こんにちは、ツバサです。
【ルシア】を紹介させていただきます。
今回は99話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

16番目の王女のため、誰からも奉仕されることなく宮殿の端で暮らしていた「ビビアン」は、12歳の頃から夢で未来を見るようになる。
18歳になった王女「ビビアン」は侍女を装い「ルシア」として毎週町に出掛け、自由な時間を過ごしていたが、一年後に欲深い伯爵に売り飛ばされ、悲惨な生活を送ることを夢にみてしまう…!
そんな自らの未来を変えるべく、冷静沈着で残酷“戦場の黒ライオン”と呼ばれるタラン公爵に契約結婚を提案する!
公爵を愛さないことを約束するルシアだったが…?!
ビビアン・ヘッセ(ルシア):主人公。16番目の王女。親しい相手からはルシアと呼ばれている。先の未来を夢の中で見ることが出来る。ヒューゴと契約結婚をする。
ヒューゴ・タラン:公爵。黒髪に赤い目。ルシアと契約結婚をする。
ジェローム:執事。ファビアンの兄。
ファビアン:補佐官。ファビアンの弟。
フィリップ:男爵。タラン家専属の主治医。タラン家の血筋を絶やさないことを目的としている。
ミシェル・コルジャン;伯爵夫人。社交界の教母として名高い。ルシアの指南役。
ケイト・ミルトン:ルシアの友人。コルジャン伯爵夫人は大叔母。
ノルマン:小説家。アイディアをルシアから提供してもらう。
クェイズ・ヘッセ:皇太子。
ソフィア・ローレンス:ヒューゴの元恋人。別れの印として、黄色のバラの花束を渡される。
ロイ・クロチン:タラン公爵の右腕。狂犬という異名を持つ。
ディーン・ヘバ:タラン公爵家の騎士。
ダミアン:ヒューゴの息子。現在8歳。
エリオット・カリス:騎士団長。
ファルコン:伯爵夫人。結婚前まではヒューゴの愛人だった。
バートン:伯爵。ルシアの夢の中での夫。

99話 ネタバレ

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- ヒューゴの孤独を癒すもの
ヒューゴは、⾃分が主導しなかった会議に出席することに疲れていた。
自分の会議に出席した家臣たちの気持ちを少しだけ理解した。
⾸都に来て以来、邸宅に戻るたびに歩みは重くなり続ける。
彼にとって、家は帰って眠る場所。
しかし、それは以前までの話。
北部では、城に戻るたびに、いつも彼女が待っていてくれた。
彼女がロームを出発したことは聞いているが、首都に到着するのはもう少し先の話だろう。
正直なところ、彼⼥ができるだけ早く⾸都に到着することを望んでいるが。
⾺⾞から降りると、ジェロームが出迎えてくれている光景に驚きを隠せないでいた。
「お帰りなさいませ、旦那様」
「いつ到着したのですか?」
「今朝です。奥様を護衛して到着しました」
「何か問題は?」
「いいえ、特には。奥様に事件は発⽣しませんでした。到着後、彼⼥は⽇中すぐに眠り、しばらく前に寝室に移動しました」
ぼんやりと⽿を傾けながら、ヒューゴはジェロームを通り過ぎ、邸宅に⼊り、すぐに階段を上った。
習慣的に自分の寝室のドアを開けるが、空っぽの部屋を見て、彼の心は一瞬跳ね上がる。
誰もいない。
廊下の反対側にある暗い寝室への扉を開け、ベッドに横たわっているシルエットが動く。
「うーん・・・、帰ってきたの?」
眠りに満ちた彼⼥の声を聞いたヒューゴの⼼が跳ね上がる。
彼女の声以上に甘い歌があるのだろうか?
すぐにベッドに移動し、彼女の首に鼻を埋めた。
彼⼥の⾹りと柔らかな体。
その感覚はヒューゴの孤独な⼼を喜びで満たした。
- 愛に満ちた宝物
ルシアは旅の疲れが一瞬で消え去ったように感じた。
ヒューゴの胸に寄りかかって、彼⼥が切望していた抱擁を楽しむ。
しばらくの間、お互いの暖かさに酔いしれた。
ヒューゴは両手で彼女の肩を掴み、素早く彼女の唇を塞いだ。
彼らの息と唾液は即座に混ざり合い、彼の唇は彼⼥を激しく⾷い尽くす。
ルシアは、強烈で⽢くて嘆願するようなキスに圧倒された。
「はぁ・・・」
ヒューゴは彼⼥の⽢くて柔らかい肌を味わいたかった。
彼⼥の⼿が彼の髪に⾷い込む。
「大丈夫?」
彼は我慢できなかった。
それでも、彼はルシアを労る。
ルシアはうれしそうにため息をつく。
彼が自分を心配してくれている感覚に、彼⼥は満⾜感と喜びを与えた。
全身が喜びで⾝震いする。
ヒューゴは暴⾛したいという彼の欲望の⼿綱を抑えた。
彼⼥は愛に満ちた宝物。
ヒューゴはルシアの⽿をかじる。
そのまま⾸に移動する。
それから彼は⼝を開けて彼⼥の⾸を噛んだ。
まるで彼⼥の体の⾹りの源であるかのように。
ルシアの体は必死に震えた。
- 果てしない欲求
夏でしたが、彼⼥はヒューゴの体からの熱を嫌いではなかった。
⽬、唇、そして彼⼥の顔全体に⼩さなキスが注がれる。
「ビビアン」
「うーん・・・」
眠気が押し寄せる。
「もう⼀度やりましょう」
返事をする前にヒューゴはルシアの唇を塞いだ。
⾆は絡み合い、彼らの最も内側の温度を互いに共有し、情熱的なキスが続く。
酔わせて⽬が眩むようなキス。
彼⼥はいつもヒューゴのキスに魅了されていた。
1⽇1回でも数⽇後でも、彼の果てしない追求は変わらない。
「ふぅ・・・」
「あなたが協⼒してくれれば、私は本当にもう⼀度やります」
しかし、彼は今⽇耐えなければならなかった。
「シャツ・・・」
「シャツ?」
「あなたのシャツが・・・、皺になります」
「・・・」
「私が脱がしましょうか?しかし、私がそうするなら、あなたは今⽇眠らないでしょう」
ヒューゴはルシアの素っ気ない返事にいたずらっぽく笑った。
その後、彼は彼女の唇を塞いだ。
久しぶりの再会で我慢ができないヒューゴ。
彼にとって、ルシアはなくてはならない存在なのですね。
その事実に彼女が少しでも気づいてくれたら嬉しいと思います♪


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