こんにちは、ツバサです。
【悪女なのにママになりました】を紹介させていただきます。
今回は107話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

あの小説の中の悪女に生まれ変わった?
だったら裏切られる前に、彼のもとを去らなきゃ!
「カリックス、この結婚…破談にしましょ」
「私からは逃げられませんよ、ルール」
いつかは別の女のもとに行ってしまうくせに…どうして私に付きまとうの?
そしてカリックスの子をみごもってしまうという予想外の展開…再び幸せな日々を送れるかと思ったのもつかの間。
カリックスが他の女とキスする姿を目撃。
お腹の赤ちゃんを守るため、すべてを捨てて遙か遠くへ旅立った。
理性を失うほど執着し始めたカリックスに気づかないまま…
ルール・エクレイ:本作の主人公。侯爵家。
カリックス・ロチェスター:原作の男主人公。公爵家。
ラティーシャ:ルールとカリックスの娘。
セア:原作の女主人公。神女。
アリス:魔法使い。ルールの良き相談相手。
アクエルド:ロチェスター家専属の魔法使い。
エドワード:アバロニア皇太子。
アレクシーナ:アバロニア皇女。

107話 ネタバレ

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 意外な記録
「おかしくない?襲撃の時に生存した聖騎士が大公殿下に報告した当時は、そのような内容はなかったと言っていたのに、遅れて幻覚を見たという証言をするなんて・・・。絶対に怪しいわ」
アリスの言葉に私は頷く。
彼女の言葉通り、聖騎士たちの証言は怪しげだったが、大神官はそれを事実として受け入れたようだ。
したがって、悪鬼に取り憑かれたというセアの主張は信憑性をもって受け入れられた。
その上、皇帝はもちろん貴族の大多数が今回のことを大きな問題に育てずに終わらせることを望んでいる。
「あまりにも目眩がする世相だから、みんな混乱が起きることを望まないのでしょうね」
相次ぐ魔物出現。
そして、悪鬼に悪魔まで。
尋常でない時局だから、皆が混乱よりは安全を望んでいるのだ。
(もし、神女が殺人を犯そうとしたとい醜聞が広がっていけば、大神殿に対する不信が抑えきれないほど大きくなるでしょう)
それにもかかわらず、多数と異なる意見を掲げる側もある。
主に皇帝派貴族からなる彼らは、カリックスの告発を積極的に支持しながら、この機会に大神殿の影響力を減らすべきだと表明していた。
(おかげで、セアが2日間監禁された状態だけど・・・)
いくら大神殿だとしても、今回のことのように重大な事案を皇帝と貴族の顔色を伺わず勝手に処理することはできなかった。
皇帝は「貴族会議の決定を受け入れる」と言ったので、裁判まで行くかどうかは貴族会議にかかっている。
簡単に言えば、状況が狂っているところだ。
そしてカリックスは先日、魔法商人組合を捜索し、「チェドワース侯爵家の印章が押された暗号文」を発見した。
それを解読すると、ラティーの誘拐事件に皇太子の指示があったことが明らかに。
カリックスはこの事実を密かにアレクシーナ皇女に知らせ、アレクシーナは爆弾を爆発させるのに適した時期を待っている。
(皇太子がセアを守ろうと動き出せば、その時から始まるわ)
しかし、皇太子とチェドワース侯爵家側も非常に慎重なのか、簡単には動かなかった。
カリックスが魔法商人組合を捜索したことを知っているはずだから、下手に動けないのだろう。
皇太子とチェドワースも、すぐには大きな脅威にはならない。
こっちで弱点を握っているのだから。
その間に、私は7年前に深淵の扉が開いたことを調べた。
そして意外な記録を発見する。
その記録は、門が開く半月前、神官の一人が行方不明になっていることだ。
(その神官が既に堕落していたのか、それとも半堕落していたのか分からないけど、15日で十分だ。ドアを開ける準備をするには・・・)
ただし、そこには一つの仮定が前提にならなければならない。
神女のセアが堕落した存在であること。
(でもセアは確かに光の神力を使ったわ。それなのに、私を攻撃した時の力の波動は黒だった)
いわば、セアは光と闇の神力の両方を使えるということ。
(そのためには、一つの方法しかないのだけど・・・)
私はじっくり考えてから、隣にいるエクアルドに尋ねる。
「エクアルド。属性が相反する二つの魔力を同時に使う魔女を見たことがありますか?」
「なぜ急にそんなことを?」
「ただ気になったので」
たとえば、セアが実は神女ではなく魔女であり、すべては大神殿で仕組まれたものではないかという・・・。
「そうですね・・・、稀にそんなことがありますが、最近はほとんどないと思います。魔女の個体数がかなり減ったこともありますし」
「そうですか・・・。世間では知られていませんが、フィニス神には暗い裏があることを、あなたも知っていますよね?エクアルド」
すると、エクアルドは真剣な表情で私を見つめた。
「私はちょっと変わった生まれなので当然知っていますが、レディーがそのことを知っているという点は非常に意外ですね」
「私も実はちょっと変わっていますので。では、『鍵をもらった人間』については知っていますか?」
すると、今度はエクアルドの表情が目立って固まる。
「それは・・・、鍵については・・・、あなたがどうして知っているのですか?レディー・エクレイ・・・」
彼は信じられないように唇を震わせた。
(やっぱり言わない方がよかったかな)
フィニス神の悪面である「影」や「鍵」について全て原作から見て知った情報だ。
すなわち、平凡な貴族の令嬢であるルール・エクレイが知ることができないはずの事実。
私も知らないうちに気が焦っていたのかな・・・。
けれど、このようなことを話せる相手は龍のエクアルドだけだから。
「鍵をもらった人間」とは一体なんのことでしょうか?
セアがそれに大きく関わっている?
エクアルドがどこまで知っているのか気になりますね!





