こんにちは、ツバサです。
【悪女なのにママになりました】を紹介させていただきます。
今回は55話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

あの小説の中の悪女に生まれ変わった?
だったら裏切られる前に、彼のもとを去らなきゃ!
「カリックス、この結婚…破談にしましょ」
「私からは逃げられませんよ、ルール」
いつかは別の女のもとに行ってしまうくせに…どうして私に付きまとうの?
そしてカリックスの子をみごもってしまうという予想外の展開…再び幸せな日々を送れるかと思ったのもつかの間。
カリックスが他の女とキスする姿を目撃。
お腹の赤ちゃんを守るため、すべてを捨てて遙か遠くへ旅立った。
理性を失うほど執着し始めたカリックスに気づかないまま…
ルール・エクレイ:本作の主人公。侯爵家。
カリックス・ロチェスター:原作の男主人公。公爵家。
ラティーシャ:ルールとカリックスの娘。
セア:原作の女主人公。神女。
アリス:魔法使い。ルールの良き相談相手。
アクエルド:ロチェスター家専属の魔法使い。
エドワード:アバロニア皇太子。
アレクシーナ:アバロニア皇女。

55話 ネタバレ

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 2択
もし、本当にハーレムができて多くの女性の一人が皇帝の愛を独り占めし、その女性が産んだ息子が皇位継承権を得ることになったら・・・。
(全国の私生児が権利を主張するでしょうね。そしたら滅茶苦茶になるだろうし・・・。争いが絶えず発生するわ)
そう考えていると、私の顔はいつの間にか冷たく固まっていた。
アレクシーナ皇女は私を見ながら「あなたが何を考えているのか分かる」という表情をしている。
「未来のロチェスター大公妃として、ルールは皇太子エドワードをどう思いますか?彼が本当に皇帝に相応しい人物だと思いますか?」
「それは・・・」
突然飛んできた困惑する質問に、私は途方に暮れてしまう。
ここで何て答えたらいいんだろう?
今もしかして試されているのかな?
まさか私、政治争いに巻き込まれたのかな?
数々の疑問で頭の中が複雑だった。
私は皇女の奇妙な紫色の瞳にまともに向き合えあず、視線をあちらこちらに回す。
そんな私を見てアレクシーナ皇女がニッコリと微笑んだ。
彼女が何か付け加えようとしているかのように、口を開いた瞬間。
「皇女殿下!」
アレクシーナ皇女の親衛隊騎士リチャードがこちらに駆けつけた。
彼は息を切らしながら私たちの前で立ち止まる。
彼の額についた血痕を見て、私は一瞬ビクッとしてしまった。
「殿下、逃げなければなりません。魔物が・・・」
「魔物が民家を襲撃したのか?」
アレクシーナはリチャードの言葉が終わる前に尋ねる。
リチャードは素早く頷いた。
「北西方向です。アスの森の近くですが、最近森の気運が凶暴だと思ったら、ついに這い出てきたようです。兵士たちの防御線が破られれば、ここまで攻め込まれるでしょう。遅れる前に早く逃げましょう」
非常に緊迫した状況にもかかわらず、リチャードは落ち着いてゆっくりと話した。
彼の様子が奇妙だということに私は疑問に思ったが、すぐにその理由を知る。
「いや、私もそっちに行って防ぐ。お前はレディー・エクレイとメイドのお嬢さんをロチェスター邸まで安全に連れて行ってくれ」
アレクシーナ皇女は当然のことながら、ここを離れるつもりがなかったのだ。
「はい!」
その瞬間、私は悩んだ。
ジャネットだけ帰して、私も残ってアレクシーナ皇女を助けた方がいいのか。
それとも、このまま邸宅に帰った方がいいのか。
私は空虚魔法を使えることができる。
完璧とは言えないが、それでも以前に比べると上手になった方だ。
それに今、私のコートの中ポケットにはアクエルドが作ってくれた杖がある。
杖を使えば、平均より弱い体力にこだわらず、もっと簡単に魔法を使うことができるだろう。
(問題は私の実践経験が不足している上、空虚魔法使いということを隠さなければならないこと)
「レディー・エクレイ?早く出発しないといけません」
「あ、はい・・・。あの、ちょっと待ってください」
私は急いでリチャードに言って、アレクシーナ皇女を捕まえた。
「ルール?何か言いたいことが?」
「アレクシーナ、その・・・」
彼女に急いで話そうとした瞬間。
バン!
近くで爆発音が聞こえ、地面がそびえ立つ。
アレクシーナは私を、リチャードはジャネットを抱き込み、地面にしっかりとうつ伏せになった。
突然の状況で心臓が狂ったようにドキドキした。
まさか魔物がもうここまで来たというの?
兵士たちの防御線がすぐに開通したということは、彼らが絶えられないほど強力な魔物が現れたという意味だ。
「そんなことが・・・、ここは都の近くなのに・・・」
ぼやける土埃の中から見える大神殿のある方向を眺めた。
都には大神殿がある。
そして大神殿の後庭には、この大陸よりも古い木があった。
その古木こそ、魔物があえて都を侵略できないように守る唯一無二の番人。
(影の魔物が現れるのは、それらは独特な種類だからだけど・・・)
一般の魔物がこれほど大々的に侵略してくることはできないはず。
彼らは古木と古木を守る精霊を恐れているからだ。
(この前古木で見たあれは、本当に幻だったの?)
遠すぎてはっきり見えなかったが、あれは確かに透明な魚の精霊だった。
フィニス神が啓示を下す時に現れるという精霊。
まだは神木が危険になった時に現れ、その周辺を泳いで守る、「カラ」という名の神聖な魚。
(私が精霊を見たのであれば・・・)
都がまもなく危険に陥るということ?
「一体何が起ころうとしているの?」
「くそっ!」
その時、想念をかき分けてまた別の騎士の声が食い込んだ。
リチャードと同じくアレクシーナの親衛隊であるビカスだった。
彼は血まみれの状態で私たちの方へ走ってくる。
しかし幸いにも彼が流した地のようではなかった。
「ビカス、その血は何だ?先ほどの爆発は?」
アレクシーナが私の状態を確認しながらビカスに尋ねる。
それから彼の返事が聞こえる前にリチャードにもう一度言った。
「リチャード、さあ、ルールとあの娘を・・・」
そしてその時。
突然どこかから現れた真っ黒な影がアレクシーナの手から私をサッと奪った。
突然の魔物の襲撃。
ルールが魔法を使うか悩む前に、何者かが彼女を拉致?しましたね。
カリックスもこの状況を把握しているのでしょうか?





