ルシア

ルシア【121話】ネタバレ




 

こんにちは、ツバサです。

【ルシア】を紹介させていただきます。

今回は121話をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【ルシア】まとめ こんにちは、ツバサです。 【ルシア】を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介となっております。 ...

 



 

16番目の王女のため、誰からも奉仕されることなく宮殿の端で暮らしていた「ビビアン」は、12歳の頃から夢で未来を見るようになる。

18歳になった王女「ビビアン」は侍女を装い「ルシア」として毎週町に出掛け、自由な時間を過ごしていたが、一年後に欲深い伯爵に売り飛ばされ、悲惨な生活を送ることを夢にみてしまう…!

そんな自らの未来を変えるべく、冷静沈着で残酷“戦場の黒ライオン”と呼ばれるタラン公爵に契約結婚を提案する!

公爵を愛さないことを約束するルシアだったが…?!

 

ビビアン・ヘッセ(ルシア):主人公。16番目の王女。親しい相手からはルシアと呼ばれている。先の未来を夢の中で見ることが出来る。ヒューゴと契約結婚をする。

ヒューゴ・タラン:公爵。黒髪に赤い目。ルシアと契約結婚をする。

ジェローム:執事。ファビアンの兄。

ファビアン:補佐官。ファビアンの弟。

フィリップ:男爵。タラン家専属の主治医。タラン家の血筋を絶やさないことを目的としている。

ミシェル・コルジャン;伯爵夫人。社交界の教母として名高い。ルシアの指南役。

ケイト・ミルトン:ルシアの友人。コルジャン伯爵夫人は大叔母。

ノルマン:小説家。アイディアをルシアから提供してもらう。

クェイズ・ヘッセ:皇太子。

ソフィア・ローレンス:ヒューゴの元恋人。別れの印として、黄色のバラの花束を渡される。

ロイ・クロチン:タラン公爵の右腕。狂犬という異名を持つ。

ディーン・ヘバ:タラン公爵家の騎士。

ダミアン:ヒューゴの息子。現在8歳。

エリオット・カリス:騎士団長。

ファルコン:伯爵夫人。結婚前まではヒューゴの愛人だった。

バートン:伯爵。ルシアの夢の中での夫。

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121話 ネタバレ

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登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • ヒューゴの独占欲

ヒューゴがルシアの⼿⾸をしっかりと握り、彼⼥を連れていく。

彼の歩幅が広いため、ルシアは追いつくために駆け足にならなければいけなかった。

「ヒュー、何があったの?どうして動揺して・・・」

そう言おうとした時だった。

ヒューゴが⽴ち⽌まり、突然彼⼥にキスをする。

いつ誰が現れるか分からない状況に、ルシアは驚いて彼を押しのけようとしたが無理だった。

ヒューゴの熱い⾆が⼀瞬で彼⼥の⼝を占領し、彼⼥の⻭を⼀掃し、彼⼥の⼝の奥深くまで達した。

息をするスペースさえ与えない激しいキスで、ルシアは息を切らす。

彼は離れ、⽅向を変え、何度も何度も唇を重ねた。

長いキスが終わり、ヒューゴはルシアの唇を優しく舐め、彼の緋色の目は嫉妬に満ちていた。

「あなたのデザイナーを解雇します」

「え?」

「これほどまで綺麗にするようにと誰が言った!?」

ヒューゴ自身がブティックを訪れ、彼女を買収したのだが・・・。

その矛盾に気づきながらも、ルシアは彼の嫉妬に喜びを感じる。

「そんな事を言わないでください。アントワーヌは⼀⽣懸命働いてくれているのです。そして、私の服装が家族の名声の問題だと⾔ったのはあなたですよ」

ヒューゴは名声のようなものを気にしていなかった。

ルシアにドレスを買いたかっただけ。

彼⼥が見窄らしい服を着て歩き回ることを望んでいないが、彼⼥が綺麗に⾒えることも望んではいない。

それは完全に矛盾した願望。

「そして、こんな風に離れてしまっては、女王陛下に失礼です」

「今はそれどころじゃない」

「どうしてですか?」

「分からないのか・・・?君は口説かれていたんだぞ!?」

「・・・はい?」

ヒューゴが興奮しているのを見て、ルシアは爆笑した。

「そんなことはありません。彼は私の帽子を拾ってくれただけです」

ルシアも馬鹿ではないので、さっきの状況が口説かれていたことは気づいている。

しかし、男性にデートに誘われたことを自慢する必要もなかった。

そんな行為をしてヒューゴに誤解されたくないから。

「私はすべてを聞いた。あの行為は女性を口説く典型的な方法です」

ルシアは意味深な視線で彼を見つめる。

「ヒューは経験豊富なので、よく知っているのですね」

なぜそんな話題に?

そう言おうとしたが、ヒューゴは口を閉じた。

「仮に、彼が私を口説こうとしていたとしても・・・」

「仮ではありません!」

「私は彼に興味がありませんので、何も生まれません」

その言葉で、ヒューゴの怒りはようやく落ち着いた。

ルシアの穏やかな反応が、彼を安心させたのだ。

「なぜそんなに過敏に反応するのですか?心配しないで、公爵の名誉を損なうことは何もしませんから」

「・・・そうではありません」

その時、ルシアの表情がおかしくなった。

ヒューゴが無意識のうちに連れてきた場所。

彼らは⻩⾊いのバラでいっぱいのバラ園の真ん中にいた。

ヒューゴの表情が歪む。

北部では、ルシアはバラ園を作れなかった。

ジェロームがあらゆる努力をして、彼女を止めたから。

ルシアは気づかなかったように振る舞い、話題を変える。

「⼥王陛下が軽⾷を準備しています。ヒューも参加する時間はありますか?」

「・・・軽食?」

ヒューゴには時間がなかった。

まもなく会議が始まるので、行かなければいけない。

しかし、デビッドはどうするのだろうか?

彼が軽食に参加するのであれば、自分も参加して彼女を守らなければいけないだろう。

「参加しましょう」

そう言って2⼈は庭から出始める。

ヒューゴは、忌々しいバラ園からできるだけ早く脱出したいと考えていたから。

 



 

デビッドの問題は常にルシアの⼼に重くのしかかっていた。

まだ遠い未来の問題であり、反乱が成功するかも分からない。

しかし、デビッドの反乱がヒューゴに僅かでも悪影響を与えるのではないかと⼼配したのだ。

しかし、彼に何と言えばいい?

夢の中で見たと?

それは今すぐ起きる事件ではない。

それでも、ヒューゴにデビッドの動向を気をつけてほしかった。

彼が不注意で周りの人々の行動を無視するとは思っていない。

しかし、先ほど見た光景で、デビッドに対するヒューゴの態度はあまりにも関心がないように思えた。

周囲を見回し、誰もいないことを確認した後、小さい声で話す。

「ヒュー。これは本当に役に⽴たない質問かもしれませんが、聞いたあとに忘れてください。ラミス公爵が反逆罪を犯す可能性はありますか?」

「・・・反逆?」

これは危険な質問。

不用意に話していい言葉ではない。

それも宮殿の中で。

質問をしたのが別の⼈だったら、ヒューゴは完全に無視していたでしょう。

そして、彼らの意図を疑って、監視対象と見なすはず。

しかし、妻からの質問なので、真剣に考えた。

ラミス公爵を思い出す。

あの老人の性格を考えると、彼が反逆を引き起こす可能性はないだろう。

彼は、ヒューゴの方が若かったにもかかわらず、定期的に敬語で話しかけてくる卑劣な政治家なのだから。

「ラミス公爵は王の緊密な顧問であり、彼の3⼈の孫のうち、1⼈が王になります。彼が⾃分の⼿で花壇を台無しにする理由はありません」

「ごめんなさい、現在という意味ではありません。ええと・・・つまり、私たちがさっき⾒たラミス伯爵が公爵になる遠い未来にです」

「・・・」

デビッドが公爵になった後。

そう考えると、確信は持てなかった。

年⽉が経つと、彼は年を取り、巧みな陰謀を企てた政治家に変わるだろう。

彼が、自身の派閥を作っていることにも気づいている。

公爵になってより強い⼒を得て、その⼒で⽴ち上がろうとしたら・・・。

「彼は反逆する前に私の⼿で死ぬでしょう」

ヒューゴは不注意で残り⽕を消さない男ではない。

今は現ラミス公爵がいるので放置しているだけ。

しかし、ルシアの話を聞いた後、デビッドが軽視するものではないことに気づいた。

あの男はラミス公爵の⻑男であり、公爵の称号を受け継ぐことになっている。

ヒューゴは、年⽼いた公爵がその称号をどれだけ⻑く保持できるかを保証できない。

デビッド・ラミスに⽬を光らせることを決めた。

「なぜあなたはそれについて興味があるのですか?」

「さっき、彼のあなたへの視線が少し気になって・・・」

「心配?私のですか?」

「不必要な懸念でしたか?」

「ありがとう」

ヒューゴはルシアの⼿を持ち上げ、彼⼥の⼿の甲にキスをした。

「あなたが私のことを⼼配してくれて嬉しいですが、そうする必要はありません。私がすべての⾯倒をみます」

いつものように、彼は⾃信に満ち溢れている。

ルシアは黙って笑った。

彼だったら、どんな危機が近づいても、それを克服するだろうから。

強い壁に囲まれて守られている感覚は、居⼼地が良く快適だった。

僅かな不安が完全に消える。

 



 

「あなたが執事に⻩⾊いバラについて尋ねたと聞きました」

「それは少し前の問題です。ジェロームから、あなたが完全に無くしたと聞きました」

ルシアは微笑んで終わらせようとした。

⻩⾊いバラが話題になることを望んでいないから。

「これからは、執事にそのようなことを聞かないで、私に聞いてください」

「「そのようなこと」って何を?」

「あなたが興味を持っているものは何でも」

「あなたを苛立たせると思うのですが・・・」

「そんなことはありません。他の人と話す時間があるのなら、その時間で私と話してください」

ヒューゴの考えは幼稚だった。

彼の忠実な執事のジェロームでさえ、他の男になっていたのだから。

ルシアは優しく微笑む。

彼が信頼できる夫になろうとするという彼の誓約は、空虚なものではなかったから。

彼の努力の痕跡が垣間見える。

毎晩、彼はルシアが⾃分がどこにいるのか、何をしているのか、なぜ遅れたのかを⼤まかに知ることができるように、翌⽇のスケジュールについて簡単に話してくれる。

ヒューゴが秘密裏に別の⼥性に会うことを疑ってはいないが、彼のスケジュールを知っていたので、彼にそんな時間がないことを知っていたのだ、ルシアの心は安心していた。

 



 

ヒューゴの独占欲がどんどん強くなりますね♪

ついにジェロームにまで嫉妬するようになるとは(笑)

彼が一番ルシアと会話をしていると思うので、これから大変になりそうです。

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