悪女なのにママになりました

悪女なのにママになりました【43話】ネタバレ




 

こんにちは、ツバサです。

【悪女なのにママになりました】を紹介させていただきます。

今回は43をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【悪女なのにママになりました】まとめ こんにちは、ツバサです。 【悪女なのにママになりました】を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介と...

 



 

あの小説の中の悪女に生まれ変わった?

だったら裏切られる前に、彼のもとを去らなきゃ!

カリックス、この結婚…破談にしましょ」

「私からは逃げられませんよ、ルール」

いつかは別の女のもとに行ってしまうくせに…どうして私に付きまとうの?

そしてカリックスの子をみごもってしまうという予想外の展開…再び幸せな日々を送れるかと思ったのもつかの間。

カリックスが他の女とキスする姿を目撃。

お腹の赤ちゃんを守るため、すべてを捨てて遙か遠くへ旅立った。

理性を失うほど執着し始めたカリックスに気づかないまま…

 

ルール・エクレイ:本作の主人公。侯爵家。

カリックス・ロチェスター:原作の男主人公。公爵家。

ラティーシャ:ルールとカリックスの娘。

セア:原作の女主人公。神女。

アリス:魔法使い。ルールの良き相談相手。

アクエルド:ロチェスター家専属の魔法使い。

エドワード:アバロニア皇太子。

アレクシーナ:アバロニア皇女。

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43話 ネタバレ

 

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • クリスティーナ皇女のお願い

キャバン伯爵夫人への贈り物は、ティータイムの終わり頃に手渡すことができた。

それまでアレクシーナ皇女が私をずっと捕まえていたからだ。

当初の計画とは異なり、素敵に渡して人々の羨望に満ちた視線を受けることには失敗したが、私に対する誤解は解けた。

実はこの場に参加した貴婦人たちは「その噂」を信じている様子ではなかったので、あえて誤解を解く必要がなかった。

カリックスと私が結婚式を挙げると徐々に消える噂ではあるし、舞踏会などで彼と私の親しい演出をすれば消えるだろう。

私がジェームズ・ケムネルの情婦をしていたなんて、そんなとんでもない噂を広めた人は一体誰なのかな?

もともと噂とはそういうものだ。

どこの誰かが言ったとか、誰かから聞いたとか・・・、根拠のない話。

私も噂に惑わされて他人の話を口にしたことがあった。

ところが、噂のために困難な状況を直接経験した後、一歩遅れて良心の呵責が押し寄せる。

やっぱり、他人の話は無闇に話すべきではない。

とにかく私の計画は半分成功した。

魔法の刻印を習っておいて本当によかった。

最初は私も何か手伝うことがないかと思って習い始めたのだが、今は魔法の刻印が私に役立っている。

もし後でカリックスと別れることになれば、この才能と空虚魔法を活用して一人の力でも食べていけるだろう。

(お父様とアレン兄様には助けてもらうかもしれないけど、ただ手伝ってもらうわけにはいかない)

私は遠い未来まで考えていた。

心配で臆病な性格は一生直せないのか、いつも未来を念頭に置いて考え、また考える。

「まあ・・・、何の備えもしないよりはましだよ。代わりに私が神経衰弱になりそうだけど」

ため息をつきながら馬車に乗り込んだ。

私の手にはアレクシーナ皇女がくれた純銀のブローチが。

 



 

アレクシーナが私にブローチをくれた理由は、救済事業のため。

彼女は私にかなり好感を持っているように見えたが、私が魔法の刻印ができるという事実を知ると、私を熱烈に渉外しようとした。

当然、私はすぐに確答できなかった。

救済事業か・・・。

貧しい人々のために何かできればきっと良いのだけど、私が上手くやり遂げられるかも疑問だし、それだけの心的余裕があるのかも確信できない。

「これから開かれる夏の舞踏会も心配だし、色々気になることも多い」

奉仕とは心に余裕がある時に他人に施せること。

しかし、私は前より良くなったわけではなく、今にも割れそうな壺の状態だった。

こんな状態で役に立つはずがない。

邪魔にならなければ良い程度だ。

もちろん、アレクシーナ皇女に私のそんな細かい事情まで全て明らかにすることはできなかった。

それで私は、「考えてみます」とだけ答えた。

アレクシーナ皇女は快く頷いてくれた。

『負担に思わず、決心がついたらいつでも訪ねてください』

『はい、ありがとうございます』

とりあえず、そうやって別れた。

アレクシーナ皇女が私にくれた純銀のブローチは一種の証票だ。

 



 

私を乗せた馬車はスムーズに移動し、ロチェスター邸の前に到着した。

馬車から降りた後、母屋に入るやいなやラティーを探す。

私が外出していた時間の間、娘がよく食べてよく遊んだのか気になったのだ。

女中から小さなお嬢さんは花園にいると教えてもらった。

私は彼女に感謝の意を表した後、花園に向かう。

ロチェスター邸の花園は後庭の東側にあるが、建物一つを建てても問題ないほど広い土地を全部占めていた。

花園にはバラ、ダリア、ディギタリス、マリーゴールドのような華やかな花々がたくさん咲いていて、そこに入るとまるで天国にでも来たような気分になる。

ラティーは花園の真ん中に大人しく座っていた。

娘に近づこうとした私は、彼女のそばに誰かがいることに気づき、立ち止まる。

両側に長く伸びたライラックの枝が彼の顔を覆っていてよく見えなかった。

でも私は体のシルエットだけでも彼を見分けることができる。

「カリックス・・・」

カリックスは風の吹く方向から子供を庇うように立っていた。

おかげでラティーは風に吹かれず花見を楽しんでいる。

そう光景に思わず胸がジーンとした。

どうしよう目頭が熱くなる。

私は心を落ち着かせながら二人のそばに近づいた。

「ここで何をしているんですか?」

柔らかい声で尋ねると、カリックスとラティーが同時に私の方を振り返る。

二人の顔にはライラックの薄紫色の影がそっと落ちていた。

「ルール」

「ママ」

二人の唇の上に笑みが浮かび、誰が先を問わず嬉しそうに私を呼んだ。

私の方へ走ってきたラティーは、早く抱きしめてくれというように両腕を伸ばす。

娘を抱き上げて笑い声を上げた。

そのままカリックスに近づくと、彼は私を見て優しく微笑んだ。

「読書会はどうでしたか、ルール?」

「あ・・・」

読書会でセアと出会ったと彼に言っていいのか悩む。

この頃、カリックスはセアの名前を聞いただけでもイライラするように表情を歪めたりした。

以前からそうだったが、最近はもっと酷くなっている。

業務のため城を行き来しながらセアと出会っているはずだけど・・・、その度にセアが彼に何かしたのだろうか?

(セアがカリックスを虐める方法・・・)

どうやら彼女はカリックスが自分を嫌っていることをよく知っているようだ。

分からないはずがないだろう。

カリックスは堂々と顔に出しているのだから。

にもかかわらず、セアはカリックスに粘り強く接近している。

その度に彼はうんざりしていた。

(虐める方法というのは、そういうことよね)

嫌がるかどうかにかかわらず、ブルドーザーのように直進して相手を困らせることだ。

(さっきの読書会でもそうだし、他人の気持ちを気にせずに突進する性格だと思う)

神女ではなく平凡な次元の移動者だったら、もう大きな事故に遭っていたのではないだろうか?

(とりあえず・・・)

セアのことをカリックスに話す?

 



 

クリスティーナ皇女と信頼関係になれば、セアからの妨害も緩和されるのでは?

カリックスとラティーの父娘の光景が微笑ましいです!

嫌われていると知りながらもカリックスにアタックするセア。

彼女の心理が気になりますね。

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