ルシア

ルシア【58話】ネタバレ




 

こんにちは、ツバサです。

【ルシア】を紹介させていただきます。

今回は58話をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

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16番目の王女のため、誰からも奉仕されることなく宮殿の端で暮らしていた「ビビアン」は、12歳の頃から夢で未来を見るようになる。

18歳になった王女「ビビアン」は侍女を装い「ルシア」として毎週町に出掛け、自由な時間を過ごしていたが、一年後に欲深い伯爵に売り飛ばされ、悲惨な生活を送ることを夢にみてしまう…!

そんな自らの未来を変えるべく、冷静沈着で残酷“戦場の黒ライオン”と呼ばれるタラン公爵に契約結婚を提案する!

公爵を愛さないことを約束するルシアだったが…?!

 

ビビアン・ヘッセ(ルシア):主人公。16番目の王女。親しい相手からはルシアと呼ばれている。先の未来を夢の中で見ることが出来る。ヒューゴと契約結婚をする。

ヒューゴ・タラン:公爵。黒髪に赤い目。ルシアと契約結婚をする。

ジェローム:執事。ファビアンの兄。

ファビアン:補佐官。ファビアンの弟。

フィリップ:男爵。タラン家専属の主治医。タラン家の血筋を絶やさないことを目的としている。

ミシェル・コルジャン;伯爵夫人。社交界の教母として名高い。ルシアの指南役。

ケイト・ミルトン:ルシアの友人。コルジャン伯爵夫人は大叔母。

ノルマン:小説家。アイディアをルシアから提供してもらう。

クェイズ・ヘッセ:皇太子。

ソフィア・ローレンス:ヒューゴの元恋人。別れの印として、黄色のバラの花束を渡される。

ロイ・クロチン:タラン公爵の右腕。狂犬という異名を持つ。

ディーン・ヘバ:タラン公爵家の騎士。

ダミアン:ヒューゴの息子。現在8歳。

エリオット・カリス:騎士団長。

ファルコン:伯爵夫人。結婚前まではヒューゴの愛人だった。

バートン:伯爵。ルシアの夢の中での夫。

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58話 ネタバレ

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登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • バラの花

それがどうした?

ルシアはヒューゴがそのように答えることを期待した。

彼の返事よりも冷たい答えを返すことが出来るかどうか⼼配だ。

正直なところ、彼⼥は彼を傷つけたくありません。

不可解な絶望の瞬間が彼の顔に現れるのを⾒て、ルシアの⼼は沈む。

本心は彼に⼿を差し伸べて彼を慰めたいと思ったが、彼⼥の体は凍った。

ヒューゴは激しく笑った後、⽴ち⽌まり、その瞬間、蜃気楼のようにすべてが消え、彼の表情は無になる。

「そうだったな、契約があった」

彼の声は寒いと言うよりも穏やか。

「ヒュー・・・」

ルシアはしばらく夢を⾒ていたのではないかと思った。

彼⼥が静かに彼を⾒つめ続けると、彼は⼝を開けた。

「最初に話していたよな。別れにはバラの花を送ってほしいと」

バラの花について⾔及したとき、ルシアの⾎が冷たくなる。

現在、彼との重要な岐路に⽴っていた。

「はい、その通りです」

「俺からバラの花をもらったら、どうするつもりだ?」

ルシアは優柔不断な⼼をコントロールした。

「それは・・・、私は何もするつもりはありません。あなたが⾔ったように、それで終わりでしょう。別れた後は何もしません」

「何もしない」

ヒューゴは静かに彼⼥の⾔葉を繰り返し、それから声を上げた。

「君は壊れませんか?」

「・・・はい。私は壊れないことをあなたに約束したから」

 



 

  • 戻る二人

ルシアの愛が報われるかどうかは彼⼥にとって重要ではない。

それを決して望んでいないから。

最初は⾃⼰満⾜で始めたとしても、いつの⽇か、相⼿が答えてほしいと願うようになる。

彼⼥はその憎しみに⾷われたくなかった。

「・・・」

ヒューゴは⾃分が過度に貪欲であることを知った。

この短い会話の中で、彼らが結婚して数ヶ⽉で知った情報よりも、彼⼥についてもっと知りました。

彼は無関⼼でした。

彼には怒る権利がありません。

⼦供を産むことが出来ないという事実は、誰も知らなかった秘密。

けれど、ルシアはそれをヒューゴに告⽩した。

「離婚はありません」

「・・・はい」

「君は俺の妻だ」

「・・・はい」

「それがどのように終わっても、君は俺たちの関係を変えることは出来ない」

「はい」

 



 

  • 完璧な妻

ルシアの短く従順な答えは、彼の気持ちを苛⽴たせる。

肩を掴み、彼⼥を押し倒す。

彼⼥の体は抵抗を⽰さずにソファの上に横たわった。

「君はその答えが何を意味するか知っているのか?」

自分の感情に関係なく、ヒューゴが望むなら、ルシアは彼に体を開かなければならない。

ルシアは視線を避け、空を⾒つめながら答える。

「はい」

⼼がそっと沈む中、真っ⾚な⽬で彼⼥を⾒つめた。

「最高だ!君は完璧な妻だな!!」

彼は⾃分自身を嘲笑した。

思っていた通りの⼈形のような妻が出来上がったのだから。

そしてこれからも、この⼈形のような妻と⼀緒に暮らし、抱きしめなければなりません。

望む限り彼⼥をそばに置いておくことが出来る。

突然、ヒューゴは今まで⾒ることが出来なかった何かに気づきました。

以前に克服した不安と絶望の理由。

ルシアが突然消えてしまうのではないかと不安でした。

それは彼の揺らぐ⾃⼰に対する不安と絶望。

愛と憎しみ。

ヒューゴは⼈間が持つことができるすべての極端な感情を経験している。

死んだ公爵への憎しみと、兄への愛。

兄と出会い、その過程で⼈間になりましたが、感情を学ぶ代償を払わなければなりませんでした。

問題は彼の⼼でした。

[あなたは恋に落ちました]

(いいや、そんな事はあり得ない)

ヒューゴはルシアに振り回された。

彼⼥を失うことを恐れ始めている。

そのような結論を受け⼊れることができなかった。

 



 

  • もう疲れた

ルシアは落ち着きのないヒューゴを⾒て、ゆっくりと体を持ち上げて座る。

今⽇、今まで⾒たことのない彼の側⾯を⾒ることが出来ました。

「治療を受けなさい」

ルシアは⻑いため息をついた。

「君の症状が何であるかを正確に医師に伝え、処⽅箋を受け取るんだ」

「私は妊娠している可能性があります。それでも良いのですか?」

彼が沈黙したとき、ルシアは叫びたくなった。

(もう放っておいて!)

「・・・⼦供が生まれることはない」

「どういう意味・・・、私たちは別々に寝るという事?」

「なぜ⼦供を作るためだけだと思うのですか?君も楽しいだろ?」

「要点を変えないでください。もし私が治療を受け、あなたが私の寝室に来続けて、私が妊娠したらどうしますか?それが私の知りたいことです」

「もしそうなら、それは俺の⼦供ではないでしょう」

ヒューゴは躊躇うことなくその⾔葉を吐き出し、後にその間違いに気づく。

ルシアの表情はひどく⻘ざめていたので、彼は自分の⾔葉を後悔した。

「つまり・・・、あなたの⼦供だと認めないのですか?それとも・・・、あなたは私が不倫をするとでも?」

自分の⾔葉が彼⼥を⼤いに傷つけたことを知っていた。

⾃分の気持ちすら理解出来なかった。

彼はこの状況にうんざりしていた。

彼⼥に固執する⾃分と、真実を語ることが出来ない⾃分に。

「俺が言いたいのは・・・」

しばらく⽴ち⽌まり、そして呟く。

「治療のために・・・、君が好きなようにしてくれ」

ヒューゴは振り返って応接室を出た。

ルシアは静かな応接室に⼀⼈で残され、ソファに倒れ込む。

その夜、ヒューゴは彼⼥の寝室に来なかった。

 



 

  • 心の崩壊

⾷事は⼀⼈分。

「主⼈は最近、多くの公務に参加する必要がありまして」

ジェロームは、⾔い訳をするかのように理由を説明した。

「そうですか。健康を害するのではないかと⼼配しているので、あなたが彼を⾒守ってくれることを願っています」

「ありがとうございます、奥様」

ルシアは⼀週間⼀⼈で⼣⾷を⾷べていた。

そして、ヒューゴは彼⼥の寝室を全く訪問しません。

彼はとても忙しいと⾔っているから。

しかし、ルシアの直感は、彼が自分を避けていると告げる。

何も問題はないように⾒えましたが、1週間が1か⽉、1年になる可能性も。

(頭が痛い・・・)

⾷事を終えた後、頭痛薬を貰うためにアンナを訪ね、寝室に⼊った。

彼⼥は⾃分を責めた。

(どうして私はあんな事を?)

彼⼥が彼と結婚した理由は、平和で快適な⽣活のため。

「正式な結婚だったらもっと良かったでしょうに」

もう⼀度⾃分を⾮難した。

最初から⼦供を持つことを諦めていたのに、なぜ突然貪欲になってしまったのか?

最近までは、すべてが完璧でした。

彼⼥はそれを台無しにした。

決して開かれない寝室のドアに視線を落とすことが出来ない。

時間が経つにつれて、ルシアの⼼はさらに崩壊した。

 



 

☆少しだけ解説☆

①ビビアン(ルシア)

夢の中で、三葉ヨモギを飲んだ彼女は妊娠出来ない体に。

子供が欲しい彼女はフィリップと出会い、不妊を治療出来る方法を知る。

現実のルシアも三葉ヨモギを飲んで現在は妊娠出来ない体となっています。

しかし、それを知っているのは彼女だけ。

医者も原因不明の病気と診断しています。

 

②ヒューゴ

遥か遠い昔からいるタランの血を持つ男性。

通常の手段では人間の子供を授かる事が出来ません。

子供を授かるには、三葉ヨモギを使った特別な方法が必要。

その方法はヒューゴも知り得ません。

 

③まとめ

ルシアは偶然にもヒューゴの子供を授かる体となった唯一の女性。

けれど彼女はタラン家の真実を知りません。

ヒューゴが彼女に真相を伝えない理由は、過去の後継者争いで兄を失った為。

彼はタランの血をこれ以上増やしたくないと考えています。

お互いに自分の事情を話せないため、彼らは再びすれ違うことになりました・・・。

 

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