悪女なのにママになりました

悪女なのにママになりました【64話】ネタバレ




 

こんにちは、ツバサです。

【悪女なのにママになりました】を紹介させていただきます。

今回は64をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【悪女なのにママになりました】まとめ こんにちは、ツバサです。 【悪女なのにママになりました】を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介と...

 



 

あの小説の中の悪女に生まれ変わった?

だったら裏切られる前に、彼のもとを去らなきゃ!

カリックス、この結婚…破談にしましょ」

「私からは逃げられませんよ、ルール」

いつかは別の女のもとに行ってしまうくせに…どうして私に付きまとうの?

そしてカリックスの子をみごもってしまうという予想外の展開…再び幸せな日々を送れるかと思ったのもつかの間。

カリックスが他の女とキスする姿を目撃。

お腹の赤ちゃんを守るため、すべてを捨てて遙か遠くへ旅立った。

理性を失うほど執着し始めたカリックスに気づかないまま…

 

ルール・エクレイ:本作の主人公。侯爵家。

カリックス・ロチェスター:原作の男主人公。公爵家。

ラティーシャ:ルールとカリックスの娘。

セア:原作の女主人公。神女。

アリス:魔法使い。ルールの良き相談相手。

アクエルド:ロチェスター家専属の魔法使い。

エドワード:アバロニア皇太子。

アレクシーナ:アバロニア皇女。

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64話 ネタバレ

悪女なのにママになりました【63話】ネタバレ こんにちは、ツバサです。 【悪女なのにママになりました】を紹介させていただきます。 今回は63話をまとめまし...

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • ラティーを巡って

二人を見守っていた私は、ハッと息を吸い込んだ。

ア、アレおばさんって!

「アレ」という愛称で呼べと言ったのも驚愕するほどなのに「おばさん」だって?

(あ、ダメ。これは止めないと)

「アレクシーナ、その呼び方はちょっと・・・」

「おばさん!アレおばさん!ラティーは、もうおばさんが二人になったよ!」

「あ、そうなの?他のおばさんは誰?」

「他のおばさんはアリスおばさんです。アリスおばさんは魔法使いで、すごく強いです!」

「ああ、そうなんだ。私も魔法使いだが、主に怪我をした人を治療する魔法を・・・」

二人を止めようとしたが、二人はもう私の声なんか聞こえないようだった。

アレクシーナがラティーに治療魔法を見せて、ラティーは感嘆して目を丸くしている。

「わぁ!アレおばさん凄い!」

「ふふ。ラティーは本当に可愛いね。誰に似てこんなに可愛いのかな?」

アレクシーナがラティーの頭を撫でながら尋ねると、ラティーは躊躇うことなく答えた。

「お母さんです!」

「そう、それは当然のことだね、お父さんに似ていて可愛いわけはない、絶対に」

「えへへ。パパは怖いから!ラティーはパパが怖くないけど、騎士のおじさんたちは怖がります!」

「ふふ。アレおばさんもラティーのお父さんが全然怖くないけど?」

全く思いもよらなかった組み合わせに呆然としているが、隣に座ったカリックスの気配が尋常ではない。

首を回してチラッと見ると・・・。

「・・・」

カリックスは大事にしていたものを奪われた人のように酷く不愉快な表情を浮かべていた。

「さあ、ラティーも一緒にクッキー食べる?」

「うん!」

「こっちで食べよう」

 



 

いつの間にか席に座ったアレクシーナとラティーがいちゃついていると、突然カリックスが立ち上がった。

その瞬間、私は不吉な兆しを感じる。

まさか違うよね?

ラティーを巡って皇女と大公が争うような幼稚なことは起きないわよね?

ラティーのいるところへ大股で歩いたカリックスが子供をさっと抱きしめた。

クッキーを食べていて父の胸に抱かれるようになったラティーは瞬きをし、口をもぐもぐさせている。

その姿は、まるでニンジンを食べるウサギのようだ。

「他人の娘に悪戯をしないでください」

「悪戯だなんて、私がいつ?可愛がってただけよ」

カリックスがぶっきらぼうに言うと、アレクシーナは呆れた口調で答えた。

ラティーは手に持ったクッキーを一口齧って交互に二人を見る。

「あえて邸宅までは、なぜ訪ねてきたのですか?用事があれば城で私に話せばいいじゃないですか」

「何だって?私がいつ大公に会いにきたと?私はルールに会いにきたんだよ?それからラティーシャにも」

アレクシーナがラティーに視線を合わせると、ラティーはクスクス笑う。

カリックスの顔は、さらに酷くしわくちゃになった。

「それでは早く用件を終えてお帰りください。私はそんなに暇ではありませんので」

「忙しいなら、ロチェスター大公は仕事に行けばいいじゃないか?私はルールとラティーに会いにきたんだよ?」

「・・・」

カリックスに何も言わせない人はラティー以来初めて見るので、私は目を丸くした。

アレクシーナ皇女、やっぱり手強いわね。

 



 

「まあ、そんなに警戒しないでください。私がルールとラティーを食べると思っているのですか?今日のお話はとても肯定的なものですから、心配しないで」

アレクシーナはニッコリ笑いながらティーカップを持ち上げる。

それから香りを味わうように一口飲んで、口を開いた。

「今日私がロチェスター邸を訪れた理由は、まずルールと約束するためです」

「約束・・・?」

私が聞き返すと、アレクシーナは穏やかな笑みを浮かべた。

「ルールが空虚の魔法を使うという事実です。どこにも、誰にも口外しないと約束します。たとえ皇帝陛下だとしても」

私はとても驚いたが、カリックスは不満げに口を開く。

「継承争いにルールを引き入れる考えはやめてください」

「私はルールを引き入れるのではなく、大公を引き入れるのです」

「・・・」

たった今の二人のやりとりに私はさらに驚く。

アレクシーナはやっぱり・・・、皇位に欲があるんだ。

(ロチェスターは他の貴族とは格を異にする家門。ロチェスターの始祖が建国皇帝に皇位を譲って始まった家門だから・・・)

遠い昔、アリシア大陸には二人の英雄がいた。

一人は建国皇帝のアイアンズ・アバロニアで、もう一人は彼の親友だったエクシーズ・ロチェスター・

二人の勢力と名声は拮抗したが、故郷で伴侶と平和に暮らしたかったエクシーズ・ロチェスターが親友に皇帝の座を譲り、そして帝国の初代皇帝はアイアンズ・アバロニアになったという。

その代わりに、ロチェスターはそれに準ずる力と領地を得た。

そして今までもその勢力を維持しながら帝国を守護する家門として国を支えている。

そのようなロチェスターが皇太子エドワードではなく第2皇女アレクシーナを支持すると大々的に公表するならば、帝国は混乱を迎えることになるだろう。

(ただでさえ魔物が出没している不安な時期に、そんな混乱を起こすのは良くないと思うけど・・・)

アレクシーナは一体何を考えているのだろうか?

彼女は余裕のある笑顔で私たちを見つめていた。

 



 

ラティーを取り合うカリックスとアレクシーナ。

カリックスが娘を大事にしている描写が見れて満足です!

アレクシーナはやはり油断ならない人物ですね。

空虚魔法をバラさない代わりに、カリックスを味方に引き入れる計画なのでしょうか?

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