こんにちは、ツバサです。
【ルシア】を紹介させていただきます。
今回は１８３話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
16番目の王女のため、誰からも奉仕されることなく宮殿の端で暮らしていた「ビビアン」は、12歳の頃から夢で未来を見るようになる。
18歳になった王女「ビビアン」は侍女を装い「ルシア」として毎週町に出掛け、自由な時間を過ごしていたが、一年後に欲深い伯爵に売り飛ばされ、悲惨な生活を送ることを夢にみてしまう…！
そんな自らの未来を変えるべく、冷静沈着で残酷“戦場の黒ライオン”と呼ばれるタラン公爵に契約結婚を提案する！
公爵を愛さないことを約束するルシアだったが…？！
ビビアン・ヘッセ（ルシア）：主人公。16番目の王女。親しい相手からはルシアと呼ばれている。先の未来を夢の中で見ることが出来る。ヒューゴと契約結婚をする。
ヒューゴ・タラン：公爵。黒髪に赤い目。ルシアと契約結婚をする。
ジェローム：執事。ファビアンの兄。
ファビアン：補佐官。ファビアンの弟。
フィリップ：男爵。タラン家専属の主治医。タラン家の血筋を絶やさないことを目的としている。
ミシェル・コルジャン；伯爵夫人。社交界の教母として名高い。ルシアの指南役。
ケイト・ミルトン：ルシアの友人。コルジャン伯爵夫人は大叔母。
ノルマン：小説家。アイディアをルシアから提供してもらう。
クェイズ・ヘッセ：皇太子。
ソフィア・ローレンス：ヒューゴの元恋人。別れの印として、黄色のバラの花束を渡される。
ロイ・クロチン：タラン公爵の右腕。狂犬という異名を持つ。
ディーン・ヘバ：タラン公爵家の騎士。
ダミアン：ヒューゴの息子。現在８歳。
エリオット・カリス：騎士団長。
ファルコン：伯爵夫人。結婚前まではヒューゴの愛人だった。
バートン：伯爵。ルシアの夢の中での夫。
１８３話ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- お腹の子供
王の誕⽣⽇の饗宴の⽇、ベス⼥王は⾮常に⻑い間隔の後に公式の機会に現れた。
弟の死後も屋内に留まったことで、おそらく彼女はショックで⼦供を亡くし、横になっていたという噂が広まる。
しかし、ベス⼥王が現れたとき、その噂は否定され、彼女は⼭のように⾒える膨らんだお腹を静かに抱きしめていた。
貴婦⼈はベスに近づき、挨拶をする。
ルシアもベスに近づいた。
⼆⼈とも数ヶ⽉会っていない。
ルシアは内心、⼥王に対して気の毒に思っていた。
ヒューゴは、ロイが死んだ男に変装して逃げ出したことを⼥王は知らないと言っている。
それを知らないほうがはるかに良かったが、ベス⼥王が正確な詳細に気づかず、突然弟を失ったのを⾒て、彼⼥はその喪失のために苦しんでいただろう。
「元気でしたか、女王殿下？」
「公爵夫⼈、お久しぶりですね」
ベスの声は、ルシアが恐れていたものとは異なり柔らかかった。
公爵夫⼈が慎重に謝罪の表情を⾒せているのを⾒て、ベスは微笑んだ。
弟を失った後、ベスはしばらくの間公爵夫⼈に憤慨した。
公爵夫⼈が何か悪いことをしたからではなく、関係者全員に憤慨していた。
絶望してベッドに閉じ込もっていたとき、父親が彼女に会いに来る。
ベスは父親を⾒て、彼も息⼦を失うという苦痛に苦しんでいると思ったが、⽗親は彼⼥が推測したものとは少し異なる話をした。
「ベス、あなたは今それを忘れるべきです。彼は・・・、彼が亡くなったことは仕方のないことなのです」
「え・・・、お父様。一体どういうことなのですか？」
「正確な詳細はお伝えできません。デビッドは⾮難なしに死ななかったことを知っておいてください。あなたはあなたの中に貴重な王室を運んでいます。あまり苦しんではいけません」
「お父様」
⻑いため息をついた後、ベスの⽗親は⾔った。
「ベス、あなたの愚かな⽗親は⽗親としての⾏動が上手くいかなかったようです・・・」
振り返ると、肩を落とした父親の姿が。
その瞬間、彼は彼⼥のいつも強くて安⼼した⽗親ではなかった。
⽗親が残した⾔葉を考えると、ベスは亡くなった弟に少し憤慨する。
（デビッド・・・。あなたが死ぬまで、取り残された⼈々の⼼に釘を打ち込むのはどうしてですか？）
ベスは⾃分の⾚ちゃんのことを考え、少しずつ弟の死を振り払おうとした。
キャサリンは、あまり好きな関係ではないと思っていたけれど、毎⽇自分に会いに来てくれたことで、とても快適に過ごせた。
外部活動を控えて⼦供に焦点を合わせた後、⼦宮の最初の動きを感じたとき、ベスは彼⼥の⼼臓に残っているすべての負の沈殿物を振り払う。
⺟親としての彼⼥の⼼は、まだ⽣まれていない⼦供に美しい考えだけを伝えたいと思っていたから。
「かなり体重が増えました。⼦供を身籠ると、このように体が変化します」
「安⼼して⾒れますね」
「確かに、最近は安定しています。⼦供も楽しんでいることでしょう」
「いつ頃になる予定なのですか？」
「残り約１か⽉です。考えてみると、公爵夫⼈。あなたからのニュースを聞く時が来ました。結婚して２年になりますか？」
「・・・ええ」
ルシアはかすかに微笑んで、ベスの大きくなったお腹をちらっと⾒た。
（女王殿下、あなたの中で別の⼈⽣が成⻑しているとどのように感じますか？）
ルシアは、夢の中で⼀度も経験したことがなく、おそらく現実には決して経験しないだろうという気持ちに興味を持っていた。
出産の痛みは死ぬほど酷いものだったと聞いている。
また、出産後に問題が発⽣した⼥性も少なくなかった。
⼥性が⼦供を産むことは、命にかかわる経験。
（それでも、痛みは⼤丈夫です。私はどんな痛みにも耐えられると思います）
ルシアは、少し離れたところに⽴っていた夫を⾒た。
彼は⼀度も⼦供の話題を持ち出したことがない。
（ヒュー、彼はまだ⼦供を望んでいないのでしょうか？）
春のピークで、明らかに暖かくなったせいかもしれません。
ざわめく春のそよ⾵がルシアの⼼に響き渡り、それを揺さぶった。
彼⼥は⼦供が欲しかった。
愛情を込めて彼の⼦供を運び、出産後に⺟親になりたいと。
（私は彼に⾔わずに不妊治療をするべきですか？）
ルシアはこれについて数回考えていた。
まだ若く、多くの時間が残っていることを知っている。
しかし、ルシアは過ぎ去った⽇々が残念だと感じた。
「陛下が宮殿に残っている王⼥の結婚を推進していると聞きました」
「私も聞きました。正確には何⼈の王⼥がまだ宮殿に残っているのですか？」
ルシアは⼦供の考えに夢中になっていたので、声を上げる貴婦⼈の話題に集中するにつれて、すぐに興味が変わる。
ヒューゴは、妻を⽬で探している間、横でおしゃべりをしている⼈の話を聞いているように振る舞った。
彼は、男性と⼥性が別々に集まって話し合うという慣習が好きではない。
妻をそばに置いておきたかったが、問題は他の誰もそれをしていないということ。
そして彼の妻は⽬⽴つのが好きではない。
時々、ヒューゴはビビアンを観察した。
それは習慣のようなもの。
⻑い間彼⼥を⾒つけることができなかった場合、彼は不必要に緊張する。
ビビアンが貴婦⼈と話している間、彼は彼⼥の視線が⼀瞬どこかに移っていることに気づく。
最初は気にしていなかったが、何度か見た後、妻が何を見ているのかと思い、彼女の視線を追う。
⼥王は妻が⾒ているところに⽴っていた。
（彼⼥はまだ数ヶ⽉前のことを気にしていますか？）
ヒューゴは妻がデビッドの死の背後にある事件をまだ忘れていないのではないかと⼼配になる。
しかし、もっとよく⾒てみると、彼は彼⼥が⼥王を⾒ているのではなく、⼥王の⽬⽴つお腹を見ていることに気づく。
突然、それは彼の⽿から強打が響いたように感じた。
ベス女王も気持ちを切り替えることが出来て良かったですね。
デビッドの問題は解決しましたが、次は子供の話でしょうか？
いずれは直面する問題だと思っていましたが、ヒューゴはどう感じているのか気になります。
お互いに愛していることは伝えていますので、ルシアも以前よりは素直に打ち明けられるのでは？
https://sub.tsubasa-cham.com/the-secret-of-the-hourglass-matome/
