悪女なのにママになりました

悪女なのにママになりました【75話】ネタバレ




 

こんにちは、ツバサです。

【悪女なのにママになりました】を紹介させていただきます。

今回は75をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【悪女なのにママになりました】まとめ こんにちは、ツバサです。 【悪女なのにママになりました】を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介と...

 



 

あの小説の中の悪女に生まれ変わった?

だったら裏切られる前に、彼のもとを去らなきゃ!

カリックス、この結婚…破談にしましょ」

「私からは逃げられませんよ、ルール」

いつかは別の女のもとに行ってしまうくせに…どうして私に付きまとうの?

そしてカリックスの子をみごもってしまうという予想外の展開…再び幸せな日々を送れるかと思ったのもつかの間。

カリックスが他の女とキスする姿を目撃。

お腹の赤ちゃんを守るため、すべてを捨てて遙か遠くへ旅立った。

理性を失うほど執着し始めたカリックスに気づかないまま…

 

ルール・エクレイ:本作の主人公。侯爵家。

カリックス・ロチェスター:原作の男主人公。公爵家。

ラティーシャ:ルールとカリックスの娘。

セア:原作の女主人公。神女。

アリス:魔法使い。ルールの良き相談相手。

アクエルド:ロチェスター家専属の魔法使い。

エドワード:アバロニア皇太子。

アレクシーナ:アバロニア皇女。

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75話 ネタバレ

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登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 自分に出来ること

カリックスは、チェドワース侯爵家と魔法商人組合を引き続き調査し、皇太子の動向も着実に調べた。

私も時々彼の部下からの報告書を検討し、彼の仕事を手伝った。

けれど、まだ確実に掴めた糸口はない。

かなり徹底的に飾ったようだ。

しかし、それでも結局は尻尾が捕まるだろう。

絶対に。

そのように日々が過ぎ去る中でも、アレクシーナ皇女の救済事業は大きな問題もなく進められていた。

ロチェスター大公がアレクシーナ皇女を支持するようになると、貴族一家の何人かが救済所に支援物を送り始め、おかげで救済所の暮らしは以前より良くなった状態だ。

とても豊かだとは言えないけれど。

耕作地もメチャクチャで、生産手段がないから、どれだけ支援しても暮らしがなかなか改善されない。

根本的に貧困を解決するには、人々に知識や技術が必要だった。

そうしてこそ、どんな状況でも食べていける方法を見つけることができるのだから。

(こんな人たちが結局は盗賊になり、人身売団に入るのよね。そんなことを防ぐためには、単純に食料を配給するだけではいけない)

私はどうしたらいいか悩んで、中々いい方法を思いついた。

(子供たちに古代の神語を教えてみたらどうだろうか?)

神語の読み書きができれば、できる事が多い。

魔法の刻印は才能があってこそ可能なので難しいかもしれないが、魔法屋に就職したり、魔法使いの使用人として入るには大きな問題はなかった。

子供たちに未来を選択する機会を与えること。

それこそが、この救済事業の答えだと思う。

(貧民街のすべての子供たちを後援することはできない。しかし、財物よりも貴重な知識を与えることはできる)

 



 

私はすぐに行動に入った。

簡易テントを設置して教習所を建て、興味を示す子供たちを連れてきて、徐々に教え始めた。

しかし残念なことに、その子供たちのうち10人に7人は途中で諦めて来なくなる。

それは仕方のないことだ。

先生は私一人だけで、神語は簡単に身につけられるものではない。

したがって、並大抵の熱意なしには勉強を続けることは難しいだろう。

私は教習所に残った残りの5人の子供たちだけでも熱心に教えようとした。

そのような私の努力が光を放ったのか、5人の子供のほとんどが一週間で実力が一気に向上した。

このままもう少し習えば、魔法使いや刻印師の下で簡単な補助業務を処理することぐらいはできそうだ。

「あっ!先生だ!」

「先生!」

「エクレイ先生!」

子供たちが私を慕ってくれるのは、思ったより大きな喜びだった。

私は子供たちを一人ずつ褒めながら教習所に向かう。

ところが私たちの前を誰か、いや、一群が遮る。

私は子供たちを後ろに隠して、彼らに注意深く目を通した。

腕を組んだまま立っている彼らは皆高価な服を着ており、金製の装身具で華やかに飾られていた。

私は彼らに儀礼的な笑みを浮かべて尋ねる。

「どうしたのですか?」

「ええと、エクレイ侯爵令嬢でしょうか?」

「はい、そうですが。ご用件は何でしょうか?」

私は微笑まず、鋭く彼らを睨んだ。

(魔法商人組合)

今この時期に私を訪ねてくるブルジョア階級は彼らだけだった。

そして、その理由は火を見るより明らかだろう。

 



 

「さて、こんなことを申し上げて恐縮ですが、レディーが貧民の子供たちに神語を教えているという噂を聞いたからです」

「ええ、そうですね。何か問題でも?」

私は弱腰で入ってくる商人の言葉をニッコリと笑いながら聞き返す。

商人は私の堂々とした態度が意外だったのか、少しビクッとした。

「それがね、レディー。いい仕事をされているのは知っていますが、貧民街の塀に魔法式を刻んだこともそうですし、こんな子供たちに神語を教えるのを・・・、私たちはやり過ぎだと思うのですが・・・」

「何がやり過ぎだというのですか?」

私は余裕のある声で尋ねる。

子供たちは私の背中に隠れたまま、チラチラと顔色を伺っていた。

「や・・・、やり過ぎじゃないですか?こういう子たちが神語を習ってどうするのですか・・・」

ぐずぐずしていた商人が小心者のように答える。

彼が今日来た群れの代表らしい。

(頭脳戦でもない幼稚な戦いね)

大柄な男たちが団体でドッと押し寄せてきたら、私が怖がって退くと思ったの?

(私が何年カネロで苦しんだことか・・・、人を見くびるのもいい加減にしてほしいわ)

私は落ち着きを保ちながら、彼らに向かって冷ややかな声で話した。

「私は全然やり過ぎだと思いません。これは全て帝国の未来への投資ですから。ロチェスター大公の婚約者であり、将来の大公妃である私が帝国のためにすることが間違っていると言うのですか?」

そう告げると、商人たちの顔が真っ青になる。

その時になってようやく、自分たちの無礼を自覚したようだ。

私は心の中で舌打ちした。

魔法の商人たちがどんな気持ちでここまで来たのか分からない。

きっと、私を弱々しい貴族のお嬢さんぐらいに思って、いきなり訪ねてきたのだろう。

しかし残念なことに、私はもう弱い貴族の娘ではない。

私も色々経験したのだから。

「私は神語教育を止めるつもりはありません。分かったのなら、これで退くようにしてください」

 



 

救済事業を手伝うルール。

妨害に来た魔法商人たちですが、見事彼らを撃退することはできるのでしょうか?

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