こんにちは、ツバサです。
【悪女なのにママになりました】を紹介させていただきます。
今回は51話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

あの小説の中の悪女に生まれ変わった?
だったら裏切られる前に、彼のもとを去らなきゃ!
「カリックス、この結婚…破談にしましょ」
「私からは逃げられませんよ、ルール」
いつかは別の女のもとに行ってしまうくせに…どうして私に付きまとうの?
そしてカリックスの子をみごもってしまうという予想外の展開…再び幸せな日々を送れるかと思ったのもつかの間。
カリックスが他の女とキスする姿を目撃。
お腹の赤ちゃんを守るため、すべてを捨てて遙か遠くへ旅立った。
理性を失うほど執着し始めたカリックスに気づかないまま…
ルール・エクレイ:本作の主人公。侯爵家。
カリックス・ロチェスター:原作の男主人公。公爵家。
ラティーシャ:ルールとカリックスの娘。
セア:原作の女主人公。神女。
アリス:魔法使い。ルールの良き相談相手。
アクエルド:ロチェスター家専属の魔法使い。
エドワード:アバロニア皇太子。
アレクシーナ:アバロニア皇女。

51話 ネタバレ

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- コッソリと
私はアレクシーナ皇女に急いで返事を書いた。
嬉しい気持ちを隠して節制された表現を使って文を書こうとしたが、それは私らしくないと考えて、ありのままを見せることに。
すると、思いもよらなかったアレクシーナ皇女の二度目の手紙が舞い込んだ。
まさか彼女が返事をしてくれるなんて。
私はワクワクする気持ちで封筒を開けて、手紙を広げて読んでみた。
<可愛いルール。私と一緒に救済所に行くのがとても楽しみなようですね。あなたの丸々とした筆跡を見た瞬間笑いを堪えることができませんでした。どうして人も字体も可愛いのですか?とにかく、午後2時頃に迎えに行くので準備していてください。救済事業をすることは難しくないでしょう。私が手伝います。愛を込めて、アレクシーナ>
あ、愛を込めて・・・。
私は口を覆って笑いを堪える。
今は私の専属侍女になったジャネットがいるのだ。
「愛を込めて」って!
それに可愛いルール・・・、ルールと名前で呼んでくれた。
最後は自分のイニシャルではなくファーストネームを残して。
(アレクシーナ皇女、本当に私に好感があるんだ)
彼女の心が作り上げたものではなく、本気だと思い、私は一瞬飛んで行くように気分が良くなる。
もしかしたら、私はこのような状況や関係が少し羨ましいと思っていたのかもしれない。
親しい人に会って親しくなり、友達になること。
一緒に好きなことをすることだ。
「ジャネット、出かける準備をしようと思うのですが、ちょっと手伝ってもらえますか?一人で大変だったら他の人たちを呼んできてもいいのですが、密かに出たいので、ジャネット一人で手伝ってもらえないでしょうか?」
私は切実な目でジャネットを見る。
彼女は優しく微笑み、ゆっくりと頷いた。
「もちろんです、ルールお嬢様。私一人でも十分です」
ルールお嬢様と、親密に呼んでくれることが嬉しくて、私はジャネットと目を合わせ、にこやかに笑う。
そして、心を込めて言った。
「ありがとう」
私たちは急いで準備を始めた。
アレクシーナ皇女が教えてくれたように楽な服装をしたら、午後1時があっという間だ。
出発する前にジャネット見ながら人差し指を口に当てる。
(静かに出ます)
すると彼女は小さく微笑んでうなずいた。
私の意思にすぐ気づくのが10年は苦楽を共にした家族のようだ。
こっそり部屋を出て階段を降りる。
途中で何人かの使用人と出くわしたが、私の身なりを見てどんな状況なのか気づいたのか知らないふりをしてくれた。
過去二日間、カリックスは私を邸宅から一歩も出ないようにしたせいで、私の我慢が限界だということを皆知っているのだ。
私は使用人たちと会うたびに感謝の気持ちで微笑む。
もし、私がこっそり抜け出したことで使用人たちがカリックスに怒鳴られるなら、私はためらうことなく前に出て彼らを弁護するつもりだ。
その時、彼に言いたいことも全部考えてある。
「これは全部、あなたが私を監禁するようにして起こったことじゃないですか。家で飼っている犬でもこんな風には住んでいません。外に出ることもできず、庭をちょっと行ったり来たりするだけで、これは人が生活していると言えるのですか?」と。
カリックスはその言葉を聞いて弁解の余地がないと確信した。
彼はきっと慌てて唇をピクピクさせて、「全てあなたを守るためでした。どうか私を理解してください、ルール」と言うだろう。
・・・私はカリックスをとてもよく知っているから。
でもカリックスは・・・?
彼も私のことをよく知っていると言えるのだろうか?
いいや、違うだろう。
私は秘密が多く、また私が見せてあげられなかった。
私さえ発見できなかった私の姿がたくさんあった。
カリックスは私の変化が嬉しくないのかもしれない。
彼は私が鳥籠の中で安全であることを望んでいるから。
けれど、鳥籠の外を飛んでみた鳥が、再び鳥籠の中に戻ることはできないものだ。
変化し始めたら、変わる前の自分には戻れない。
もし、彼が変わった私を理解してくれないなら、私たちはお互いに良い配偶者として過ごすことはできないだろう。
カリックス、勝手に飛び出してごめんね。
でも、このままずっと何もせずに手放すわけにはいかない。
救済事業は以前から関心があった。
そしてこの機会にアレクシーナ皇女と親しくなれば色々役に立つはず。
「・・・友達ができることでもあるし」
そう考えると胸が浮かれる。
新しい縁を作るのは気持ちいいことだという事をなぜ今まで忘れていたのだろうか?
(カーネロで私を見る視線が綺麗じゃなかったから、いつからか人間関係に防御的になっていたのかもしれない)
だからなのだろうか。
とても素敵な人が私に好感を示し、私と親しくなりたいという事を知ったら、大きなプレゼントを貰ったように嬉しかった。
アレクシーナ皇女と私は相反する性格ではあるが、考えや価値観はよく合うと思う。
読書会の時に話してみてそうだった。
だから私たちは良い友達になれるかも・・・。
心の中で期待感が膨らんだ。
アレクシーナ皇女がカッコいい!
カリックスもそれを知っていたからルールを近づけたくなかったのでしょうね。
ただし、このまま軟禁状態を続ければ二人の関係も悪化するでしょうから、カリックスにも耐えてほしいところです。





