こんにちは、ツバサです。
【悪女なのにママになりました】を紹介させていただきます。
今回は102話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

あの小説の中の悪女に生まれ変わった?
だったら裏切られる前に、彼のもとを去らなきゃ!
「カリックス、この結婚…破談にしましょ」
「私からは逃げられませんよ、ルール」
いつかは別の女のもとに行ってしまうくせに…どうして私に付きまとうの?
そしてカリックスの子をみごもってしまうという予想外の展開…再び幸せな日々を送れるかと思ったのもつかの間。
カリックスが他の女とキスする姿を目撃。
お腹の赤ちゃんを守るため、すべてを捨てて遙か遠くへ旅立った。
理性を失うほど執着し始めたカリックスに気づかないまま…
ルール・エクレイ:本作の主人公。侯爵家。
カリックス・ロチェスター:原作の男主人公。公爵家。
ラティーシャ:ルールとカリックスの娘。
セア:原作の女主人公。神女。
アリス:魔法使い。ルールの良き相談相手。
アクエルド:ロチェスター家専属の魔法使い。
エドワード:アバロニア皇太子。
アレクシーナ:アバロニア皇女。

102話 ネタバレ

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- セアの本性
「はっ!」
セアは大声で失笑し、席から再び起きた。
彼女が大股で近づくと、カリックスも立ち上がる。
二人は近くで向かい合い、青黒い二対の瞳から火花が散った。
「カリックス、そんな感情は幻想に過ぎません。誰かに対する絶対的な愛なんて、存在しないと・・・」
「あなたが経験したことがないからといって、すべて偽物というわけではありません」
「いいえ!そんなものがあったら、私は、私は・・・!」
セアは神経質に叫び、やがてうつむいて唇を噛み締める。
そして陰気な声でつぶやいた。
「私が信じるのは一つです」
「・・・」
「間違いなくハッキリして正確なこと。化学、真理・・・。今回は・・・」
再び顔を上げた瞬間、セアの目がゾッとする。
「今回は使いたくなかったのに」
カリックスは彼女から奇妙な違和感を感じ、素早く剣を抜こうとした。
しかし、セアが力を使った方が早い。
「くぅ・・・!」
一瞬光が輝き、カリックスの体がぐらついて後ろに倒れた。
ソファに座り込んだ彼を見下ろしながら、セアは悲しそうな笑みを浮かべる。
「どうせあなたも、あの女も、私には勝てない・・・」
セアは内ポケットから小さな瓶を取り出す。
それからその栓を開け、中に入った液体を口の中に注ぎ込んだ。
「何を、しようとしている・・・」
カリックスは息を切らしながら口を開く。
セアにやられた攻撃で彼の頭から血が流れていた。
やがて彼らの唇が触れ、セアの口の中から流れ込んだ液体がカリックスの喉を濡らしながら降りていく。
カリックスは燃えるような熱さに眉をひそめた。
押しのけようとするが、神力にまともに殴られたせいか手に力が入らない。
正体不明の液体にはセアの血が混じっていた。
セアが唇を離そうとした瞬間。
突然応接室のドアが開くと、見慣れた令嬢が中に押し寄せた。
カリックスは一気に彼女を見抜く。
「ルール・・・!」
その瞬間、彼を侵食した感情は恐怖。
今彼女がこの光景を見れば、酷い誤解を招くことは明らかだった。
カリックスは溺れた人のように暴れてセアを振り落とそうとする。
しかし、思い通りにいかなかった。
カリックスは、自分を見つけたルールの顔から衝撃が広がるのを感じる。
彼は絶望した。
「ル、ル・・・、これは、くぅ・・・!」
全身が燃えるように熱くなり始める。
カリックスが苦しんで床を転がると、セアは彼に手を伸ばした。
しかし、その手が届く直前、ルールがセアの手首を掴む。
カリックスはルールを哀れそうに見た。
彼女に見捨てられるのが怖かったのだ。
しかし、彼はすぐに気づく。
衝撃が消えたルールの瞳に滲み始めた怒りが、自分ではなくセアに向かっているという事実を。
「今、これは」
ルールはセアの手首が震えるほど強く握りしめ、嵐のような声で話した。
「これは何をしているの?」
私は目の前の光景に言葉を失う。
カリックスが心配で、テス・ロンベリーとエクアルドを説得してここに着いたばかりだった。
ソファに散らばったカリックスと彼から唇を離すセア。
彼の頭からは血が流れ出ており、彼は酷く苦しい表情で腹部を抑えている。
カリックスに何かあったに違いない。
セアの手首を痛めるほど強く握りしめ、私は怒りに満ちた声で言った。
「これは何をしているの?」
セアは私の言葉を無視して、床に転がっているカリックスをチラリと見る。
カリックスの視線はずっと私に向けられ、彼は目で切望していた。
今のは誤解だと。
どうか、自分を信じて欲しいと。
「カリックス・・・」
私はセアの手首を乱暴に離し、カリックスの元に急ぐ。
幸い苦痛は消えたように見えたが、状態がよく見えない。
「カリックス、大丈夫ですか?」
「ルール、今のは誤解・・・」
「大丈夫。分かっていますから喋らないで」
熱いものが喉に込み上げてきた。
カリックスを抱きしめ、頭を上げてセアを睨む。
彼女は眉をひそめてカリックスを見つめながら何か呟いていた。
「・・・通じないじゃない。こんなはずがないのに・・・」
通じなかったなんて、どういうこと?
カリックスの状態をきちんと調べるには、外にいるエクアルドを呼ばないと。
「やっぱり、お前のせいね?」
その時、セアが私を冷たく注視しながら独り言のように話した。
「私のせいですって?」
「お前の顔を見ると、知っていて何かをしたようではないけど」
「一体何を言っているのか分かりません。神女様、一体カリックスに何を飲ませたのですか?」
「・・・」
「いくら神女様だとしても、帝国の唯一の大公にこんなことをしたことが知られれば・・・」
「それなら知らなければいいだけ」
セアがついに本性を剥き出しにしましたね!
カリックスに飲ませた液体は?
媚薬のようなものでしょうか?
セアの手からカリックスを守ることができるのでしょうか?





