こんにちは、ツバサです。
【悪女なのにママになりました】を紹介させていただきます。
今回は81話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

あの小説の中の悪女に生まれ変わった?
だったら裏切られる前に、彼のもとを去らなきゃ!
「カリックス、この結婚…破談にしましょ」
「私からは逃げられませんよ、ルール」
いつかは別の女のもとに行ってしまうくせに…どうして私に付きまとうの?
そしてカリックスの子をみごもってしまうという予想外の展開…再び幸せな日々を送れるかと思ったのもつかの間。
カリックスが他の女とキスする姿を目撃。
お腹の赤ちゃんを守るため、すべてを捨てて遙か遠くへ旅立った。
理性を失うほど執着し始めたカリックスに気づかないまま…
ルール・エクレイ:本作の主人公。侯爵家。
カリックス・ロチェスター:原作の男主人公。公爵家。
ラティーシャ:ルールとカリックスの娘。
セア:原作の女主人公。神女。
アリス:魔法使い。ルールの良き相談相手。
アクエルド:ロチェスター家専属の魔法使い。
エドワード:アバロニア皇太子。
アレクシーナ:アバロニア皇女。

81話 ネタバレ

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 占い師カリバーン
「あら、エクレイ・・・」
「エクレイ侯爵令嬢!会えて嬉しいです」
私に気づいた貴婦人二人が挨拶をした。
私は笑顔で彼らと挨拶を交わす。
一人は私が不便そうに見えたが、もう一人はとても親切だ。
彼らはすぐに私とキャバン夫人が席に座るのを勧めてくれた。
派手な模様の入ったショールを羽織った占い師の銀灰色の目が私に向けられる。
彼女の唇が笑みを浮かべた。
「レディが噂のエクレイ侯爵令嬢ですね。ロチェスター大公の婚約者・・・」
「そうですが、あなたは?」
「私は占い師のカリバーンと申します。はじめまして、レディ」
カリバーンはニヤリと笑いながら頭を下げる。
私は笑顔で彼女の挨拶を受けた。
「では、どうぞお座りください。レディ・エクレイは何が気になりますか?」
カリバーンはゆっくりとした声で尋ね、私は席に座り、彼女の質問に答える。
「そうですね・・・、ただ漠然と未来を占うこともできるのですか?」
「もちろん」
カリバーンは柔らかいベルベットの布に扇形でカードを広げた。
カードの裏には星空が描かれている。
「さあ、選んでみてください」
「何枚でしょうか?」
「3枚です。レディ」
私はアゴをついて悩んだ末に手を伸ばした。
計3枚のカードを選んだ後、カリバーンが他のカードは横に片付けて、その3枚だけを中央に置く。
「レディ自身を基準に、左から過去、現在、そして未来を表します。まずは過去から見ていきましょうか?」
カリバーンが左カードをひっくり返す。
とめどなく雨が降る背景に、3本の剣が赤い心臓を刺しているカード。
「「三つの剣」カードですね。過去にあった別れや悲しみを象徴しています。このカードが出たときは、その傷から脱したかが重要になります」
カリバーンは話を終え、二つ目のカードをひっくり返した。
「現在を象徴するカードは「月」ですね。これは不安と危険を象徴します。それでも道に沿って歩いていかなければならないことを暗示します」
その次に未来を予知する最後のカード。
「未来を表すカードは・・・、「塔」ですね」
暗い空から雷が降り注ぎ、空に向かって高く積み上げた塔が崩れ、人々が堕落していた。
「神話的にこのカードは人間の傲慢に対する神罰を意味します。レディの状況によって様々な解釈が可能でしょうが、通常は突然の変化と衝撃を予告します
「突然の変化・・・」
暗い表情で呟くと、カリバーンはニッコリと微笑んで言った。
「あまり深刻に受け止めないでください。「塔」は破壊による再創造、これまで自分を閉じ込めていた枠組みから脱することを意味するものですから」
「なるほど」
私は微かに笑いながら頷く。
これがただのおみくじならいいのだが、どこか釈然としなかった。
「おみくじが気に入ったら、あと2枚抜いてみますか?1枚はレディが忘れていること、つまり隠された真実を、もう1枚は最終的な結論を示すことができます」
私はしばらく悩んでから頷いた。
カリバーンは笑いながらカードを開く。
その中から2枚のカードを選ぶと、カリバーンはそれらを前の3枚のカードの両側に1枚ずつ置いた。
カリバーンは、その中で一番左のカードを裏返して口を開く。
「現在の状況で隠された真実は「世界」カードですね。危機を突破する知恵はすでに自分自身の中に揃っているという意味です。それを悟ることが重要だという意味です。そして最終結論は・・・」
カリバーンは呟きながら一番右のカードをひっくり返した。
「「星」のカードですね」
彼女はニッコリ笑う。
「希望と新しい始まり、再生と循環を象徴しています。「塔」カードが暗示する大きな変化を経験した後、完全で平和になった状態を意味します。これからどんなことを経験しても。それを通じて一層成熟するという意味です」
統合してみれば、苦痛と試練を経験することになるが、それを乗り越えていく知恵は私の中にすでにあるという意味だった。
そして最終的には幸せになるという意味かな。
「「塔」カードが明示する試練は「三つの剣」カードから始まったもの。過去の傷と悲しみが原因です」
「・・・」
「だから、すべてのことは必然的なこと・・・。避けられないなら、知恵を発揮しなければならないという話でしょう」
私はテーブルに置かれたカードをじっと見つめ、うなずいて微笑んだ。
「ありがとう、カリバーン。報酬はどうすればいいですか?」
私が尋ねると、カリバーンは陽気な笑みを浮かべる。
「未来の大公妃殿下のおみくじを見てあげたことで、祝福は十分に満たされたと見るべきでしょう」
それ以降何度も私はカリバーンに金貨を握らせようとしたが、彼女は断固として受け取ってくれなかった。
結局、私は一銭も払わなかった。
ルールの占いは悪いものではなかったのでは?
頑張れば明るい未来が待っているという結果。
後は彼女の行動次第でしょう。





