悪女なのにママになりました

悪女なのにママになりました【60話】ネタバレ




 

こんにちは、ツバサです。

【悪女なのにママになりました】を紹介させていただきます。

今回は60をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【悪女なのにママになりました】まとめ こんにちは、ツバサです。 【悪女なのにママになりました】を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介と...

 



 

あの小説の中の悪女に生まれ変わった?

だったら裏切られる前に、彼のもとを去らなきゃ!

カリックス、この結婚…破談にしましょ」

「私からは逃げられませんよ、ルール」

いつかは別の女のもとに行ってしまうくせに…どうして私に付きまとうの?

そしてカリックスの子をみごもってしまうという予想外の展開…再び幸せな日々を送れるかと思ったのもつかの間。

カリックスが他の女とキスする姿を目撃。

お腹の赤ちゃんを守るため、すべてを捨てて遙か遠くへ旅立った。

理性を失うほど執着し始めたカリックスに気づかないまま…

 

ルール・エクレイ:本作の主人公。侯爵家。

カリックス・ロチェスター:原作の男主人公。公爵家。

ラティーシャ:ルールとカリックスの娘。

セア:原作の女主人公。神女。

アリス:魔法使い。ルールの良き相談相手。

アクエルド:ロチェスター家専属の魔法使い。

エドワード:アバロニア皇太子。

アレクシーナ:アバロニア皇女。

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60話 ネタバレ

悪女なのにママになりました【59話】ネタバレ こんにちは、ツバサです。 【悪女なのにママになりました】を紹介させていただきます。 今回は59話をまとめまし...

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • お互いの主張

カリックスは私を抱いてベッドに近づく。

投げ捨てでもしそうな雰囲気に身をすくめるが、意外と彼は私を優しく寝かせてくれた。

彼がゆっくりと私の体に乗り込んだ。

「まさかあなたが」

「・・・」

「私が正気ではないということを、こんな風に確認したがるとは思わなかった」

私は何と言い訳をしたらいいか分からず唇だけをちくちくしていたが、それでも言うべきことは言わなければならなかったので声を切り出した。

「じゃあ、ずっと家に閉じこもっていろということですか?私は水槽の中の金魚ではありません・・・」

カリックスの過保護は本当に酷いものだった。

私が6歳の子供でもなく、立派な大人なのに。

それに私は何の能力もない過去の自分ではない。

今は立派な魔法使いだった。

それなのに、どこへ行っても彼の影騎士がついてくる。

悪魔が現れたのは意外だったが、それでも思っていたより危険ではなかった。

私は自分が考えてきたように・・・、カリックスが思っているような弱い人ではない。

「カリックス、私を心配してくれるのは本当にありがたいことです。あなたがどんな気持ちなのか理解しています。でも・・・」

「理解している?」

彼は私の言うことを全部聞かずに断ち切って唸り声を上げた。

私はすぐに打ち返そうとしたが、彼の瞳を見て止まってしまう。

今、彼の目つきはカネロで私に夢中になっていた時と同じだ。

「私がどんな気持ちなのか・・・、あなたが私にとってどれほど大切か理解していれば、私に言葉もなく勝手に飛び出してはいなかったでしょう」

「前もって言っておく?では、あなたは許可したのでしょうか?最近、あなたは私を結婚式の日まで閉じ込めておこうと決心していたのに?」

緊張して唇がこわばって動かないが、私はできるだけハッキリと話した。

 



 

彼の執着が怖くて体をすくめたままでいながらも決して視線を避けない私を見て、カリックスは斜めに笑う。

「そうですね、あなたの言う通りです」

「・・・」

彼はゆっくりと頭を下げ、私の髪を一握り手にした。

「ルール、私はこのまま永遠にあなたを閉じ込めておきたい。無茶苦茶な皇太子がいる首都ではなく、私の領地で永遠に・・・」

彼の唇が私の髪に触れる。

カリックスはしばらくの間そうしていたが、頭をもたげて私の頬を撫でた。

彼の手の届くところが熱っぽいようで、私は身を震わせる。

震える目で眺めていると、カリックスは微かに目を合わせてきた。

「一体あなたをどうすればいいのでしょうか?ねえ、ルール・・・?」

「・・・」

「やっと捕まえたと思うとまた飛んでいって、ずっと私の胸から抜け出そうとする。私なしでも豊かに暮らせるように」

「それは、私が・・・」

「私はあなたなしでは一日も生きられない」

カリックスの声は揺れ、泣き声が入り混じっていた。

「どうか、私を不安にさせないでください。ルール」

「・・・」

「あなたをどうすればいいのか分からない。足首に足枷を嵌めて、両手を束縛してでも捕まえておきたいのに・・・」

「・・・」

「そうすれば、あなたは私をもっと信じなくなるでしょう。そして、私はそれを望まないから・・・」

彼は呟きながら頭を上げた。

近くで出会う青い瞳は渇望に満ちている。

彼はいつもそうだった。

もう私を十分に持っていながら、それ以上を望むかのように、私の全てを飲み込みたがるように私を見つめる。

 



 

「アレクシーナ皇女と会うのはやめなさい。救済事業を手伝うのも。あなたが何かをする必要はない。ただじっと、私のそばにいなさい」

その言葉に私は一瞬泣きそうになった。

何もするなって、する必要はないなんて。

それをどうしてあなたが決めるの?

私の人生であり、私の選択なのに。

「私が何をしても・・・、それは私の選択です。カリックス、あなたが私にあれこれ強要することはできません」

鬱憤の混じった声で話し、唇を噛み締めた。

カリックスは無表情な顔で静かに私を見つめ、しばらくして口を開く。

「分かりました、ルール」

「・・・?」

「あなたの好きなようにしなさい」

彼がとても簡単に納得したので、私はつい慌ててしまった。

こんなはずはないのに・・・。

彼はこのように簡単に退く人ではない。

もしかして、この前のように条件でも掲げようとしているのだろうか?

「どうせ私たちはもうすぐ結婚するだろうし、その後は」

「・・・」

「私はあなたと子供を連れてグラストンに帰ります。首都に滞在する時間は極めて短いでしょう。そしてあなたは」

カリックスはしばらく口をつぐんで、優しく微笑んだ。

「特別な場合でなければ、グラストンにいてください」

私は何も考えられずに彼を睨みつけ、から笑いする。

そうよね、彼が本当に私を理解してくれたわけではないわ。

ただ、私は永遠に彼のものだという傲慢さに囚われているだけ。

私はカリックスに向かって挑戦するように話した。

「いいですよ。あなたの思い通りにしてみてください。私も好きなようにしますから」

 



 

外に出て活動したいルールと、一生閉じ込めておきたいカリックス。

この二人の折衷案が思い浮かばない・・・。

そろそろラティーの登場を希望します!

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