こんにちは、ツバサです。
【悪女なのにママになりました】を紹介させていただきます。
今回は117話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

あの小説の中の悪女に生まれ変わった?
だったら裏切られる前に、彼のもとを去らなきゃ!
「カリックス、この結婚…破談にしましょ」
「私からは逃げられませんよ、ルール」
いつかは別の女のもとに行ってしまうくせに…どうして私に付きまとうの?
そしてカリックスの子をみごもってしまうという予想外の展開…再び幸せな日々を送れるかと思ったのもつかの間。
カリックスが他の女とキスする姿を目撃。
お腹の赤ちゃんを守るため、すべてを捨てて遙か遠くへ旅立った。
理性を失うほど執着し始めたカリックスに気づかないまま…
ルール・エクレイ:本作の主人公。侯爵家。
カリックス・ロチェスター:原作の男主人公。公爵家。
ラティーシャ:ルールとカリックスの娘。
セア:原作の女主人公。神女。
アリス:魔法使い。ルールの良き相談相手。
アクエルド:ロチェスター家専属の魔法使い。
エドワード:アバロニア皇太子。
アレクシーナ:アバロニア皇女。

117話 ネタバレ

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 悪女ルール・エクレイ②
「がっ!こ、この・・・!」
マクスチュート伯爵が私の足首を掴もうとしたので、私は素早く後ろに下がる。
「こんな狂った女だったとは・・・!お前、お、俺が優しくしてあげようとしたのに!ただじゃおかないぞ!」
私はニヤリと笑う。
ブルブル震えながら叫ぶ姿が滑稽極まりないからだ。
「ようやく本性を現すのですね、マクスチュート伯爵」
「レイノルズ!カーベル!」
彼が大声で叫ぶと、馬車のドアが勢いよく開かれた。
そして、中に入り込んできた騎士と侍従が私を取り押さえる。
マクスチュート伯爵は私を見て卑劣に笑う。
「馬鹿な女だ。子供も産んで婚約者に捨てられたあなたのような年増を好きになってくれる男がいると思うのか?ありがたく思え!」
彼の醜い手が私に向かって伸びたとき、私は斜めに口元を上げた。
止まれ。
「・・・?」
マクスチュート伯爵は立ち止まり、自分の腕を見下ろす。
そこにあったはずの彼の腕は消えていた。
「う、うわぁ!」
彼は切り取られた腕を掴んで悲鳴を上げる。
騎士と侍従は慌てふためていた。
「か、閣下!」
二人は素早く私を離し、急いで伯爵に近づく。
マクスチュート伯爵は、血が降り注ぐ腕を掴んで涙を流しながら叫んだ。
「お前、お前、何をした!?わ、私の腕が・・・、私の腕が・・・!」
侍従が彼を助け、飛び起きた騎士が私に剣を向ける。
「伯爵様に何をした!?このまま無事に済むと思って・・・」
彼の言葉は続かなかった。
喉を抉り取られたから。
「うわあああああ!」
やがて馬車の中が悲鳴で満ちていく。
汚い仕事を終えて、私はドアを蹴って外に出た。
「はあ」
大きく息を吐いて私は馬車を振り返る。
これは燃やしてしまわないとね。
手を動かすと、黒い光が馬車を燃やしていく。
私は伸びをした後、その場を離れた。
早くラティーに会いに行かないと。
マクスチュート伯爵が謎の死を迎えて以来、カリックスは私を疑っているようだった。
それでも、私が伯爵を殺害したという証拠はどこにもない。
「私が殺したことをどうやって知るの?」
私は床に描かれた「門」の文様の上に、堕落した神官の体を置く。
神を見捨てた者の肉体と魂、そして鍵をもらった人間。
これで全ての準備が終わった。
後は、これから「扉」を開けるだけ。
ちょうどセアにも大きな怪我を負わせたばかり。
黒い神力にやられたから、しばらく力は使えないだろう。
「全部あなたが招いたことよ」
あなたが譲っていたら、こんなことにはならなかったのだから。
「フィニス神はあなたを選んだが、私には神の影が力をくれた」
捨てられて疎外された私を慰めるように、影の神は力をくれた。
「カリックス、あなたを愛して憎む。あなたの心が決して私のものにならないのなら、むしろ私の手であなたを殺してしまった方がいい」
そして、あなたの魂は私のものになるから。
私は満面の笑みを浮かべ、ドアが描かれた場所に手を当てる。
すると、心臓の中の鍵が反応してドアと共鳴を起こした。
そしてついに、深淵の扉が開く。
世の中を火の海にしたから、それで満足しなければならないの?
私は騎士たちに拘束され、カリックスの前にひざまずかされた。
彼の青い目が私を冷たく見下ろす。
ああ、結局あなたを殺すことはできなかった。
私はもどかしさにため息をつく。
「ルール・エクレイ」
「・・・」
「皇帝陛下と大神殿の意思により、あなたをこの時間から地下監獄に監禁する。あなたの刑罰は皇帝陛下、貴族会議、大神殿によって決まるでしょう」
彼の声は軽蔑と怒りに満ちていた。
でもそんな感情さえ嬉しくて、私はじっと微笑む。
「どうして笑う?」
「今になって、あなたが私のことをちゃんと見てくれるんだなと思って」
「・・・」
私の答えにカリックスは沈黙する。
私は彼の表情が気になったが、同時に見たくなかった。
どうせ、彼は私に一抹の同情心も残っていないだろうから。
「移せ」
カリックスが命令すると、騎士たちは私を引き摺り出した。
私は狂った人のように笑いながら自分の業績を振り返る。
空気中は硫黄の匂いで満ちていて四方が灰の山。
私は目を閉じて考えた。
(疲れた)
原作のルール・エクレイの行動が明らかになりましたね。
この後は処刑されて終わったのでしょうか?
現在のルールの様子が気になります!





