こんにちは、ツバサです。
【悪女なのにママになりました】を紹介させていただきます。
今回は140話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

あの小説の中の悪女に生まれ変わった?
だったら裏切られる前に、彼のもとを去らなきゃ!
「カリックス、この結婚…破談にしましょ」
「私からは逃げられませんよ、ルール」
いつかは別の女のもとに行ってしまうくせに…どうして私に付きまとうの?
そしてカリックスの子をみごもってしまうという予想外の展開…再び幸せな日々を送れるかと思ったのもつかの間。
カリックスが他の女とキスする姿を目撃。
お腹の赤ちゃんを守るため、すべてを捨てて遙か遠くへ旅立った。
理性を失うほど執着し始めたカリックスに気づかないまま…
ルール・エクレイ:本作の主人公。侯爵家。
カリックス・ロチェスター:原作の男主人公。公爵家。
ラティーシャ:ルールとカリックスの娘。
セア:原作の女主人公。神女。
アリス:魔法使い。ルールの良き相談相手。
アクエルド:ロチェスター家専属の魔法使い。
エドワード:アバロニア皇太子。
アレクシーナ:アバロニア皇女。

140話 ネタバレ

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 深淵の扉
ブリルはセアの方を振り返り、尋ねた。
「大神官は、あなたが神の代理者ではなく、『鍵をもらった人間』という事実を最初から知っていたのでしょう。合っていますか?」
セアは一見、愛憎らしい目でブリルを見つめながらニッコリと笑う。
「そうですね。大神官はもちろん、後に皇太子殿下も私の秘密を知りました。彼も私と仲間です」
突然自分に矢が飛んでくると、皇太子はビックリして叫んだ。
「あ、あの女が・・・!あえて私を・・・!」
彼はブルブル震えながら、石を取ってセアに投げつける。
セアはその石を頭だけ傾けて軽く避けた。
「この魔女め!全部お前が私を洗脳したからだ!私は何の過ちも犯していない!全部あの魔女が仕組んだことだ!」
皇太子は血を流しながらも、目を見開いて叫ぶ。
そんな彼をチラリと見ながら、セアは情けないという表情を浮かべた。
「滅びろ!あえて私を利用して帝国に危害を加えようとするとは!私が___」
「皇太子殿下」
暴れん坊のように叫ぶ皇太子をブリルは静かに止める。
彼の声には無視できない力が込められていた。
「皇太子殿下が、神女様、そして大神官と結託して今回の事件を工作した罪は、今後審判を受けることになります。すでに皇帝陛下に報告は終えています」
「・・・」
皇太子は、首に何か引っかかった人のように口をギュッと閉じて、ブリルの言葉を大人しく聞いた。
状況が不利になったので、少しでも延命する方向に考えを変えたようだ。
ブリルは再びセアを見つめながら口を開く。
「まずは首都に開かれた深淵の扉を閉めることが急務です。神女様、扉はどこに開いていますか?」
「・・・」
「答えた方がいいでしょう」
カリックスが手伝う。
彼はセアの首を剣で軽く切り取った。
赤い血が白い首筋を伝って流れ落ちる。
セアはしばらく彼を睨みつけて答えた。
「ご案内します。ついて来てください」
彼女は自分の首に剣が突き刺さっていようがなかろうが、ふらりと体を捻る。
慌てた聖騎士たちが躊躇なく剣を退く。
避難民を除く多数の人々がセアについていく。
それまでラティーは全てのことを静かに見守っていた。
なんであんなに大人しいのだろうか?
変な感じがする。
以前まで悪を着々と使っていた姿とは違って、純粋すぎた。
「怪しいわ・・・。気をつけたほうがいい」
私は首を傾げてラティーに近づき、手を握る。
ラティーが聖霊だというのは、まだ少し不慣れだった。
だけど、ラティーが私を見上げて微笑むと、間違いなく親近感が湧く。
「ラティーは相変わらずラティーだよ」
私の考えを読んだのだろうか?
ラティーが淡々とした声で話す。
「行こう、ママ」
「うん」
私はラティーの手をギュッと握って歩き始めた。
カリックスはセアの後ろに立ち、剣で背中を向ける。
それから間もなく、私たちは皇居の近くに着いた。
セアが深淵の門を開いた場所は、皇居と非常に近いところだった。
向かう途中、魔物がウジャウジャして何度も戦闘が発生する。
そうしながら到着した場所には、どうしても目を開けて見ることができない光景が広がっていた。
「なんてことだ・・・」
ブリルがショックを受けた声で呟く。
あちこちからため息が聞こえてきた。
「これくらいは予想していなかったのですか?」
セアがブリルの方を振り返り、ニッコリ笑う。
彼女が深淵の門を開けるために供物として捧げたのは、他でもない大神官だった。
彼は扉と一体になって奇怪な姿で捻れている。
そしてだんだん扉に吸収されていくところだった。
やがて完全に肉体を失うことになるだろう。
「た・・・、助けて・・・」
その時、門の一番上についていた大神官の頭から声が聞こえてきた。
「ヒ、ヒィ・・・!い、生きているのか!?」
「うわっ!」
貴族たちが怯えて後退りする。
セアが怯えた彼らを嘲笑って言った。
「もともとは全てのことが終わってから殺すつもりでしたが、考えてみたらこれほどの犠牲がありませんでした。大神官こそ、すべての神官の中で最も堕落した者ではなかったですか?」
「あなたは・・・」
ブリルが酷い表情でセアを睨む。
セアは彼を見て奇怪なほど明るく笑い、両腕を広げた。
「私があなたたちが扉を閉めるのを手伝うためにここまで連れてきたと思っているの?どういたしまして」
ゆっくりと広がっていた深淵の扉が突然大きく開いた。
そこから莫大な量の魔気が流れてくる。
「この世はもう地獄になるだろう。地獄が降臨するわ!」
「やめろ!おかしくなったの!?」
私は魔気に打たれる彼女に向かって走った。
「あなたの計画が全部狂ってしまったから、このまま世の中が滅びてもいいと思っているの?」
「あなたには理解できない!」
セアが赤い目で私を睨みながら叫んだ。
「何も覚えていないくせに!」
ついに深淵の扉が開きました。
セアがここまでする理由はルールにある?
二人の関係も気になりますね。





