こんにちは、ツバサです。
【悪女なのにママになりました】を紹介させていただきます。
今回は127話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

あの小説の中の悪女に生まれ変わった?
だったら裏切られる前に、彼のもとを去らなきゃ!
「カリックス、この結婚…破談にしましょ」
「私からは逃げられませんよ、ルール」
いつかは別の女のもとに行ってしまうくせに…どうして私に付きまとうの?
そしてカリックスの子をみごもってしまうという予想外の展開…再び幸せな日々を送れるかと思ったのもつかの間。
カリックスが他の女とキスする姿を目撃。
お腹の赤ちゃんを守るため、すべてを捨てて遙か遠くへ旅立った。
理性を失うほど執着し始めたカリックスに気づかないまま…
ルール・エクレイ:本作の主人公。侯爵家。
カリックス・ロチェスター:原作の男主人公。公爵家。
ラティーシャ:ルールとカリックスの娘。
セア:原作の女主人公。神女。
アリス:魔法使い。ルールの良き相談相手。
アクエルド:ロチェスター家専属の魔法使い。
エドワード:アバロニア皇太子。
アレクシーナ:アバロニア皇女。

127話 ネタバレ

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 相反する二つの衝動②
カリックスと私はラティーのいる庭に到着した。
ラティーは草むらに咲いた野花を折って花束を作っている。
娘の周りには小さな動物が5、6匹集まっていた。
リス、ウサギ、ハト、スズメなどなど・・・。
多様な動物がラティーのそばに集まっている光景は、とても不思議だった。
それにラティーは必ずその動物たちを話をしているように見える。
「ラティー?」
そっと呼ぶと、ラティーがこちらを振り向く。
「ママ、パパ!」
ラティーが笑顔で私たちの方へ走ってきて、まず私の胸にすっぽり抱かれて、続いてカリックスに抱きつく。
「パパから石鹸の匂いがする」
ラティーはカリックスの裾に鼻を突っ込んでクンクンと鳴らした。
その姿がまるで匂いを嗅ぐ小さな子犬のようだ。
「シャワーをしたからだよ」
「石鹸の匂いがいいね!」
ラティーはカリックスから離れて、ニッコリと笑った。
明るい日差しの下で、娘の金髪が煌びやかに輝いている。
私はラティーの頭を撫でながら尋ねた。
「ラティー、何をして遊んでいたの?」
「うん、動物の友達と話してたよ!」
「ああ・・・、そうなのね」
本当に動物と話していたわけじゃないよね?
ただのラティーの想像だろう。
そんな私の考えに気づいたのか、ラティーがむすっとした顔で言った。
「ママ、ラティーを信じていないよね?動物の友達と話してたもん。本当だよ」
このままだとラティーが拗ねそうなので、私は一生懸命信じるふりをする。
「うちのラティーは動物と話すことができて凄いわ」
「ふん・・・」
しかし、最近になって以前より成熟したラティーは、私の言葉をそのまま信じる様子はなかった。
もう大人の嘘を見抜くほど物心がついたなんて。
以前だったらすっかり騙されていたはずなのに。
ラティーは私をチラリと見てカリックスの顔色を伺っていた。
「パパ、どこか痛いの?」
「大丈夫」
「大丈夫じゃない!」
「大丈夫だから・・・」
ずっと大丈夫だと言っているカリックスを無視して、ラティーは彼にしがみついて「早く治って」と言いながら彼の体を軽く叩く。
カリックスは慌てたように瞬きをしてニッコリ笑った。
私はそんな二人をじっと見守っている。
回帰前の記憶を取り戻した後も、ラティーを大切にする私の心は変わっていない。
その事実が私をしっかり支えてくれているようだった。
「もう大丈夫だよ、パパ」
「ああ、ありがとう」
カリックスがラティーの頭を撫でる。
どこかから吹いてきたそよ風が二人のそっくりなハニーブロンドを優し乱していた。
その光景を目の当たりにして、私はしばらく目を閉じる。
私の心の傷と憎悪がどうであれ、今私が必ず守らなければならないこと。
カリックスと私の結婚式は計画通りに行われる予定だ。
ところが結婚式を3日後に控えて、セアのような招かざる客が再びロチェスター邸を訪問した。
皇太子、エドワード・アバロニア。
私はセアにもそうだったように皇太子も同じように戒めたかったが、我慢した。
彼はセアとは状況が違うので、後を約束するしかない。
皇太子がロチェスター邸を訪れた理由は、結婚式の準備を邪魔するために違いないだろう。
「今からでも心を変えれば、私は受け入れてあげる意向がある。エクレイ令嬢、よく判断した方がいいと思うよ」
皇太子は何かを企んでいるかのように自信満々に語った。
怪しげな言動だ。
おかげでカリックスは忙しい中でも皇太子とセア、チェドワース侯爵家の動向を調査しなければならなかった。
そしてアリス。
彼女は私が記憶を取り戻した日、カリックスを助けてどこかに消えてしまった。
去るという一言もなく。
ただ、ほんの短いメモを一枚私の前に残しただけ。
<時が来た。すぐ戻ってくるから、その間元気でいてね。すべてのことが始まれば、あなたに全部打ち明けるから>
そのメモの内容は、まるで嵐を予告しているかのようだった。
アリスは何の秘密を隠しているの?
これから何が始まるの?
漠然とした不安の中で時間は限りなく流れていく。
そして結婚式を控えた日の朝、アリスの予言どおり事故が起きた。
ルールがラティーを愛する気持ちは変わっていないのは嬉しいです。
動物と話せると言うラティー。
何かの能力なのでしょうか?
カリックスの呪いも、ラティーが軽減しているのかもしれませんね。
そして、結婚式当日に起きた事故とは?





