こんにちは、ツバサです。
【悪女なのにママになりました】を紹介させていただきます。
今回は139話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

あの小説の中の悪女に生まれ変わった?
だったら裏切られる前に、彼のもとを去らなきゃ!
「カリックス、この結婚…破談にしましょ」
「私からは逃げられませんよ、ルール」
いつかは別の女のもとに行ってしまうくせに…どうして私に付きまとうの?
そしてカリックスの子をみごもってしまうという予想外の展開…再び幸せな日々を送れるかと思ったのもつかの間。
カリックスが他の女とキスする姿を目撃。
お腹の赤ちゃんを守るため、すべてを捨てて遙か遠くへ旅立った。
理性を失うほど執着し始めたカリックスに気づかないまま…
ルール・エクレイ:本作の主人公。侯爵家。
カリックス・ロチェスター:原作の男主人公。公爵家。
ラティーシャ:ルールとカリックスの娘。
セア:原作の女主人公。神女。
アリス:魔法使い。ルールの良き相談相手。
アクエルド:ロチェスター家専属の魔法使い。
エドワード:アバロニア皇太子。
アレクシーナ:アバロニア皇女。

139話 ネタバレ

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 神の存在②
「あり得ない・・・」
セアの呟く声が聞こえる。
彼女は危機に追い込まれた表情を浮かべていた。
そんなセアの方をラティーが振り向く。
悲しさと切なさに満ちた表情で。
ラティーはセアに向かって静かな声で話した。
「まだ遅くないです。人々に自ら真実を告げなさい。そうすれば、あなたの罪が少しでも減るでしょう」
「罪・・・?」
セアはラティーの方に首を傾げ、呆れたように苦笑いする。
「私がどれだけ大きな罪を犯したというの?私は自分で望んでここに来たんじゃない!この世界の影の神が私を選んだのよ!」
セアは大声で叫んだ。
感情的な限界に追い込まれた彼女は、理性を失ったようだった。
人々が目を見開いて衝撃を受けた顔になると、セアはようやく気がついたかのように狼狽した表情を見せる。
しかし、すぐに冷たく笑って、全部諦めたような表情になった。
「そうね・・・。むしろよかったわ」
彼女は狂人のように失笑しながら呟く。
「どうせここで私の正体を全部明らかにするつもりじゃない。好きなようにしてちょうだい。私も好きなようにするから」
その時、セアのそばに誰かが近づいた。
皇太子エドワードだ。
彼は彼女の肩を掴んで興奮したように口を開く。
「か、神女様、落ち着いてください。このままじゃ私たち___」
皇太子の言葉は続かなかった。
セアの肩を持った彼の手が突然消えたからだ。
「う、うわぁ!」
皇太子は血がダラダラ流れる自分の手首を掴んで床を転がる。
何人かの貴族と兵士が皇太子のそばに駆け寄った。
「か、神女様!これは急に何の・・・!」
そのうちの一人の貴族が皇太子を助け、セアを見上げながら問い詰める。
セアはうつむいていた頭をサッと上げた。
彼女の目は血色だった。
人々はビックリして後ろに退く。
「そう、私の仕業よ」
セアは冷ややかに笑う。
「私が深淵の扉を開いたの。もういいわよね?」
彼女の周りに次々と浮かび上がった黒い矢がブリルに向かって飛んだ。
ブリルに矢が当たろうとした瞬間、素早く割り込んだカリックスが剣で全部打ち返した。
彼の剣の刃は白く輝いていた。
「・・・そうね、あなたの剣は剣聖フォレンの神聖な遺物でした」
セアはカリックスと剣を交互に見つめ、苛立ちそうに呟く。
そして次の瞬間、何の予告もなく無差別的な攻撃が背後から避難民を襲った。
私はほとんど反射的に空虚魔法を使っていた。
速射砲のように吐き出した呪文が魔法を完成させ、ギリギリの瞬間に攻撃を消滅させる。
「え?」
「死ぬと思ったのに・・・」
「空虚魔法・・・」
「あの人が魔法を使った!」
ある少年が私を指差しながら叫んだ。
「く、空虚魔法?」
「それは魔女たちが使うものじゃ・・・」
「レディー・エクレイは、魔法使いだったのか?」
人々がヒソヒソ話をしている間、貴族の一人が私に近づいて、そう尋ねる。
「はい、私は___」
答えようとした瞬間、突然アレクシーナが割り込んできた。
「そうです、ニコルズ伯爵。そして皆さん、ルール・エクレイは優れた空虚魔法使いであり、私の直属の魔法使いでもあります」
アレクシーナは私の肩に腕を回してニッコリと笑う。
私は口を大きく開けてアレクシーナを見た。
驚いたのは私だけではない。
「ア、アレクシーナ皇女の魔法使いだって・・・!?エクレイ侯爵令嬢が?」
「そんな・・・、そんなことが・・・」
「じゃあロチェスター大公はやっぱり・・・、エクレイ侯爵も・・・」
貴族たちはしばらく状況を忘れ、新しい情報に夢中になっていた。
突然皇女の魔法使いになった私は、アレクシーナの手に掴まったまま、ポツンと立っていなければならなかった。
「今、それは重要なことではありません」
ブリルのイライラする声が空気中に響き渡る。
彼はセアと対峙していて、彼のそばにはカリックスがいた。
カリックスの白い剣先がセアの首を狙っている。
それだけでなく、いつの間にか聖騎士たちもセアに向かって剣を抜いていた。
「神女様、あなたがまさか・・・」
聖騎士団長、アイダン・ルベントフが裏切られた目つきでセアを睨んでいる。
彼は今日これが起こるまでセアが本当にフィニスの神女だと固く信じていたようだ。
おそらく、この場にいる誰もがそうではないだろうか。
「面白い人たちね。私はあなたたちを裏切ったことがないわ」
セアは彼ら全員を嘲笑って話した。
「あなたたちが勝手に私を神様と勘違いして、支えただけよ」
「正確には、権力に目が眩んだ大神官の過ちです」
ブリルが割り込んで言った。
「大神官は神殿がより強い影響力を行使できるようになることを望み、ちょうど現れた彼女が操り人形として適していたのです」
セアが自分から正体を曝け出しましたね。
皇太子もここまででしょう。
ここから、どんな展開になるのでしょうか?





