビアンカは、息を吐きながらぼんやりと横になっている。
周囲にはバレていないようだ。
緊張したまま周囲の顔色を伺いながら情事を交わすと、いつもより大変で疲れた。
ゆっくりと点滅するまつ毛の間にぼやけた瞳が焦点を合わせようと努力している。
そのようにしばらく快楽の余韻を噛み締めていたビアンカは、一歩遅れてザカリーが彼女の外に出したことに気づいた。
(そういえば・・・、最初を除いてはいつもそうだった・・・)
いつも絶頂に先に辿り着くのはビアンカで、その後は絶頂の余韻に身を震わせていて気づかなかった。
後頭部を一発殴られたような衝撃に戸惑ったビアンカは表情管理もまともにできず、唇だけを甘やかす。
(子供を保つためには、必ず中に出さないといけないのに・・・)
これは本当に重要な問題だ。
ビアンカが一体なぜそうなのか尋ねるために息を殺しているザカリーに向かってサッと首を向けた。
しかし偶然にもその瞬間、ザカリーの唇がビアンカの唇を覆う。
そのままザカリーに対する質問は、彼の舌に絡まって消えた。
「うん・・・」
「ビアンカ、もう一度してもいいですか?」
ザカリーの黒い瞳がビアンカをじっと見つめる。
彼はビアンカにやりたいことをさせない時はあっても、ビアンカにやりたくないことをさせたことはない。
おそらくビアンカが彼を拒否すれば、彼は簡単に脱落するだろう。
だから、ビアンカは彼を簡単に拒否することができなかった。
(そうよね。もう一度やってみよう。私が勘違いしたのかもしれないから・・・)
そう思いながらビアンカは承諾の言葉の代わりに、ザカリーの首に向かって手を伸ばす。
その日、ザカリーは計3回出したが、ビアンカの中に出すことはなかった。
結局、疲れてビアンカは気絶するように眠り、ザカリーになぜ避妊をするのか尋ねる機会を逃してしまった。





