こんにちは、ツバサです。
【悪女なのにママになりました】を紹介させていただきます。
今回は132話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

あの小説の中の悪女に生まれ変わった?
だったら裏切られる前に、彼のもとを去らなきゃ!
「カリックス、この結婚…破談にしましょ」
「私からは逃げられませんよ、ルール」
いつかは別の女のもとに行ってしまうくせに…どうして私に付きまとうの?
そしてカリックスの子をみごもってしまうという予想外の展開…再び幸せな日々を送れるかと思ったのもつかの間。
カリックスが他の女とキスする姿を目撃。
お腹の赤ちゃんを守るため、すべてを捨てて遙か遠くへ旅立った。
理性を失うほど執着し始めたカリックスに気づかないまま…
ルール・エクレイ:本作の主人公。侯爵家。
カリックス・ロチェスター:原作の男主人公。公爵家。
ラティーシャ:ルールとカリックスの娘。
セア:原作の女主人公。神女。
アリス:魔法使い。ルールの良き相談相手。
アクエルド:ロチェスター家専属の魔法使い。
エドワード:アバロニア皇太子。
アレクシーナ:アバロニア皇女。

132話 ネタバレ

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- side ラティーシャ③
「フェリステラさん?」
ラティーは目を丸くして天使を見た。
フェリステラは、普段ラティーのそばを守っていたものとは違う。
青い鳥ではなく人の形をしている。
青みがかった髪が長く降り、背後には8つの青い羽がついた姿。
完璧な天使の姿だった。
「時が来ました、ラティーシャ」
フェリステラが低い声で囁く。
「ルール・エクレイを救えるのは、ラティーシャ、あなただけです。彼女を救うことが、間もなく世界を救うことになるでしょう」
ラティーはフェリステラに注意深く尋ねる。
「ラティーはもう準備できたんですか?」
「ええ、そうです」
フェリステラはニッコリと笑いながらラティーに頭を下げる。
彼女の唇がラティーの額に触れると、視界が開き驚くべきことが起こった。
ラティーは星いっぱいの広大な空間の真ん中にいた。
数多くの星が囁く言葉にじっと耳を傾けると、これまで微かだったことが徐々に明確になり始める。
自分がなぜママの「ラティーシャ」として生まれたのか、時々自分でさえ分からない言葉を投げ出したりした理由はなぜなのか。
戻された時間と母の運命、そして世界の運命について。
「思い出しましたか?我が神の聖霊よ」
青い天使が囁く。
ラティーは星いっぱいの瞳で天使の方を振り返った。
いつのまにかフェリステラのそばには他の6人の天使が集まっている。
知恵のエラピ、愛のカイオン、奉仕のヒッポス、敬虔なプロバトン、不滅のエピリオン、完成のアルコス。
そして、希望のフェリステラ。
「ご自分で存在される方よ。あなたが宇宙を創造したとき、人間はいませんでした」
フェリステラは言った。
星がラティーに染み込み、自分たちの持っている全ての記憶を伝える。
無数の星と一つになったラティーは、宇宙そのものになったような感覚を感じた。
「寂しいあなたが自分の姿を真似て人間を創造した時、あなたさえ予想できなかった災いが発生してしまいました」
フェリステラの声が悲しく聞こえる。
「あなたは人間を愛していましたが、彼らに失望して憎むようになりました。その憎しみの感情から、あなたの暗い面が生まれてしまったのです・・・」
広大な宇宙空間が裂けるように割れ、その間に真っ暗な深淵が姿を現した。
その深い闇の中で不吉な存在がふと目を覚まし、赤い瞳がラティーを直視する。
「あなたは私たちと一緒にあなたの影を深淵に閉じ込めましたが、彼は人間の精神に染み込み混沌を囁きながら世の中を乱してきました」
破れた空間が再び元に戻った。
そして赤い目をした「影」もまた姿を消す。
「これからこの世界は善と悪が絶えず戦わなければならない運命に立たされることになりました。あなたが人間を創造したから」
「私たち兄弟の中で最も輝いた者はそれを悲しく思い、あなたに内緒で人類を殺そうとし、その罪で翼を失い深淵に堕ちました。そして・・・」
フェリステラが腕を振り回すと、天使の青い裾が霞んだ席に「ママ」の姿が現れ、その横には黒髪「神女」に姿が並んで浮かんだ。
「二人のうち一人は天上の鍵を貰わなければなりませんでしたが、二人とも悪を選んでしまいました。それで、あなたは自分の位格を世の中に送ったのです。神聖なる恵みを、聖霊を」
フェリステラはラティーの手を掴む。
広大だった空間が次第に狭くなり、ロチェスター邸の姿に変わっていった。
「あなたは私たちの神の神聖であり、すなわちそれ自身。ですから・・・」
フェリステラの後ろにいた天使たちが消えていく。
「ルール・エクレイを悪から救いなさい。彼女が善を選択して全てを許せば、彼女の選択が世界を救うから」
フェリステラの声が遠くから木霊するように小さくなった。
瞬きをした瞬間、ラティーは夢の中のロチェスター邸に戻っていた。
「・・・」
彼女は首を傾げ、廊下の片隅で泣いているママを発見する。
もう全てのことが分かった。
ママがなぜ大変で辛くなければならないのか、自分が誰なのか、何をしなければならないのか。
日光に似た綺麗な光がラティーから噴き出した。
彼女はゆっくりと母親に近づく。
もう何の心配もしないで、ママが恐ることは絶対に起こらないと、言ってあげるために。
「これはもう夢に過ぎない」
全部、もう起こらないことだから。
ママを救おうと、私が時間を戻してここに着いたから。
ラティーの正体は創造神だったということでしょうか?
かなり話のスケールが大きくなってきましたね。
世界を救うにはルールが善になること。
そのためには恨んでいた人たちを許すこと。
カリックスを許すことが必要ということですね!





