こんにちは、ツバサです。
【結婚商売】を紹介させていただきます。
今回は101話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
贅沢な悪妻、ビアンカ・ド・アルノー。
人々に見捨てられ死にかけていたその時、ビアンカは奇跡的に18歳に回帰する。
絶縁したも同然の実家、アルノー伯爵令の人々も私を嫌っている。
孤立した私の立場を見つけるには、後継者が必要だ…。
「あなたの子供を産む準備ができました」
「…その話はあとにしよう」
「私たちの結婚はいくらだったでしょうか。 その代をすると言っているのです」
夫の子供を産まなければ。夫を誘惑してでも、説得してでも。
ビアンカ・ド・アルノー:主人公
ザカリー・ド・アルノー:ビアンカの夫。
イボンヌ:ビアンカの専属使用人。
ソヴール:ザカリーの側近。
ロベル:ザカリーの側近。
ガスパル:ザカリーの側近
101話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- side ダボビル伯爵家②
「アルノー伯爵夫人」という言葉にカトリーヌは目を丸くした。
ビアンカがカトリーヌに言ったことはあるが、カトリーヌはそのようなことに夢中な人ではない。
マルソーにとっては少し気を使ってほしいと願うくらいだ。
むしろビアンカが自分に失望しているのではないかと戦々恐々とする方に近かった。
カトリーヌの周りにはいつも声の大きな女性がいた。
カトリーヌが気が弱いことを言い訳に彼女を抱き込み、自身の声を高めようとする人たちだ。
カトリーヌは王子の従姉妹で血統もいいので、カカシとして先頭に立たせるにはピッタリの人材だった。
ボルネ子爵令嬢たちも、そのような者たちだ。
そんな人たちに比べれば、むしろビアンカの方がましだ。
宴会場での仕事は彼女を把握するのに十分だった。
マルソーが見たビアンカは、他人を利用してあれこれと企てるよりは、むしろ自分で行動する女性。
その上、身分もカトリーヌに劣らず、望むものの大部分を彼女の夫が全て得てくれるので、特にカトリーヌを利用する理由もないはず。
アルノー伯爵夫人は、本当にカトリーヌの友達として描いたかのように完璧だった。
多少頑固なところがあるように見えたが、子爵令嬢を救ったのを見ると、薄情ではないだろう。
そして、彼女が断固としているだけに、カトリーヌはそそっかしいので大丈夫だ。
むしろマルソーは、カトリーヌがそのようなビアンカの断固たる姿を学ぶことを内心望んでいた。
王家が基準である伝統的な美人ではなかったが、ビアンカも客観的に美人に属しているため、カトリーヌが興味を持つに十分だ。
マルソーの目が計略を巡らすように輝く。
案の定だろうか。
カトリーヌはそっと顔を上げ、慎重に尋ねた。
「果たして私と付き合ってくれるでしょうか?」
「もちろん。あの時も君のことが気に入ったから、あんなに酷いことを言ったのです。私が見るに、アルノー伯爵夫人は本当に興味のない人にはあれほどの忠告さえしない人のようでした」
「でも・・・」
カトリーヌがモジモジするが、嫌がっている様子ではない。
マルソーの予想通り、ビアンカに対する興味が見せていた。
カトリーヌが餌を食べたことを確認したマルソーが、最後の楔を打ち込んだ。
「あなたは私の人を見る目が信じられませんか?」
「いいえ、そんなはずがありません。伯爵様の言葉は何でも信じていますから」
カトリーヌが満面の笑みを浮かべてマルソーを見つめる。
信頼に満ちた目つきは、まるで子犬が飼い主を眺めるように真っ直ぐで善良だった。
マルソーは、そんなカトリーヌが可愛くてたまらないように手の甲で頬を触りながら口を開く。
「それでは王女様のところに行ってみてください」
「王女様ですか?」
「王女様に会って、アルノー伯爵夫人と親しくなりたいという意思をそれとなく明らかにしてください。今日のことを謝りたいと言って」
「分かりました!」
オデリーに会える名分ができると、カトリーヌの顔が明るくなった。
美人好きの彼女にとって、見るだけでうっとりするカトリーヌこそ本当にそばに常に寄り添いたい相手だったからだ。
オデリーの言うことに相槌を打ちながら一日中過ごすことができればと思えるほどに。
ただ、今まで親しくなる適当な名分がなく、いきなり突きつけるほどの恥ずかしさもなかったため、オデリーとの関係は時々安否の挨拶に立ち寄る程度に維持されていた。
それがカトリーヌの最善策。
しかし、ただ喜ぶには気になることがある。
カトリーヌは首を傾げながら尋ねた。
「なぜ王女様なのですか?むしろアルノー伯爵は第一王子派ですから、王子妃様の方がいいのでは?」
カトリーヌの従姉妹である王子妃の方がもっと簡単に橋を架けることができるはずなのに、オデリー王女?
カトリーヌはオデリー王女に会えて嬉しいのだが・・・。
分からないかのように目を丸くして自分を見つめるカトリーヌの姿にマルソーは微笑む。
彼はカトリーヌがオデリー王女のところに行かなければならない理由を一つ一つ説明した。
「今日、あの子爵令嬢を王女様が預かったじゃないですか。おかげで今日の一件が無事に終わりました。アルノー伯爵夫人が礼節を弁えている人なら、王女に報いるでしょう。王子妃とは夫を通じて政治的な利点で結ばれた関係ですが、オデリー王女とは直接絡むことになるでしょう。ですから、あなたが親しくなりやすいと思います」
「伯爵様はやっぱり凄いです!」
カトリーヌが高い声で感心した。
彼女のキラキラした瞳からは尊敬の念が湧いていた。
そしてマルソーは、蜂蜜のように甘い瞳でカトリーヌを見つめる。
仲睦まじい夫婦はしばらくお互いに唇を合わせた後、自然にベッドに向かった。
結局、カトリーヌはアントに関する話をこれ以上持ち出さなかった。
望み通りに達成したマルソーの唇が満足そうに上がる。
スッキリした彼は声を上げて笑いたい心情を頑張って抑え込んだまま、カトリーヌに向かって明るく微笑んだ。
マルソーはビアンカのことを高く評価しているのですね。
ビアンカとオデリー、そしてカトリーヌの交友関係が生まれれば、ビアンカの将来にも大きな変化が生まれるのではないでしょうか。
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