こんにちは、ツバサです。
【目覚めたら怪物皇太子の妻でした】を紹介させていただきます。
今回は１６４話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
ある日、目を覚ますと『野獣と令嬢』という成人向け小説のキャラクター、アンシアになっていた私。
原作のストーリーでは、婚約者である皇太子ブレイクの顔にショックを受け自殺をしてしまい、その後ブレイクも心を閉ざしてしまうという救いようのないものだったが・・・
作中での一番の推しはブレイクだったんだから・・！
これって私がブレイクの暗い幼少期を変えるチャンスかも？？
しかし、そう意気込んだ先で待っていたのは・・・？
アンシア・ベラシアン：物語の主人公。皇太子妃。ダイアナの腹違いの姉。
ブレイク：呪われた怪物皇太子。
リチャード：小説の主人公。
ダイアナ・ベラシアン：物語のヒロイン。
メリッサ：アンシアの専属メイド。
エドワード：ブレイクの護衛騎士。
テステオン：皇帝。
カシル：公爵。ブレイクの叔父であり、リチャードの父親。
銀漢：皇帝直属の密偵。猫に変身できる。
１６４話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- タンシノール③
「彼は違います。彼は以前よりもはるかに有能です」
川に落ちた後、リチャードは光の魔法を使うことができました。
体にマナがないため、魔法を使うには光のマナストーンが必要でしたが、千年前に消えた光の魔法を簡単に使ったのです。
皇太子と皇太子妃はリチャードほど魔法を知らないかもしれません。
カランはリチャードが逃げるのを手伝っている間に怪我をしましたが、彼も簡単に治しました。
「本当にそう思う？」
「リチャードがあなたよりも優れていることに嫉妬していますか？」
「嫉妬なんてしていません！」
コニンは激怒する。
「カラン、大丈夫ですか？」
「何？」
「あなたはそのような人ではありません！」
「私は何をしましたか？」
「あなたはシュリアにタンシノールを与えました！他の子供たちも感染しています！」
リチャードは彼らに病気を広め、ケンズウェイの邸宅からのアイテムを使うように命じた。
コニンは躊躇したが、カランはすぐに命令に従った。
また、そんなことをしても罪悪感は感じられなかったようです。
「それは行われる必要があります」
「これは今でもロウム族のためだと思いますか？全世界がロウム族を批判しています！」
「犠牲は大義のために続くに違いありません」
カランはリチャードと同じことを話す。
しかし、それは彼女の考えではなく、彼女はリチャードの言葉を繰り返しただけ。
「シュリアは死にかけている！そしてそれは私たちが原因です！それでも正しいのですか！？」
「それは・・・！」
カランは返事ができなかった。
彼女はコニンに答えることができず、唇を噛んだだけでしたが、カルオの声が後ろから聞こえてきた。
「それはどういう意味ですか？シュリアが死ぬなんて信じられない！それはどういう意味ですか！？」
タンシノールは首都全体で同時に発生した。
そのため、私は誰がタンシノールを手に入れたかどうかをチェックできる魔法の道具を作る。
もちろん、100％完璧ではなかったので、私とブレイクは自分でチェックしなければなりませんでしたが、精度はかなり高かったです。
教会はまた、病気を防ぐために光のマナストーンで作られた道具を使用しました。
「今日はお元気ですか、コリン卿？」
「元気です、妃殿下」
言葉とは異なり、コリンはまったく元気に見えません。
彼は日ごとに痩せていた。
タンシノールの患者を検出して病気を予防する方法を見つけましたが、まだ治療方法は見つけられていません。
まず第一に、私たちができる唯一の治療法は、体内でのタンシノールの拡散を可能な限り遅くすることですが、それは病気が拡大しなかったことを意味するものではありませんでした。
コリンの状態も悪化し、高熱のために意識を失い、昨日は出血さえ。
コリンの病気は絶対に治すとお父様に約束したのに、彼が日々悪化しているのを見るのは悲痛する。
「妃殿下、お願いがあるのですが？」
「ええ、どうぞ」
「これを陛下に届けてください」
彼が手渡したのは手紙の封筒だ。
「今すぐ宮殿に送りますね」
この場所は、首都の郊外にある帝国騎士の訓練センター。
もともとは帝国騎士による定期的な訓練や共同練習に使用されていましたが、現在はタンシノール患者の隔離場所となっています。
ここは首都の人里離れた場所ですが、帝国騎士の訓練センターであったため、宮殿への近道があったため、宮殿に連絡するのに便利でした。
私がコリンから手紙をもらおうとしたとき、彼は首を横に振った。
「今はできません」
「じゃあいつ？」
「私が死んだら、陛下に渡してください」
それは遺書という意味だ。
「お返しします。とにかくお父様には届かない手紙です」
「妃殿下、私は・・・」
「そのように考えないでください。コリン卿はきっと良くなるでしょう。私は間違いなく治療法を見つけるので、心配しないで少し休んでください」
部屋を出る時、私の気持ちは沈んでいた。
どんなに病気が遅くなっても、コリンの状態は初日のように深刻なまま。
どういうわけか治療法を見つけなければなりません。
光のねじれたマナを解決する方法を探していますが、まだ重要な手がかりはありません。
タンシノールは普通の病気ではなく魔法です。
呪文を解くために、私は彼が設定したルールを見つけなければなりませんでした。
タンシノールは、フィリップが指定した一連のルールを間違えることなく一度に理解することによってのみ排除することができます。
やはり、リチャードを捕まえるのが最も簡単な方法でしょう。
しかし、彼は姿を消した。
「私は他の場所にいることができないので、すぐにロウム族を捨ててください！」
反対側から強い抗議を聞いたとき、私は急いで現地に向かう。
「どうしたの？」
私が現れ、騎士たちは一斉にお辞儀をした。
「バロン侯爵をタンシノールの疑いがあるのでここに連れてきたのですが・・・」
バロン侯爵はテステオンの親戚であり、現在は王位継承順位5位であるため、警戒する必要があります。
彼は20代半ばに過ぎなかったので、彼は実質的に王位を継承する可能性が高かった。
もちろん、ブレイクが生きているときは何の意味もありませんが。
「妃殿下、私は一瞬でも卑しいロウムと同じ場所にいることはできません！」
タンシノールのすべての患者は、地位に関係なく、ここで隔離されている。
これは発生後に確立された規則でしたが、バロン侯爵は常に激しく抗議していました。
これは珍しいことではなく、この種の苦情は毎日やってくる。
「タンシノールを引き起こしたロウム族を治療しているなんて信じられません！それらをすべて取り除けない限り、私は入りたくありません！」
「地下牢に入れろ」
冷たい声の源を振り返ると、ブレイクがこちらに歩いてきた。
「あなたは治療を受けたくありません。それなら、地下牢に行けばいい」
「はい、殿下」
騎士たちは頭を下げて彼の命令に従う。
バロン侯爵は抗議したが、ブレイクはそれを無視し、他の騎士に命じた。
「将来的には、身分に関係なく命令に従わなかった者や、タンシノールに関する規制に従わなかった者を罰する」
「かしこまりました！」
患者さんたちは日々苦労していますが、状況は改善されていません。
また、研修センター内でも引き続き問題が発生しました。
ロウムと同じ空間にいたくないと抗議した人、家にいることを主張した人、私の言葉を無視して光のマナストーンを自由に使った人など、事件は毎日起こっています。
彼らが患者であっても、それを容認することは困難でした。
「アンシア、この件に関しては私に任せてください」
「分かりました、ブレイクにお任せします」
私はうなずく。
当時、ブレイクは私が守らなければならなかった小さな男の子でした。
しかし今、彼は誰よりも強い意志を持っています。
タンシノールの治療方法を早く見つけてほしい・・・！
このままリチャードの思惑通りなのは嫌ですよね。
