こんにちは、ツバサです。
【悪女なのにママになりました】を紹介させていただきます。
今回は67話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

あの小説の中の悪女に生まれ変わった?
だったら裏切られる前に、彼のもとを去らなきゃ!
「カリックス、この結婚…破談にしましょ」
「私からは逃げられませんよ、ルール」
いつかは別の女のもとに行ってしまうくせに…どうして私に付きまとうの?
そしてカリックスの子をみごもってしまうという予想外の展開…再び幸せな日々を送れるかと思ったのもつかの間。
カリックスが他の女とキスする姿を目撃。
お腹の赤ちゃんを守るため、すべてを捨てて遙か遠くへ旅立った。
理性を失うほど執着し始めたカリックスに気づかないまま…
ルール・エクレイ:本作の主人公。侯爵家。
カリックス・ロチェスター:原作の男主人公。公爵家。
ラティーシャ:ルールとカリックスの娘。
セア:原作の女主人公。神女。
アリス:魔法使い。ルールの良き相談相手。
アクエルド:ロチェスター家専属の魔法使い。
エドワード:アバロニア皇太子。
アレクシーナ:アバロニア皇女。

67話 ネタバレ

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 皇帝の意思
カリックスはいつも私に優しくしてくれたが、朝起きるときはなおさらだ。
よく分からないが、目が覚めた時、私がそばにいるのが彼にとって大きな満足感を与えてくれるようだった。
馬車に乗って救済所へ向かう間ずっと、私は今朝、私を宝物を扱うように接していた彼の姿をぼんやりと思い出す。
そうするうちに私はふと悲しくなった。
カリックスの温もりも優しさも、私への情熱もいつかは全部失うことになるだろうと思って。
(世の中に永遠なものはない)
私はため息をつきながら馬車から降りた。
近づく足音が聞こえて周りを見回すと、いつもより明るい顔で走ってくるアレクシーナ皇女が見えた。
「ルール!待っていました!」
彼女と私は、この頃とても親しくなった。
どの程度かというと、私たち二人の仲を嫉妬したカリックスが「今日は何の話をしたのか」と問い詰めるほどだ。
「またこうやって顔を見ることができて嬉しいです。前回私がお願いしたものは準備してきましたか?」
「もちろんです」
アレクシーナの質問に私はニッコリと笑いながら答える。
私たちは現在再建中の民家に向かい、色々な話をした。
アレクシーナと親しくなるにつれて、私は彼女について多くの事実を知ることができた。
些細で個人的なことから重大な問題まで。
些細なことは、彼女が紅茶を飲む時に牛乳と砂糖をたっぷり入れるのが好きだという事実。
そしてスコーンよりはマドレーヌを好むということだった。
その他にも、一番好きな色は紺色とか、花を見るのは楽しむけど育てることには素質がないとか・・・。
そして重大な問題は、アレクシーナが皇位継承権争いをどう考えているかについて。
皇位について話すとき、アレクシーナは非常に慎重で計画的な態度で臨んでいた。
確かに彼女は自分の長所と短所をすべて明らかにするエドワード皇太子とは全く違うタイプだ。
そして、最も意外だった点はアレクシーナを通じて知った皇帝の意思。
まだ完全に決断を下したようではないが、皇帝はエドワード皇太子を廃位させ、アレクシーナを次期継承者として掲げる考えを持っているようだった。
ただし現在の首都の状況が状況であるため、このすべての事実は水面化に隠されている。
それでアレクシーナ皇女を支持する貴族たちは密かに水面下で作業をしていて、その貴族の中には父とカリックスも含まれていた。
(アレクシーナと親しくならなかったら、永遠に知らなかった。ただある日起きたら状況が変わっていただけだろう)
考えてみれば、昔の私の人生はいつもそうだった。
カリックスや父が何をしようと、私はそれに関係なかった。
ただ大人しく座って日光だけ浴びて水だけ吸えばいい草花のように。
(もうそんな風に生きたくない)
無茶苦茶な「運命」にノイローゼがかかり、私が無気力だったせいもあるだろうが、父とカリックスが温室の中で私がじっとしていることを望んだせいも大きかった。
(私を守ろうとしたのは分かっている。でも振り返ってみると・・・、あなたは私に優しくして、それとなく私を手懐けようとしていたのよね)
あなたの計略は半分は成功して、半分は失敗したわ、カリックス。
7年前、あなたから遠ざかることを決心しておいて、完全に未練を振り払うことができず、一晩を過ごしたこと。
もう一度考えてみれば私が手懐けられていたからだ。
(あの一晩でラティーが生まれて、ラティーに対する気持ちがもっと大きくなって、私は初めてあなたと心の距離を置くことができるようになったわ。皮肉なことに)
カリックスを深く愛そうとする気持ちを抑えることで、私は彼を憎まないことができた。
これから彼が私を裏切ることになったとしても。
私はこの前見た夢をふと思い出した。
(契約書を書いておいてよかった)
あの夢のようにラティーを奪われると、その時は本当にカリックスを憎むかもしれない。
しかし、そんなことは起こらないだろう。
文書上に残したりもしたし、以前のようにじっとやられてばかりいないから。
そして・・・。
『起きないことだよ。全部夢に過ぎないから』
夢の中でラティーがそう言ってくれたから。
夢の中のラティーは今と同じように幼い子供の姿だったが、奇妙にも私より大きく感じられた。
それでかな?
夢の中だったのに、ラティーの言葉が妙に信頼できたのは。
カリックスがどれだけ愛情を示しても原作を知っているルールからすれば怖いですよね・・・。
いつ裏切られるか分かりませんし、ラティーを奪われるかもしれませんから。
夢の中に現れたラティーの正体が気になるところですね。





