悪女なのにママになりました

悪女なのにママになりました【69話】ネタバレ




 

こんにちは、ツバサです。

【悪女なのにママになりました】を紹介させていただきます。

今回は69をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【悪女なのにママになりました】まとめ こんにちは、ツバサです。 【悪女なのにママになりました】を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介と...

 



 

あの小説の中の悪女に生まれ変わった?

だったら裏切られる前に、彼のもとを去らなきゃ!

カリックス、この結婚…破談にしましょ」

「私からは逃げられませんよ、ルール」

いつかは別の女のもとに行ってしまうくせに…どうして私に付きまとうの?

そしてカリックスの子をみごもってしまうという予想外の展開…再び幸せな日々を送れるかと思ったのもつかの間。

カリックスが他の女とキスする姿を目撃。

お腹の赤ちゃんを守るため、すべてを捨てて遙か遠くへ旅立った。

理性を失うほど執着し始めたカリックスに気づかないまま…

 

ルール・エクレイ:本作の主人公。侯爵家。

カリックス・ロチェスター:原作の男主人公。公爵家。

ラティーシャ:ルールとカリックスの娘。

セア:原作の女主人公。神女。

アリス:魔法使い。ルールの良き相談相手。

アクエルド:ロチェスター家専属の魔法使い。

エドワード:アバロニア皇太子。

アレクシーナ:アバロニア皇女。

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69話 ネタバレ

悪女なのにママになりました【68話】ネタバレ こんにちは、ツバサです。 【悪女なのにママになりました】を紹介させていただきます。 今回は68話をまとめまし...

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 捜索

「・・・何ですって?」

ホーニトン夫人は、その場で倒れそうになった私を支えてくれた。

視界が暗くなり、目が眩んだ。

すぐにでも気絶しそうだったが、意識を取り戻そうと努める。

(しっかりしないと)

どうなったのか状況を把握するのが先だった。

まともに知りもせず気絶なんてできない。

「ラティーが、私の娘がいなくなるなんて、それはどういうことですか?」

落ち着ことしたが、尋ねる私の声は震えていた。

ホーニトン夫人はひどく苦しそうな表情で答える。

「申し訳ありません、レディー。私たちも正確な原因は見つけられずにいます。ラティーシャお嬢様は確かに部屋にいたのに、女中が眠りについたのを確認して背中を向けて物を整理している間に消えたそうです」

「あの広い部屋で子供が急に消える?それは不可能です。その女中はどこにいますか?カリッくすは?」

私は急いで廊下を歩きながら尋ねた。

「大公殿下はすでに邸宅を出てラティーシャお嬢様を探しています。お嬢様が消えたのは僅か15分前で、その女中は独房に拘禁しております」

「念の為、その女中に会わなければなりません。ラティーが消えた瞬間に、正確にどんなことがあったのか話を聞かないと」

「はい、レディー。こちらです」

先頭に立ったホーニトン夫人が案内を始める。

 



 

狭い独房の中には怯えた女中一人が捕縛されたまま震えていた。

その姿を見た瞬間、私は気の毒に思ったが、すぐにその心を片づける。

誰なのか分からない女中の恐怖よりも、私の子供に対する心配の方がもっと大きかったからだ。

私はメイドを見下ろして尋ねた。

「あなたがラティーと一緒にいた人なのですか?」

女中は唇を震わせながら答える。

「は・・・、はい。私はその部屋にいました。ラティーシア嬢の部屋です。で、でも私は本当に何もしていません。ただ、ちょっと背を向けただけなのに、振り向いたらお嬢様が・・・!」

女中は泣き出して頭を落とした。

彼女を見つめながら唇を噛む。

(嘘をついているようには見えないけど・・・)

それでも、この女中の言葉を完全に信頼することはできない。

「ラティーが消えた瞬間に、何か怪しい感じや現象などはありませんでしたか?」

「いいえ・・・、よく分かりません。あまりにも一瞬の出来事でしたので・・・」

「・・・そう。分かりました」

この女中は本当に平凡な人に見えた。

怯えた演技をしているようにも見えない。

「貴婦人!私は本当に何も知りません。ラティーシアお嬢様に何が起こったのかも全く・・・!」

女中は涙を浮かべて私を見上げる。

もしかしたら私が鞭打ちをするのではないかと恐れているようだった。

(そんな非人道的なことをするはずがない)

この女中にはこれ以上聞いても分からないだろう。

(そして、私が到着する前に、カリックスが追求したはず)

ここにずっといるよりは、私もラティーを探しに出かけた方がいい。

 



 

私はホーニトン夫人の方を振り返る。

「この家に残っている騎士たちを何人か呼んでいただけますか?それと、アリスはカリックスと一緒に行ったのですか?」

「はい。ウィンターウッド様は殿下と一緒に捜索中です。エクアルド様もです」

「分かりました。私は正門の方に行きますので、騎士たちにその前に集まるように言ってください」

「かしこまりました」

私は急いで本館を出て正門に向かう。

ホーニトン夫人の前では落ち着いているふりをしたが、本当は不安で気が狂いそうだった。

(ラティー、一体どこにいるの?)

部屋の中でおとなしくしていた子供が突然消えるなんて。

常識的にあり得ない話だ。

魔法を使ったに違いない。

じゃあ一体誰の仕業?

皇太子?

それとも、セア?

皇太子が子供を拉致するようなことは考えられない。

暴れん坊ではあるが、自身の品位を守ろうとするから。

反面セアは、心証だが何となく疑わしい。

正門に到着してしばらく待つと、まもなく騎士たちが一堂に会した。

私は騎士の中で最も優秀な5人を選ぶ。

「お二人は私と一緒に来てもらい、他のお二人は私が指定した区域を別に捜索してください。そして最後に・・・」

「ターナーです」

「ターナー卿。卿はカリックスに私の状況を伝えてください。一人がすでに行ったと思いますが・・・」

影の騎士の一人がすでにカリックスに報告しているだろう。

しかし、彼らは私にカリックスの状況を伝えてくれないから、別に騎士を送るつもりだった。

「分かりました、レディー」

私は騎士たちに頷いて、すぐに行動を開始する。

(ラティー・・・。お母さんが行くから待ってて。どうか無事でいて・・・)

捜索は約15分間続いた。

そうするうちに先に送った騎士の一人が戻ってきて、カリックスの状況を教えてくれる。

「大公殿下はすでに首都の半分を捜索しました。魔法使いたちが捜索網を狭めていますが、まだ発見された手がかりはありません」

「・・・そうですか」

「あまり心配しないでください、レディー。大公はもちろん、みんな実力が優れているので、ラティーシャ嬢もすぐに見つけることができるでしょう」

私はぼんやり微笑んだ。

「そうですね。信じています」

その後も捜索は続いた。

不安で心臓が破裂しそうだったが、私はラティーを見つけなければならないという一念で耐えた。

それからどれくらい時間が経ったのだろうか。

「レディー・エクレイ!大公殿下から伝言がありました!」

待ちに待った知らせが舞い込んだ。

 



 

ラティーは攫われたのでしょうか?

そうすると一体誰が?

カリックスの報告が朗報であることを願っています。

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