こんにちは、ツバサです。
【悪女なのにママになりました】を紹介させていただきます。
今回は106話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

あの小説の中の悪女に生まれ変わった?
だったら裏切られる前に、彼のもとを去らなきゃ!
「カリックス、この結婚…破談にしましょ」
「私からは逃げられませんよ、ルール」
いつかは別の女のもとに行ってしまうくせに…どうして私に付きまとうの?
そしてカリックスの子をみごもってしまうという予想外の展開…再び幸せな日々を送れるかと思ったのもつかの間。
カリックスが他の女とキスする姿を目撃。
お腹の赤ちゃんを守るため、すべてを捨てて遙か遠くへ旅立った。
理性を失うほど執着し始めたカリックスに気づかないまま…
ルール・エクレイ:本作の主人公。侯爵家。
カリックス・ロチェスター:原作の男主人公。公爵家。
ラティーシャ:ルールとカリックスの娘。
セア:原作の女主人公。神女。
アリス:魔法使い。ルールの良き相談相手。
アクエルド:ロチェスター家専属の魔法使い。
エドワード:アバロニア皇太子。
アレクシーナ:アバロニア皇女。

106話 ネタバレ

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- お姫様と王子様たち
「パパ、大丈夫?」
翌朝、カリックスは目を覚ますとすぐに自分の前で煌めく緑色の瞳に言葉を失った。
「パパ、パパ、起きて!死んじゃだめ!」
しばらく目を閉じただけなのに、ラティーシアは大げさな声で叫び、カリックスを激しく揺さぶっている。
カリックスは死んだふりをした。
「うわぁ、ママ!パパが死んだ!」
「ラティーがキスをすれば助かるわよ」
隣でルールの穏やかな声が聞こえた。
カリックスは漏れそうになる笑いをなんとか飲み込んだ。
その後間もなくラティーシアはカリックスにキスをし、彼は目を見開いた。
緑色の丸い目が彼の姿を埋め尽くしている。
「眠っているパパ姫が目覚めたよ、ママ!」
「そうやって組み合わせると変だね、ラティー」
カリックスは失笑して立ち上がった。
それより先に起きたルールがラティーシアの髪を手で梳かしている。
ラティーシアの曲がりくねった金髪は、昨夜爆弾で撃たれたかのように爆発していた。
「髪の毛が凄いわね、ラティー・・・。カリックスが子供の頃もこれほどじゃなかったわ」
「ラティーはパパよりずっと綺麗だから大丈夫」
「うん、そうだね・・・」
ルールはラティーシアの虚勢に慣れているかのように頷く。
カリックスは意地悪な笑みを浮かべ、やっと片付いたラティーシアの髪を乱した。
すると、ルールとラティーが同時に叫んだ。
「あ、カリックス!」
「パパ!」
そんな二人が可愛くて、カリックスは明るく笑って両腕を広げてルールとラティーを抱きしめる。
「よく眠れましたか?王子様たち?」
「うん!お姫様!」
カリックスの意地悪な質問に、ラティーは興奮して答えた。
「私が一晩中夢の国に行って、姫のために星を取ってきたの!」
「それは光栄ですね、お姫様。それで、その星はどこにあるのですか?」
「ここにあるよ!」
ラティーは突然何も握っていない拳を突き出し、カリックスの左胸を殴る。
カリックスは病気のふりをした。
「うっ、夜空の星が拳だとは知りませんでした、王子様」
「違うよ」
ラティーは首を横に振る。
そばで見守っていたルールは呆れながら失笑した。
そしてラティーの言葉を受け止めようとしたカリックスは、突然妙な感覚を感じて立ち止まる。
「・・・なんだろう?」
ラティーが軽く叩いたところから、日差しのように暖かい気運が漂っている。
カリックスはその辺りに触れた。
勘違いだろうか?
でも相変わらず暖かさが漂っている。
「・・・」
もしかしたら、ラティーは本当に特別な能力を持った子供かもしれない。
「ママ!ラティーお腹空いた!」
「そうね、朝ごはんを食べましょうか」
「うん、いちごジャムのサンドイッチが食べたい!」
カリックスはラティーシアとルールをじっと見つめた。
彼が世界で一番愛する二人を見るたびに、彼は言葉では言い表せない幸せを感じた。
「カリックス?」
愛情のこもった視線。
彼を生きさせる全てが目の前にあると言っても過言ではない。
カリックスは笑顔でルールとラティーシアに近づく。
空越しに入ってきた日差しが、二人の上に溢れていた。
神殿から派遣された神官がロチェスター邸に滞在することに。
神女が事実上監禁されたという知らせを聞いてから、二日目になる日だった。
「神女様は悪鬼と戦うために被った後遺症を訴え、飲食を全廃しております。可哀想な神女様・・・」
「カミーユ」という名の神官は、神女に対する忠誠心が凄いようだ。
彼はカリックスが神女を告発したことを撤回してほしい様子だった。
それを表に出したわけではないが。
もちろん、だからといって聞くカリックスではない。
彼は一介の神官の訴えはもとより、セアを支持する一部貴族の嘆願書や善処を求める大神官の手紙も無視した。
キャンベル邸宅での事件があってから三日目。
大公と侯爵令嬢を殺そうとしたセアの疑いは、まだ認められていない状態だ。
もし裁判が開かれることになったら、私はカリックスと一緒に法廷に立って証言しなければならないが、どうやら裁判まで進むようではなかった。
それもそうだろう、セアが「悪鬼の影響を受けてしばらく理性を失い、大公と侯爵令嬢が魔物に見えた」という言い訳をしているからだ。
その上、その悪鬼が現れた時、本当に幻覚を見たという聖騎士たちの証言が力になっている。
3人の幸せな光景をもっと見ていたい!
ラティーの力が気になりますね。
セアの処遇はどうなるのでしょうか?





