こんにちは、ツバサです。
【悪女なのにママになりました】を紹介させていただきます。
今回は135話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

あの小説の中の悪女に生まれ変わった?
だったら裏切られる前に、彼のもとを去らなきゃ!
「カリックス、この結婚…破談にしましょ」
「私からは逃げられませんよ、ルール」
いつかは別の女のもとに行ってしまうくせに…どうして私に付きまとうの?
そしてカリックスの子をみごもってしまうという予想外の展開…再び幸せな日々を送れるかと思ったのもつかの間。
カリックスが他の女とキスする姿を目撃。
お腹の赤ちゃんを守るため、すべてを捨てて遙か遠くへ旅立った。
理性を失うほど執着し始めたカリックスに気づかないまま…
ルール・エクレイ:本作の主人公。侯爵家。
カリックス・ロチェスター:原作の男主人公。公爵家。
ラティーシャ:ルールとカリックスの娘。
セア:原作の女主人公。神女。
アリス:魔法使い。ルールの良き相談相手。
アクエルド:ロチェスター家専属の魔法使い。
エドワード:アバロニア皇太子。
アレクシーナ:アバロニア皇女。

135話 ネタバレ

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 自作自演
そして今までは計画通りに進んでいた。
皇居庭園でカリックス・ロチェスターと出会う場面を演出し、彼とあの女の関係を拗らせ、毒を利用してカリックスを弱らせた後、深淵のドアを開けて彼の体が乾くようにした。
彼を愛するふりをするのはとても面倒でイライラすることだったので、今回は「魅惑の毒」を使わない方法で彼が自分を必要とさせるようにした。
きっと完璧な計画だったのに・・・。
私の考えと違ってあの男はすごい精神力で発作の苦痛を何度も耐え、また耐えた。
7年間ずっと。
「ちっ」
考え直すと神経質になり、セアは舌打ちする。
雑草のように生き残るのが、あの女そっくりだ。
「ところで、今回はどうして薬効が通じなかったのかしら」
ルール・エクレイが首都に戻ると、セアはじっとしていられなかった。
面倒だが、今回も「魅惑の毒」を利用してカリックス・ロチェスターを奴隷にしようとした。
しかし、どういうわけか薬効が通じなかったのだ。
耐性があるわけではないだろうし、どれだけ考えても心当たりがない。
聖霊であるあの子が疑われて調べたりもしたが、あの子はまだ何も知らない状態だった。
弱り目に祟り目で、あの女も回帰前の記憶を取り戻したので、間も無くあの娘も聖霊の位格が発現するのかもしれない。
「一体どういうことか分からないけど、このまま黙ってやられるわけにはいかない。幸いなことに、私がこき使うことができる愚かな奴らはまだいる。大神官と皇太子、そして神官たち」
大神官に枢機卿まで味方してくれればいいが、ブリルが裏切った以上、残りの二人の枢機卿も簡単に信じることはできない。
私の真実が分かったら、すぐ背を向けるだろうから。
「・・・ブリル」
ブリルを思い浮かべると、血が逆さまに湧く気分だった。
回帰する前は最後まで私の味方だったのに。
どうして気づいたの?
「あ、深淵の門」
深淵の門をしばらく開けるために、なぜか名前も思い出せない神官の体を持ってきたのが禍根だった。
回帰する前は最初からカリックスに魅惑の毒を使ったため、深淵の扉を開く必要も、ブリルの疑いを買うこともなかった。
「やっぱり、最初から魅惑の毒を使うべきだったのに・・・。いいや、今更後悔しても遅い。これから何をするかが重要よ」
貪欲な大神官と愚か極まりない皇太子。
あの愚か者たちは、自分が影の神の鍵を持っていることを知ったにもかかわらず、その力を借りても気にしなかった。
大神官はより多くの権力と富を望み、皇太子は現在動揺している自分の立場を確固たるものにし、後に何の反発もなく皇位を得ることを望んでいる。
「あいつらには過分なのに、鈍くて欲張りな者たち」
セアは斜めに唇を引き上げた。
まあ、私には関係ない。
私はあいつらを利用すればいいだけだから。
今回深淵の扉が開かれれば、ブリルと枢機卿たちは早く結界を経るだろう。
7年前に一度開かれたことがあるので、きっと対応する方法を用意しておいたはずだ。
しかし、それこそセアの望むところだった。
「首都まで影の領域が拡張されなければならないわ。深淵の扉を開いて首都をメチャクチャにした後、私は首都の人々を救うのよ。何人かは知らないけど、多数は騙されるでしょうね」
どうせ私が鍵を貰った人間だという事実は、ルール・エクレイと大神官、皇太子しか知らず、扉を開けたという証拠は消せばいいだけ。
そして、この仕事が終われば皇太子と大神官も口止めのために殺すから。
さらに、あの女の娘も聖霊として覚醒する前に処理するつもりだった。
そうすれば、全てが完璧だ。
「世の中の幸運はすべて私の味方よ。いいえ、悪運さえ私のものにする。今回も勝利するのは私よ、ゆり」
あなたと、あなたが生きるこの世界を徹底的に壊すことだけが、私の唯一の復讐なのだから。
セアの黒い瞳から赤い光が閃いた。
自作自演で自分を英雄にしようと計画するセア。
ラティーも聖霊の位格を得たことですから、彼女の計画通りには進まないはず。
あと、セアがこれだけルールを恨んでいる理由も気になりますね。





