こんにちは、ツバサです。
【ルシア】を紹介させていただきます。
今回は１７５話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
16番目の王女のため、誰からも奉仕されることなく宮殿の端で暮らしていた「ビビアン」は、12歳の頃から夢で未来を見るようになる。
18歳になった王女「ビビアン」は侍女を装い「ルシア」として毎週町に出掛け、自由な時間を過ごしていたが、一年後に欲深い伯爵に売り飛ばされ、悲惨な生活を送ることを夢にみてしまう…！
そんな自らの未来を変えるべく、冷静沈着で残酷“戦場の黒ライオン”と呼ばれるタラン公爵に契約結婚を提案する！
公爵を愛さないことを約束するルシアだったが…？！
ビビアン・ヘッセ（ルシア）：主人公。16番目の王女。親しい相手からはルシアと呼ばれている。先の未来を夢の中で見ることが出来る。ヒューゴと契約結婚をする。
ヒューゴ・タラン：公爵。黒髪に赤い目。ルシアと契約結婚をする。
ジェローム：執事。ファビアンの兄。
ファビアン：補佐官。ファビアンの弟。
フィリップ：男爵。タラン家専属の主治医。タラン家の血筋を絶やさないことを目的としている。
ミシェル・コルジャン；伯爵夫人。社交界の教母として名高い。ルシアの指南役。
ケイト・ミルトン：ルシアの友人。コルジャン伯爵夫人は大叔母。
ノルマン：小説家。アイディアをルシアから提供してもらう。
クェイズ・ヘッセ：皇太子。
ソフィア・ローレンス：ヒューゴの元恋人。別れの印として、黄色のバラの花束を渡される。
ロイ・クロチン：タラン公爵の右腕。狂犬という異名を持つ。
ディーン・ヘバ：タラン公爵家の騎士。
ダミアン：ヒューゴの息子。現在８歳。
エリオット・カリス：騎士団長。
ファルコン：伯爵夫人。結婚前まではヒューゴの愛人だった。
バートン：伯爵。ルシアの夢の中での夫。
１７５話ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- ヒューゴの帰還
ファビアンが戻ってきたことを聞いて、ルシアは急いで寝室から出てくる。
彼⼥の顔は⼼配に満ちていて、数日の間で痩せ衰えていた。
「クロティン卿に会えましたか？彼は無事でしたか？」
「はい、奥様。彼には何の問題もありません。牢屋の環境は最⾼ではありませんが、彼はきちんと順応しています」
ルシアは安堵のため息をつく。
あの⽇、キャサリン王⼥がロイを殺⼈者として指名したとき、ルシアは驚きよりも安心していた。
彼が加害者であり犠牲者ではないと聞いたということは、少なくともロイが無事だったことを意味したから。
「クロティン卿はどうなるのでしょうか？」
ルシアはロイがデビッドとファルコン伯爵夫⼈を殺したという事実を除いて、事件の具体的な詳細を知らない。
後に、彼⼥の顔に奇妙な何かを吹きかけた侍⼥は、魔法の道具で容姿を変えたファルコン伯爵夫⼈であると聞いた。
⼀緒に休憩室に⼊ったメイドは、⼀緒に帰ってこなかった。
ルシアは、彼⼥に何か悪いことが起こったとしか推測できずにいる。
ロイと関係のある６⼈の死があったが、そのうち、２⼈の⼥性と２⼈の騎⼠の死は、調査に関与した⼈々にしか知らされていなかったのだ。
特に、２⼈の⼥性は毒殺されていることが判明し、その毒は亡くなった伯爵夫⼈から発⾒されたため、ロイはまだ２⼈の死と直接関係していない。
社交界全体に広まった噂は、ロイがデビッドとアニタの両⽅を殺したというものだった。
「それはまだ調査中です」
「私は宮殿に⾏き、証⼈をします。当時の状況を説明すれば・・・」
「「それはできません、奥様」」
ジェロームとファビアンは同時に⾔った。
「クロティン卿の意図を理解する必要があります。彼は、自分の訴訟を弁護することさえせずに、ずっと⼝を閉じたままです。奥様が前進すれば、あなたはこの事件の関与者になるでしょう」
公爵夫⼈のメイドの死は公に知られていない。
ロイは公爵夫⼈の護衛だったが、彼は危険人物として知られていたので、人々は驚きはしたが、彼らはそれを可能な限り受け⼊れた。
その結果、公爵夫⼈をこの事件に結びつけた⼈は誰もいなかった。
さらに、キャサリン王⼥は事件の時に公爵夫⼈が自分と⼀緒にいたと証⾔している。
そのおかげで、ルシアは事件から除外された。
ファビアンは、ロイが⼝を閉ざしている限り、どんなに徹底的に調査しても、ロイが関係者全員を追い払ったので、公爵夫⼈を巻き込むことは不可能であると判断していた。
（ロイはクレイジーな男だが、彼の⽅法は本当にすべてをきちんと処理した）
ファビアンは、公爵夫⼈が前に出てすべてをひっくり返した場合、彼の主が戻った⽇は彼の葬式の⽇になると考える。
（私は⻑⽣きしたいです、奥様）
「奥様、あなたがイライラしていることは理解していますが、主が戻ってくるまでお待ちください。私は緊急のメッセージを送り、主はすでに戻ってきているという返事を受け取りました」
「それじゃあ、私はこのまま何もできないのでしょうか？その間にクロティン卿は処刑されるのではないでしょうか？ラミス公爵がじっとしているのでしょうか？」
「そんなことは絶対に起こらないので安心してください」
王はロイに対して善意を持っている。
ロイはクェイズが皇太⼦時代に何度も命を救ってきた。
王は間違いなく調査を開始せず、タラン公爵が戻るまで物事を引っ張るだろう。
政治的利益のため、タラン公爵との将来の計画された仕事は、ラミス公爵よりはるかに⻑かった。
「クロティン卿は私を助けようとしたので、このような状況に巻き込まれました。彼は、ラミス伯爵が私を傷つけ、それを過度に扱い、この事件を引き起こしたと判断したに違いありません」
ルシアの⽬は⾚くなり、涙が彼⼥の⽬に湧き上がった。
彼⼥はジェロームがすぐに横から⼿渡したハンカチを⼿に取り、⽬を軽く叩く。
ファビアンは奇妙な表情を浮かべた。
（あの馬鹿は奥様にかなり良い印象を与えたようだ）
「具体的な詳細は、主が戻ってきたときに発表されます。奥様は当時の状況を⼤まかに教えてくれましたが、正確な状況を判断することは依然として困難です。もうしばらくお待ちください」
「・・・はい。私にできることは何もないようです」
「最も重要なことは、奥様が無事であることです」
ファビアンは、ロイの行いに少なからず感謝している。
お喋りな貴婦⼈のグループが、閉所でラミス伯爵と公爵夫⼈を⾒た状況を想像すると、ファビアンは冷や汗を浮かべた。
公爵夫⼈を取り巻くスキャンダルは⾼等社会を揺るがし、主が戻ったときに⼀度か⼆度死ぬだけの問題ではないでしょう。
ロイは６⼈の命を奪い、別の命を救ったのだ。
ヒューゴはカリスに完全な権限を委ね、すぐに⾸都に向かった。
定期的に⾺を変え、休むことなく最⾼速度で。
⾨に着くまでに丸５⽇を要した。
⾸都の⾨に到着すると、ヒューゴは再び⾺を促し、屋敷に向かって走り出す。
複雑な道路を駆ける⾺のために、⾺⾞は動きを⽌めなければならず、通りは混雑した。
公爵の後ろを追っている騎⼠は、それが⼤きな事故に繋がることがないように物事を整理しなければならなかった。
⾺は屋敷のすぐ前に到着し、ヒューゴは⾺から⾶び降りてすぐに屋敷に⼊る。
使⽤⼈は、主⼈が戻ってきたことを執事に知らせる。
ジェロームが急いでオフィスを出たとき、彼はすでに２階にいた主⼈の背中しか⾒ることができなかった。
ロイが今すぐに処刑されることはなさそうです。
ですが、決定的な証拠が見つからない限り実刑は免れないでしょう。
ヒューゴはどのような決断を下すのでしょうか？
そして、彼が真っ先に向かった場所は？
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