悪女なのにママになりました

悪女なのにママになりました【114話】ネタバレ




 

こんにちは、ツバサです。

【悪女なのにママになりました】を紹介させていただきます。

今回は114をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【悪女なのにママになりました】まとめ こんにちは、ツバサです。 【悪女なのにママになりました】を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介と...

 



 

あの小説の中の悪女に生まれ変わった?

だったら裏切られる前に、彼のもとを去らなきゃ!

カリックス、この結婚…破談にしましょ」

「私からは逃げられませんよ、ルール」

いつかは別の女のもとに行ってしまうくせに…どうして私に付きまとうの?

そしてカリックスの子をみごもってしまうという予想外の展開…再び幸せな日々を送れるかと思ったのもつかの間。

カリックスが他の女とキスする姿を目撃。

お腹の赤ちゃんを守るため、すべてを捨てて遙か遠くへ旅立った。

理性を失うほど執着し始めたカリックスに気づかないまま…

 

ルール・エクレイ:本作の主人公。侯爵家。

カリックス・ロチェスター:原作の男主人公。公爵家。

ラティーシャ:ルールとカリックスの娘。

セア:原作の女主人公。神女。

アリス:魔法使い。ルールの良き相談相手。

アクエルド:ロチェスター家専属の魔法使い。

エドワード:アバロニア皇太子。

アレクシーナ:アバロニア皇女。

【悪女なのにママになりました】まとめ こんにちは、ツバサです。 【悪女なのにママになりました】を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介と...

 




 

114話 ネタバレ

悪女なのにママになりました【113話】ネタバレ こんにちは、ツバサです。 【悪女なのにママになりました】を紹介させていただきます。 今回は113話をまとめま...

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 永遠に変わらない約束

その後、ブリルは私たちを支持すると言った。

さらに、「必要ならば誓いまでする」と話す。

そこまでする必要はないと思う。

彼が嘘をついているようではなかったから。

そして何か、同質感が感じられたんだ。

セアを嫌うという点が同じだから?

「ルール?邸宅に着きましたよ?」

想念に耽っていると、私たちを乗せた馬車はいつの間にか屋敷に到着していた。

やがて母家に着いて中に入るやいなや、ラティーが私たちの方へ走ってくる。

「ママ、パパ!」

「ラティー、元気だった?」

私はラティーを抱き上げて暖かく微笑んだ。

心が暖かくなる。

「家」に帰ってきたという感じ。

「ラティーは元気だったよ!ママとパパは何事もなかったの?大丈夫だった?悪い人が虐めてこなかった?」

ラティーが瞬きをして速射砲のように質問を投げつけてくる。

私はニッコリと笑いながら答えた。

「うん、何事もなかったわ。全部大丈夫よ」

「本当に?」

「もちろん」

「ふぅ、よかった」

ラティーはため息をつき、両腕で私を抱きしめる。

それから私の胸からカリックスに移った。

カリックスもラティーをギュッと抱きしめる。

「お母様、お父様、お疲れ様でした。ゆっくり休んでください」

「ラティー、そんな言葉はどこで習ったの?」

とても大人っぽく話すラティーが面白くて笑うと、ラティーが口をぷんと突き出した。

「ラティーは天才だから知らないことはないの」

「あ、うん・・・。そうなのね」

「ママの反応が気に入らない」

「あ、うん、そうだよね!ラティーは天才よ!」

わざと熱烈なふりをすると、ラティーは私とチラリと見て、呆れたように鼻で笑う。

こ、この娘は・・・。

「とにかく、ママとパパのラティーが愛しています」

そう言って、ラティーはカリックスと私の頬にキスをした。

 



 

カリックスと私はラティーとしばらく過ごした後、部屋に上がってきた。

幸いなことに、浴室にはすでに入浴水が用意されていたので、私はカリックスと一緒にお風呂に入ってパジャマに着替えてベッドに横になる。

「カリックス」

真っ暗で居心地の良い闇の中で、私は静かに彼の名前を呼んだ。

「ありがとう」

「・・・」

カリックスが眉をひそめた。

彼は理解できないという表情だ。

「当然のことなのに、どうしてありがとうと言うのですか?」

「それでも、ありがとうございます・・・」

私を選んでくれて。

神殿と立ち向かう危険を冒してまで、私の味方になってくれて。

「ありがとう。そして愛しています」

カリックスの青い瞳が弱々しく震える。

こういう時には、彼はその歳より幼い少年のように見えた。

彼にそっと微笑むと、彼は近づいてきて私を抱きしめた。

「ルール、これからもずっと私はあなたの味方です。何があっても」

切なく囁く彼に私は両腕で向き合う。

「私も、いつまでもあなたのそばにいます。カリックス」

もう不安ではなかった。

心が痛むこともない。

私は今まで望んできたことを、儚い夢だと思っていたことをついに手に入れた。

永遠に変わらない約束を。

 



 

ルール・エクレイとして生まれ、私はこの物語の主人公になれないと思っていた。

そんな虚しさに囚われたまま生きてきたが、実はその必要はなかったようだ。

私には私だけの話があったから。

過去の私はどうして信じられなかったんだろう?

こんなに正直なあなたの心を。

今は信じて、あなたが本気だということを。

その気持ちがいつまでも変わらないということを。

「カリックス、あなたに話したいことがあります」

だからもう全部出しておきたい。

余すことなく振り払って、軽い気持ちであなたのそばにいたいから。

「この前話そうとして話せなかったことです。魔物襲撃が起きたせいで」

「ああ・・・」

カリックスはその時のことを思い出して不愉快そうに眉をひそめた。

激しい雨風に木の葉が揺れる音が聞こえる。

その音に紛れ込む私の声は少し奇妙だった。

「私は、この人生が最初ではないのです」

カリックスの表情がおかしくなる。

「変に聞こえていますよね?でも本当なのです。前に私が聞きましたよね?私たちが初めて会った日を、覚えているかと」

私は照れ臭そうに笑う。

「あの時、私が座り込んで泣いた理由は前世を思い出したからです。前世であなたは、私が読んだ小説の中の男性主人公でした」

「・・・」

カリックスは混乱した顔をしていたが、私の話を黙って聞いてくれる。

私を狂った人扱いせず真剣に受け止めてくれるようだ。

「そしてその話の中で私は、ルール・エクレイは悪役でした」

カリックスの目が大きく開く。

やがて彼は何か理解した面持ちになった。

「ルール・エクレイはあなたを神女に奪われ、憎しみに囚われたまま多くの悪事を犯して・・・、ついに火刑に処されます」

悪夢で感じた苦痛が私の足首に乗って上がってくるようだ。

深呼吸してから再び口を開く。

「物語の中のルール・エクレイは神女にすべてを奪われただけでは足りず、あなたにさえ裏切られました」

その瞬間、カリックスの瞼が細く震えた。

 



 

とうとうルールが前世の話をしました!

今回話すことができた理由は、封印が弱まっているからでしょうか?

全ての話を聞いた後、カリックスは何を話すのでしょうか?

悪女なのにママになりました【115話】ネタバレ こんにちは、ツバサです。 【悪女なのにママになりました】を紹介させていただきます。 今回は115話をまとめま...
【悪女なのにママになりました】まとめ こんにちは、ツバサです。 【悪女なのにママになりました】を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介と...
【結婚商売】まとめ こんにちは、ツバサです。 【結婚商売】を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介となっております。 ...
【ルシア】まとめ こんにちは、ツバサです。 【ルシア】を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介となっております。 ...
【目覚めたら怪物皇太子の妻でした】まとめ こんにちは、ツバサです。 【目覚めたら怪物皇太子の妻でした】を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹...
【帰還者の魔法は特別です】まとめ こんにちは、ツバサです。 【帰還者の魔法は特別です】を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介となっ...